暇だけはある大学院生のコンサート鑑賞記録です。ジャズとクラシックが中心。気ままに書いていきます。
音楽聴きまくりLife♪
11/14 神奈川フィル第258回定期演奏会
2009-11-14-Sat  CATEGORY: 神奈川フィル
神奈川フィル定期258回

午前中に用事があり、みなとみらいホールへ急いで滑り込み。
ホールに着いた時にはちょうどロビコンが始まったところでした。

本日のロビコンは、ヴィオラ首席:柳瀬さんとチェロ首席:山本さんのデュオ、でした!
曲目は、
「シュターミッツ/ヴィオラとチェロのための二重奏曲第1番より第3楽章」

ハイドンの匂いを感じるシンプルながらも奥が深い曲でした。
山本さんいわく「安請け合いしたけど、けっこう難しかった。」とのこと。
ちなみに、シュターミッツという人はドイツのチェコ系作曲家だそうで、今日のプログラムを強く意識しているのでしょう。

首席トロンボーン奏者倉田寛さんの新発売CDの宣伝もしてました。
トロンボーンだけでなくご自慢の歌声も入っているとのことです。


●メンバーと曲目
指揮:マルティン・トゥルノフスキー
演奏:神奈川フィル

チェロ独奏:フランシス・グトン

コンマス:長原幸太


ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲
マルティヌー/交響曲第4番


メインがマニアックな曲だからか座席はパラパラ空いていました。

指揮のトゥルノフスキー氏はチェコ生まれの巨匠ということで、曲目もチェコ関係がメインとなっています。
1928年生まれってことは81歳!?
どんなヨボヨボのじいさんかと思っていたら、予想に反して颯爽と登場。スマートで白髪がキレイなおじいさまでした。
指揮姿を遠目で見たら、60歳と言われても納得してしまいそうです。

コンマスは珍しく石田さん不在で、大阪フィルから長原さんでした。


2曲目はチェロコンチェルト。チェロコンと言えば、エルガーの曲とドヴォルザークの曲が2トップでしょう。
でも、ドヴォルザークの方はこれまで生で聴いたことがありませんでした。

オケがじっくりと主題を提示してからチェロ独奏へ。
グトン氏の音は自己主張は少なめで透明感があるタイプ。私は好きなタイプの音です。
神奈川フィルだからこういう人を呼んできたのでしょう。
ボヘミア風の第2楽章はあってる気がしました。

ただ、オケとチェロが一緒に演奏する時にチェロが良く聴こえないところがあったり。
CDではなくて生演奏だからか、それとも奏者の音が弱いのか。まあ、オケの真横の席に座ってた身なので判断しかねますが。

協奏曲とはいえオケの活躍の場も多く、特に木管やホルンの方々は頑張ってました。


休憩挟んでメインのマルティヌー。この公演まで全く知らない作曲家でした。
トゥルノフスキー氏の十八番だそうで、この曲は暗譜で指揮。

時代は一気に近代に飛んで、拍子が揺れてふわふわ浮かんでいるような不思議な第1楽章。
ピアノが特徴的でした。異質な音がオケにアクセントをつけてました。

初めて聴く作曲家の曲にしてはダレることなく最後まで楽しめました。

そして、ショスタコやドビュッシーを聴いた時も思ったんですが、神奈川フィルってけっこう近現代の曲が合う気がします。

知らない作曲家でもまだまだ面白い曲はあるんだなと思いました。


もっとも、良く知ってる作曲家でも新たな発見はあるものです。
ということで、次の神奈川フィルは金聖響体制になってから初の第九の予定。どうなることか。
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11/3 神奈川文化賞祝賀演奏会
2009-11-03-Tue  CATEGORY: 神奈川フィル
神奈川文化賞祝賀演奏会

めっきり寒くなりましたね。太陽がサンサンと照ってるというのに寒風が。
今日は神奈川県民ホールで行われた神奈川文化賞の演奏会へ行ってきました。

神奈川の文化の向上発展に尽力した人を表彰するというコンセプトの神奈川文化賞。
今年の受賞者は絵本作家の加古里子(かこさとし)さんや、6月の神奈川フィル定期で委嘱作品を作曲した武智由香さんなどでした。

