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20140118 兵庫芸文オケ第66回定期「ローマ三部作」

今年のオケ聴き始めは、PACオケと佐渡さんのコンビによるローマ三部作!
レスピーギというと、ローマの松のイメージしかなかったので、他の主要作品も一度聴いてみたいと思いました。
そんな中、うってつけの演目。

若くて熱いPACオケと佐渡さんのコンビによるアクセル全開の爆演でした!
ローマの松のフィナーレに至ってはホールが割れるんじゃないかと思うほど。
まさにコレを聴きたかったので大満足です(^^)
すっきりしてきました。

●メンバーと曲目
指揮:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団

【オール・レスピーギ・プログラム】
交響詩「ローマの祭り」
交響詩「ローマの噴水」
リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
交響詩「ローマの松」


良く知らなかったのですが、これらの作曲年は1917~1932年と第一次世界大戦より後なんですね。
そんな時代だからこそ、レスピーギは古代ローマに思いをはせたという要因もあるのでしょう。


終始、管楽器が大活躍!
ホルン、クラリネット、オーボエ、トランペット等など見せ場が多かったです。
音が色彩感豊かで、ホールの中がキラめくのが見えるかのようでした。
3日連続公演なんですが、最後まで体力持つんでしょうか。

ローマ三部作に挟まれて、弦楽だけの「リュートの~」が入っているのもいい味出していました。
心に沁み入るルネサンスのメロディー。
リラックスしたい時に聴きたい曲。
この曲のおかげで全体が締まったような気がします。

CDでは良く分からなかった、特殊な演奏法も会場でじっくり堪能できました。
バンダのトランペット、舞台裏からの鐘、鳥のさえずり等など。
音が前ではなくて上から降ってくるという感覚はCDでは味わえません。
ちなみに、バンダ奏者はなんと都響の高橋敦さんでした! 


と、こんな感じで楽しく聴き始めることができました。
昨年はあまりコンサートへ足を運べなかったので、今年はドンドン行きたいと思ってます。

20130922 兵庫芸文オケ第63回定期演奏会「佐渡裕 オーケストラの醍醐味


PACの8シーズン目がスタート!
メンバーも1/3が入れ替わって新たなスタートです。


●メンバーと曲目
指揮:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)

アコーディオン:御喜美江

コンマス:豊嶋泰嗣


ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
ピアソラ:バンドネオン協奏曲
(※アンコール、ピアソラ:バチンの少年)
ブラームス:交響曲第4番
(※アンコール、J.シュトラウス:ハンガリー万歳)


前半の注目はバンドネオン協奏曲。大好きなピアソラ! 
大物アコーディオン奏者、御喜美江の登場。

ヴェテランの技で様々な表情を魅せるアコーディオンの音色。

アコーディオンと言えば、小松亮太さんの活き活きとした演奏も良いですが、
殊に、明るい場面でもどことなく影を感じさせる表現については、御喜さんに軍配が上がるでしょう。
ただただ聴き惚れておりました。



後半はブラームスの4番。"シブいブラームス"(by プログラムの解説)
1~4番の中で一番好きです。

私のベスト公演は、ハンス=マルティン・シュナイト&神奈川フィルの公演。
08.10.17 神奈川フィル第247回定期演奏会
圧倒的で荘厳な世界。

最近では、4月にデュメイ&関西フィルでも聴いてきました。
13.04.29 関西フィル第246回定期演奏会「デュメイのブラームス4番」
イメージをぶち壊す快速の演奏。


私は、今シーズンオープニングのメイン曲としてこの4番を持ってきたのは挑戦的だなと思いました。
だって、イケイケの佐渡さん&若々しいPACでブラームスなら、メジャーな1番とか伸びやかな2番が普通でしょ?
でも敢えて"シブい"4番を選択したところに、8年目を迎えたオケの決意が感じられるのでした。

