2017 / 11
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ばらの騎士パンフ1

ばらの騎士パンフ2


オケや室内楽だけじゃなく、たまにはオペラを聴きたい!
昨年は「魔笛」でしたが、今年は「ばらの騎士」に。
今年度の東海でのクラシック公演で1番楽しみにしていました!
「組曲」は実演(ゲッツェルさん&神奈川フィル)で名演を聴いてて、オペラもずっと気になっていたので、ようやく実現しました。

予習は音楽は敢えてほとんど聴かず、背景はおさえておこうと本でしっかり。
岡田暁生さんの本は3冊読んでましたが、博士論文が「ばらの騎士」だったとは知りませんでした。
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●メンバーと曲目
指揮:ラルフ・ワイケルト
演出:リチャード・ジョーンズ

元帥夫人:森谷真理
オックス男爵:大塚博章
オクタヴィアン:澤村翔子
ファーニナル: 清水勇磨
ゾフィー: 山口清子
他多数

合唱:二期会合唱団
オーケストラ:名古屋フィル



全3幕の長丁場ながら、色彩豊かで、優雅で、コミカルだったり、メランコリックだったりとあっという間でした!
細々した展開のドラマを、R.シュトラウスの音楽がとにかく雄弁に包み込む。
すっかり夢見心地に。


※予習本の岡田暁生『オペラの終焉』より引用。
「ジングシュピール風の素朴なメルヘンあり、オペラ・ブッファのしゃれた笑いあり、ワーグナー楽劇の圧倒的な響きの官能あり、ヨハン・シュトラウス顔負けのワルツの大サービスあり、イタリア風カンタービレあり、オペレッタお得意の感傷とロマンあり。
…「オペラ」というものの一番おいしいところだけを集めて作ったのがこの作品なのである」(P263)

これだけの要素が詰め込まれていたら、そりゃ飽きずにあっという間に終わりまで聴き入ってしまいますね

まず何より、名古屋フィルの皆さんが本当にお疲れ様です。
長丁場にも関わらず最後までしっかりしていたのがさすがです。体力が無いオケだと最後ヘタってくるので…。
特にホルンが大活躍!
オクタヴィアンのテーマとか出番多すぎ。首席の安土さんをはじめとしてブラボーです。


歌手陣では、元帥夫人の森谷さんとオックスの大塚さん!
さすがの存在感のお2人。

森谷さんは昨年の「魔笛」でのパミーナでこの人は何者だとチェック、夜の女王より存在感があったような。
そんなお方の元帥夫人が気になったので日曜公演を選択。
パミーナの時は娘の役でしたが、個人的には今回の気品あふれる元帥夫人の役の方が合ってる気がしました。
このオペラの“貴”と“俗”の“貴”を見せつける大役ですが、堂々と演じ切っていました。
最後の有名な三重唱でもしっかり声が聴こえて、文字通りセンターを張ってました。この場面は思わず背筋をピンとして聴き入ってしまいました。

大塚さんはたぶん今回初めて歌声を聴きましたが、落ち着く声で良かったです。
“俗”担当の影の主役で、しかも男声は実質1人だけなのでここが崩れるとどうしようもないのですが、しっかり屋台骨を支えていました。
二期会のblogでご本人いわく「このオックスはバスの役の中で、世界一難しい役だと思いました。ドイツ語の言葉は多いし音符も多い。そして早いし歌いっぱなし。音域も3オクターブ近く使う」だそうです。
[http://www.nikikai21.net/blog/2017/04/7_11.html]
歌だけでなくコミカルな演技もステキでした。
「ラララ~♪ラララ~♪」

そして、ポップな舞台がオシャレ!
デザインがいいし、照明の色がどんどん変わって登場人物の心理の変化が反映されるのも面白かった。
いつも美術鑑賞で使っている単眼鏡が大いに役に立ちました(^^)

ただ、客席に空席が目立ったのが残念…。
終演時の元帥夫人とオックス男爵への拍手の音量が寂しかったです。
キャスト違いとはいえ2日連続だったためでしょうが、もったいない話です。


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●メンバーと曲目
ヴァイオリン:前橋汀子

指揮:ヴァハン・マルディロシアン
演奏:東京フィル

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
エルガー:愛の挨拶
ショーソン:詩曲
マスネ:タイスの瞑想曲
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ


いつもと違う方向性で、サントリーホールの前橋汀子さんヴァイオリンリサイタルへ。
ショーソンの詩曲での熟練の深みの音が良かった。
客席はファンのご婦人方がたくさんで大ホールが満席!
10ヶ月後のチケット申込みに列ができてたし。
クラシックでもこういう世界があるのだなと。

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●メンバーと曲目
指揮:上岡敏之
演奏:新日本フィル

ピアノ:デジュー・ラーンキ

コンマス:崔文洙


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
マーラー:交響曲第5番


いつもは神奈川フィルを聴くみなとみらいホールなので、今日は少し違和感がありました。

前半はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。
ラーンキさんはダンディな見た目に反して、若々しく力強いピアノ演奏でした。
上岡さんと息がピッタリ、演奏の方向性も気が合いそう。


後半は上岡さん節全開!のマーラー5番。
いやー楽しかった!
オケの歌わせっぷりがオペラ経験豊富な指揮者らしい。
テンポ揺らしの連続でしたが、オケが食らいついて音に酔いそうでした。