前半が贈呈式で後半が祝賀音楽会という構成になっており、お目当ては後半の演奏会。
席は前から5列目というかぶりつきの良い場所でした。

●メンバーと曲目
指揮:金聖響
演奏:神奈川フィル

ヴァイオリン:石田泰尚
ヴィオラ:柳瀬省太

モーツァルト/ディベルティメント ニ長調K.136
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364


1曲目は弦楽五重奏。コンマスは存じ上げない方でした。
聖響さんらしくキビキビとした予想通りのモーツァルト。
モーツァルトのディベルティメントってどれも同じように聴こえてしまいます。

2曲目でソリスト両氏が登場。
柳瀬さんのヴィオラの素晴らしさを堪能できました!
石田さんが華麗にメロディーを奏でているのを縁の下の低音でどっしりと支える安定感。
聴く側を落ち着かせるヴィオラの良さを引き出している音で、ヴァイオリンとこれまた良いハーモニーに。
ますます柳瀬さんの株が上がりました。

もちろん我らがコンマス石田さんの活躍は言うまでもなく。
いつも通りのアクションでした(笑)
ヴァイオリンの音がソリストっぽいキンキンと遠くまで響く音になってました。
最近ヴァイオリンを変えたためでしょうか。相当影響するんですね。


なんと予想外のアンコールが! しかもVn&Vaのデュオでした!
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K.423(第3楽章ロンド)
5分ぐらいガッツリと演ってくれました。
2人の掛け合いがピッタリ!これだけでも来たかいがありました。
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2010-2011シーズン
2009-11-02-Mon  CATEGORY: 雑記

オケのHPを巡回していると、ボツボツ来年度シーズンの演奏会の予定が出てきてますね。

今日、我らが神奈川フィルの定期会員継続の案内が来ました。
マイ・フェイバレット会員としてはどれを選択するかが迷うところですが、それがまた楽しみで。

常任の聖響さんの定期出番は9回中5回、テーマがマーラー。
これに加え聖響音楽堂シリーズが4回、こっちはメンデルスゾーンとシューベルト。
獅子奮迅の活躍になりそうです。
あまり積極的に聴いたことがない作曲家ばかりなので、いい機会とぱかり色々聴いてみますか。

そして、注目の現田さんはフォーレのレクイエム。
まったく予想外の選曲。
以前、ヴェルディのレクイエムは振ってましたが、果たしてどうなるんでしょう?
もちろん行きますけどね。

明日は県民ホールで神奈川フィルの演奏を聴くので、どの公演にするかしばらく悩んでるとしますか。
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10/17 リベラ・クラシカ第24回公演
2009-10-17-Sat  CATEGORY: クラシック(オーケストラ)
リベラクラシカ

先日は中川俊郎さんの現代音楽でしたが、今日は一転して古典派です。

オーケストラ・リベラ・クラシカの公演に行ってきました。
チェロ奏者の鈴木秀美さんが主宰していて、日本では珍しくハイドンを中心に演奏しているオケです。
何でも、「古典派音楽をオリジナル楽器で聴くチャンスが日本では未だに少な」かったので、作ってしまおうというのが設立の動機だったそうで。


会場は初めての朝日ホール。築地のすぐそばなんですね。
早めに行って学生当日券で潜入。
思いのほか小さめのホールで、席は後ろの方でしたが音は案外良かったです。
古典派の演奏をするサイズとしてもちょうどいいぐらいとのことで。

しかし対象がマニアックなためかきてる客層もレベルが高そう…。


●メンバーと曲目
指揮:鈴木秀美
演奏:オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)