と、行く前から思っていたので、
実演で佐渡さんがピョンピョンジャンプして、ドラマチックな演奏になっていても、
ああやっぱりと特に意外ではなかったのでした。
こちらも佐渡さんのノリノリの演奏で吹っ切れたいと思って、聴きに来ていますので(^^)

やはりフルートが美味しいところをもっていく曲ですねー。
首席は新加入の渡邊玲奈さん。
どこかで名前を聞いたことがあると思ったら、NHKの「名曲リサイタル」の公開収録で聴いておりました。
(その時のもう1組はヴァイオリンの石田泰尚さん)


アンコールは「ハンガリー万歳」
佐渡さんらしく景気が良い曲での締めでした。
「Eljen!」


今シーズンも様々な名手がやってきます。
個人的には最注目は、3月のフェドセーエフのベト4&チャイ4。
新メンバーがオケに慣れていくことで、どんな音を作っていくのでしょうか。楽しみです。

20130615兵庫芸文オケ第62回定期


3月以来ご無沙汰していたので、久々のPAC公演でした。


今シーズン最後を振るのは、クラシック界の大御所であるサー・ネヴィル・マリナー!!

御歳なんと89歳!今まで観た指揮者で最高齢です。

当然のごとく長年の活躍に伴い録音も多く、私でさえも名前は存じていた方す。
でも、家にCDが1枚ぐらいはあるだろうと思っていたのに無いことが判明…。



実際観たマリナーは、立ち振る舞いが若々しかった!
白のジャケットもダンディ。
パッと見では60歳代でも通用しそうです。

演奏もあっさり爽やかで、若々しい。自然体で音楽を楽しんでいるという姿勢が明確です。
"巨匠の演奏"でイメージする、重く・深く・ズッシリした演奏とは真逆の演奏でした。
若手指揮者ならともかく、大御所ではかなり珍しいのではないでしょうか。
そして、これが若さの秘訣なのでしょう。
若手オケのPACになぜこんな大御所が来てくださったのかと思ってましたが、ナルホドと納得しました。

私自身は、独自のカラーを出してやりたい放題の指揮者の方が好きですが、
ともすれば正座をして聴くようなことにもなりかねません。
それを考えれば、自然に気持ち良く聴けるマリナーの演奏が本来の姿のような気がします。

やはり、色々な人の演奏を聴いていかないと!


●メンバーと曲目
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンマス:豊嶋泰嗣


モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ビゼー:交響曲第1番
メンデルズゾーン:交響曲第4番「イタリア」


交響曲がドン・ドン・ドンと3つ並んでいる様は圧巻。
しかし、重苦しい曲はなく爽やかな曲ばかり。
それもそのはず、いずれの作曲者が若い頃に作られたフレッシュな曲だそうです。
それぞれ26~27歳、17歳(!)、24歳。
こんな年齢で現代まで残る曲を作るとは…。自分の年齢を省みてしまいます…。

ともあれ、暑くなってきたこの時期にこういう曲で涼むのもまた一興。


個人的にメインは2曲目のビゼーの交響曲でした!
私はこれまで存在も知りませんでしたが、若さと爽快感が溢れる聴いてて気持ち良く、すぐに好きになりました!

第1楽章や第4楽章はとにかく元気にオケが鳴ってました。
一方で、第2楽章は絶品。哀愁に満ちたオーボエの旋律がいいですね~。
夕暮れの森の中で佇んでいるとあちこちで狩りの音が聴こえ…、という風景をポワンと思い浮かべながら聴いていました。
私の「心が落ち着く曲リスト」に追加しておきます。

作曲順を考慮しても、私ならビゼーが最後が妥当だと思うのですが、そこはマリナーの気持ちがあるのでしょう。


あと、3曲目の「イタリア」、
変なところで最近メロディー聴いた覚えがあるなと思って調べたら、兵庫県民ならおなじみ(??)の神戸電鉄のホームメロディーでした。
↓ご参考までに
神戸電鉄横山駅接近メロディー(イタリア)