20170909 名古屋フィル第449回定期

●メンバーと曲目
指揮:井上道義
演奏:名古屋フィル

ヴィオラ:ウェンティン・カン

コンマス:田野倉雅秋


ストラヴィンスキー: 交響詩『夜鳴きうぐいすの歌』
ウォルトン: ヴィオラ協奏曲
ペルト: フラトレス (弦楽と打楽器)
ヒンデミット: ウェーバーの主題による交響的変容


当初予定していたブラビンズ氏は親族の病気で降板。今シーズンのプログラム発表から楽しみにしていたのに残念…。
急遽、代振りとなったのは井上道義さん、観てても面白くてけっこう聴きに行く指揮者なので不満は無し。
何がすごいって、このマニアックな曲目で藤倉大さんの新作以外はそのまま引き受け、見事に演奏会をやり遂げたということです。いやはや。
指揮もノリノリだったし、けっこう道義さんの好みの曲目だったのかな?

1曲目のストラヴィンスキーから、道義さんが踊る踊る!
短い断片が次々につながって場面が変わっていく。中国風のメロディーも混じったり。

個人的なハイライトはヴィオラ協奏曲。ウェティン・カンさんは曲の雰囲気にピッタリのブルーのドレスで登場。
第1楽章の切々と語るメロディーのヴィオラ独奏から良い感じ。
もう夏も終わって秋の入り口となる9月にピッタリ。
陽性のオケの音と対照的な陰性のヴィオラの音の深みが魅力的な曲でした。
たいていの楽器の協奏曲はソリストがキラキラ前面に出るものなのに、逆で面白い。

面白かったのはペルトのフラトレス。道義さんが加えたセンス良い1曲。
一聴すると、教会音楽のような瞑想的でポリフォニックなメロディーが弦楽器で演奏されるというキレイな曲。
でも、癒しは無くどこか落ち着かない。(※不協和音が使われているらしい)
しかも、合間合間でどこか遠くにいるクラベスとバスドラが合間合間で不穏な中断を繰り返す。
夢と現実の対比、平和な日常が崩壊する予兆の不穏さ、を感じる曲でした。


全て20世紀作品というマニアックさでしたが面白い作品ばかり。いいね!
予想通り空席が目立ちましたが、定期演奏会たるもの名曲全集ばかりではなく、時々はこういう意欲的なプログラムも見識を広げるために入れてほしいものです。
来年度のシーズンプログラム発表は10月らしいので、楽しみにしていましょう。

久々のライブハウスで気分一新してきました!

20170729 T-SQUARE

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●メンバー
ギター:安藤正容
サックス&シンセリード&フルート:伊東たけし
キーボード:河野啓三
ドラムス:坂東慧
ベース(サポート):田中晋吾

日本を代表するフュージョンバンドのT-SQUARE。
結成は1976年なので、今年で何と41年目!
しかも毎年アルバムを出し続けている現役バリバリのグループなのです。


私はエレクトーンを習っていて知ったクチですが、吹奏楽やF1テーマ曲で知った人も多いのではないでしょうか。
ライブ経験は、2007年と2009年にラジオ収録のためのミニライブはありましたが、今回のような約2時間のフルライブは初めてでした。

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観客の年齢層は自分の親世代が中心のアダルトな雰囲気。ヘタすると自分が一番下の年代かも。
何やら前説をしていると思って入ったら、ギター演奏が始まったので慌てて席へ。
良く見ると、安藤正容さんとみくりや裕二さん。アコースティックギターDUOである"あんみつ"のコンビでした。
事前情報無し。このユニットの演奏も聴いてみたかったので、嬉しいサプライズでした(^^)
ガッツリ3曲演奏。

その後、ようやく本編がスタート。あっという間の2時間でした。
最新アルバム曲が中心、他らない曲も多かったですが、T-SQUARE特有の口ずさみたくなるメロディーは共通なので問題ナシ!
ノリノリな曲から、アコースティックなトリオやデュオまで幅広く楽しめました。

特に、安藤さんの生のエレキギターサウンドがイイですね~。
派手なフレーズでも耳に煩わしくなく、心地よく聴ける安心感があります。さすがリーダー。

最後の曲の終了後は撮影解禁(!)となったので、SNS拡散に協力せねば!とパチリパチリ。

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最後に、

親切なことに会場出口にセットリストが掲示されていました。
発表年を加えて以下にまとめてみましたが、年月の幅の広さがすごい! 自分が生まれる前の曲とかあるし。
アンコールは3曲、そのうち2曲が鉄板曲でした!

●セットリスト(★:最新アルバム「REBIRTH」収録)
1.REBIRTH(★)
2.Season of Gold(★)
3.Splash Brothers(★)
4.Trip!(★)
5.Little Violet(★)
6.Sabana Hotel[1983年]
7.Play For You(Fl&Gt&Kb)[1993年]
8.Again and Again(Gt&Kb)[2007年]
9.Drops of Happiness(★)
10.Change By Change(Baソロ)(★)
11.Dan Sa Chamble[1988年]
12.Mystic Island [2015年]
13.Through The Thunderhead[2015年]
14.彼方へ(★)

(アンコール)
1.かわらぬ想い[2009年]
2.Takarajima[1986年]
3.TRUTH[1987年]

↓今日のラスト曲であり1番有名な「TRUTH」の参考動画。歴代メンバー勢揃いで人が多いですが。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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