モーツァルト/交響曲第29番
ハイドン/交響曲第88番「V字」
ベートーヴェン/交響曲第1番


ハイドンメインのオケなのに、今回はベートーヴェンが入ってます。
ハイドンの作品を初期から演奏してきたオケという立場から、ベートーヴェンを演奏したら新たな発見があるのでは?という面白いコンセプト。
確かにプレ・ロマン派的な視点からの演奏ばかりですからね。

まずは前半でオケの音を堪能。
この2曲は18世紀末期の古典派の「完璧な」名曲、というコンセプトらしい。

すべて古楽器ということで、えらくシンプルな外見のナチュラルホルンや片手持ちのトランペットなど独特の楽器が登場。
弦楽器とかも何か違うんでしょうね。

そして確かに音が違う!
現代の“ハイテクな”楽器とは違ってシンプルで素朴な音に感じました。ヴィブラードもかけないし。
同じ曲でもがらりと変わるのは面白いんですが、地味だから現代では大衆受けしない→だからマニアックなのでしょうね。

こういう古典派的な演奏はごまかしが効かない分、専用のオケを作り、ソリスト級の名手ばかりを集めないと上手くいかないものなのでしょう。


後半、メインのベートーヴェンがOLC風に様変わりしていて驚きました。
何と言えばいいのか…。
熱情とか歓喜のような余計なものがくっついていないピュアでクリアなベートーヴェンの1番でした。
もちろん表現が平板などということはなく、起伏もあって聴いてて楽しい演奏。
鈴木さんの飄々と楽しそうな指揮と精鋭揃いの息が合った小編成オケがあるからこそできることでしょう。
「英雄」も「運命」もまだ作ってないから、確かに当時の第1番はこんなのだったのかもと思わせる説得力がありました。

アンコールはベートーヴェンのメヌエットでした。


終演後は、何とロビーにワイン(無料)が登場。もちろん一杯頂いてきました(^^)
鈴木秀美さんや他の楽団員もやってきて、飲みながら語りあっている集団があちらこちらでできていました。
こういう機会が設けられているオケっていいですよね。
根強いファンに支えられ、このオケはまだまだ歴史が続いていくことでしょう。
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10/8 名曲リサイタル公開録音
2009-10-08-Thu  CATEGORY: クラシック(その他)
偶然にも2日連続でNHKの番組観覧となりました。

今日はラジオ番組「名曲リサイタル」
サックスの田中靖人さんの演奏を聴いてみたくてハガキを出しました。
台風も午後には過ぎ去り、NHKまで行くのも楽で良かったです。


●メンバーと曲目
サックス:田中靖人
ピアノ:白石光隆

ドゥメルスマン/幻想曲
ビゼー/「アルルの女」組曲第2番から間奏曲
ドビュッシー/ラプソディー
ミヨー/スカラムーシュ


ヴァイオリン:高田あずみ
ヴァイオリン:高田はるみ

プロコフィエフ/「2つのバイオリンのためのソナタ」作品56から
ミヨー/2つのバイオリンのための二重奏曲
イザイ/「2つのソロバイオリンのためのソナタ」から
モーツァルト/トルコ行進曲



前半はサックスの歴史をたどる曲構成とのこと。
田中さんと白石さんは同い年で、しかも18年間も共演しているとのことで息が合ってました。トーク中に後ろで突っ込みを入れてたり。

ラストのミヨーは田中さんが一番多く演奏している十八番とのこと。
楽しそうに吹いていました。


後半はご姉妹でヴァイオリンデュオ。
お2人とも古楽器オケのリベラクラシカメンバーだそうですが、今回は20世紀の作品という趣向。
デュオでは今年に初めて演奏会を開いたそうで、1曲目のプロコフィエフがそのきっかけだったとか。
白眉はイザイ。無伴奏曲でやたらめったら難しいイメージがありますが、今回の曲も非常に難しいとのこと。
曲間のトークで「この曲を弾くのには4人欲しい」というほど。
曲は一見サラサラと流れていくのに対し、重音弾きが多く大変そう。適当に聴き流していると難しい曲だとも分かりません。
それだけこのお2人が上手だということでしょう。
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