誰が採用したんだろう?詳細知ってる方は教えて頂きたいものです。



今日のアンコールは「宗教改革」の第3楽章、落ち着いた曲。
この曲は第4楽章のイメージが強いので、まさかそこを持ってくるとは思いませんでした。

20130317 兵庫芸文オケ「下野竜也のブルックナー9番」


公演チラシの第一声
「関西で“ブルックナー”と言えば、朝比奈隆が思い浮かびます」
こっちでブルックナーを振る方々にはかなりのプレッシャーですね。


さて、今回の2曲はどちらも“願い”や“祈り”を連想させる曲。
故郷を懐かしむ1曲目、荘厳な祈りの2曲目。
こういう内容の2曲を3月のこの時期にやるとは、下野さんの意図的な物を感じました。
特にコメントはなかったけど。

心が穏やかになった演奏会でした。
ポカポカ陽気も相まって眠くなる人が大量発生だったかと思われます(^^)


●メンバーと曲目
指揮:下野竜也
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)

オーボエ:セリーヌ・モワネ


※ゲスト・トッププレイヤー&スペシャル・プレイヤー
コンマス:水島愛子、2ndVn:キー・トーマス・メルクル、Va:ユルゲン・ウェーバー、Vc:林裕、Cb:黒木岩寿
Cl:ジェレミー・レイノルズ、Hr:水野信行、Tp:ウーヴェ・コミシュケ、Tb:ギヨーム・コテ=デュムーラン

(黒木さんがいた!)


ヴォーン・ウィリアムズ:オーボエと弦楽のための協奏曲
ブルックナー:交響曲第9番


1曲目はヴォーン・ウィリアムズのコンチェルト。初めて聴く曲。

ソリストのモワネさんは白いドレスでご登場。スラッとしてるキレイな御方。
“美しきオーボエ奏者”という触れ込み、容姿だけでなくもちろん音も文字通り。

冒頭のオーボエ、耳に残るメロディー。
フワフワ不安定で優美な旋律をオーボエが奏でていきます。
冬が終わって春になってきた日の夕暮れという感じ。
心が落ち着きます。

伴奏は弦楽のみで、主役のオーボエをそっと支えます。
弦だけとはいえ、全合奏だけでなく数名のみでの室内楽っぽい場面もあって、観てて聴いてて面白かったです。

第3楽章は忙しく場面が入れ替わり立ち替わり。
といっても派手な技巧はあまりなく、途中でコラールっぽい荘厳な場面も。
最後は静かに消え入るように。

変な感想ですが、あまりにも穏やかすぎて逆に不気味な曲でした。
解説によると、驚くほど古典的で温故知新な曲らしいですが、地に足がついてなくて、幻想的で浮世離れしているというか。
ここはあの世?
作曲は戦時中の1944年、平和への強い思いが隠されているという解説に加えて、先週3.11の黙祷があったのも影響してるのかもしれません。


あっ、アンコールの曲名を見るの忘れてた!誰か書いてないかな。


2曲目はブルックナーの大曲!演奏に1時間以上かかってました。

私の期待通りの演奏でした!
下野さんらしく、明確なタクトでオケも導いてキッチリ丁寧なブルックナー。
何しろ、聴いててよく分からなくなってきたら、下野さんの指揮姿を追っていれば万事解決するんですから。
「ホルン行けー」「ヴァイオリンもっと!」という意思がすぐ分かって、どこに重点を置いて聴けば良いかがすごく分かりやすい。
観客の立場でもそう思うのだから、PACというアカデミー教育的なオケにはうってつけの指揮者でしょう。

ブルックナーは苦手な作曲家の1人なので、まずはこういう演奏から入って慣れていきたいところ。
長い長い曲なので、家で聴いてるとついゴロゴロ&眠くなってきますが、今日は眠気もなく全曲聴き通すことができました。
場面場面の転換構造もよく理解できたし。

と言いながら、一番印象に残っているのはラストの数分。
管楽器が持続音を鳴らしている中、弦楽器が足音を思わせる旋律を奏でる。そして静かに終わっていく…。
私には、色々大変なことがあったけど一歩一歩前に進んでいくしかないと決意して、最後に一筋の光が差し込んできた、という場面に感じました。
明日からも頑張るかな、という気持ちになりました。
全く、この後どうする気だったんでしょう。ブルックナーは。


終演後にホールから駅へ向かう時が暖かく、春の訪れを感じました。
もうすぐ来年度がスタート。
PACを始めとして、他のオケもどの公演に行こうかを楽しく検討中です(^^)

さて、来週はまた兵庫芸術センターで室内楽トリオ「Bee」です。

20130120兵庫芸文オケ第57回定期演奏会

通算3回目の兵音楽庫芸文オケの公演へ行ってきました。
佐渡裕さんによるフランスプログラム!
フルートソロは題名に何回か出ている新村理々愛さん。


佐渡さんといえば情熱的な指揮をするマエストロ。
そのため、「第九」「新世界より」「カルメン」「カルミナ」などは、どんな演奏か大体想像がついてしまうのですが、
じゃあフランス音楽ではどうなるんでしょう?
というのが、今回の最大の動機でした。
実はフランスのオケで活躍してた人ですからね。


プログラムは、生演奏はおろか、CDですら聴いたことがない曲ばかり。
「ペレアスとメリザンド」や「フルート協奏曲」はメジャーらしいです。
あとの2曲は本当に珍しいとのこと。予習しようにも資料が少なかったですし。

ちなみに、佐渡さんはプレトークで、「知られざる名曲を紹介したい」というお話をされてました。
私はマニアックそうなプログラムの方が食指が動いてしまうので、こうした意欲的な取り組みは歓迎です(^^)


●メンバーと曲目
指揮:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)

フルート:新村理々愛

コンマス:フィリップ・アイシュ


イベール:ディヴェルティメント
イベール:フルート協奏曲
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」第2組曲


1曲目のディヴェルティメントは、小編成の室内楽的な曲。
各パート1,2人で、数えたら16人+指揮者でした。
聴いてる方は各奏者の音が聴こえて面白いんですが、やってる方はプレッシャーが大変そうです。
曲は、20世紀音楽らしい色々な要素のごった煮で、目まぐるしく変わる場面とテンポを追っていたらあっという間でした。
最後はホイッスル出てくるし(笑)
佐渡さんもこういうドンチャン騒ぎが好きそうで、楽しそうに指揮していました。

チェロ首席がやたら存在感ある人だな、と思ってたら、1週間前にPACと協奏曲&指揮をしていた方だったそうです。(ルイジ・ビオヴァノさん)
指揮・協奏曲・首席の全部の仕事をさせてしまうのが、PACらしいなと思いました。

ちなみに、初めて聴くのになぜか聴き覚えあるなー、と思って調べたら、1年前に「題名のない音楽会」の名曲百選で取り上げられていました。
その時の副題は「パリの香り・音楽のおもちゃ箱」


2曲目のフルート協奏曲、新村さんは黒のドレスで登場。
そして、冒頭から超速メロディーで爆走!いつ息継ぎをしてるの?

キビキビした動きで切れ味鋭い演奏。聴いてて爽快でした。
一方で、無伴奏のカデンツァは荒野に佇む
全体的にサムライの感じ。
その気になれば、尺八も吹いてしまいそうな気がします。

アンコールは「熊蜂の飛行」、あんだけ吹いたのにどこに体力が残ってたんでしょう?

と思ってたら、さらにアンコール。

佐渡さん:「フルート以外にも特技がありまして、今着替えてますが…(以下略)」
まさかのダンス披露でした!(さすがにBGMはオケじゃなくて録音のダンス音楽でした。)
どうなってるんだこの演奏会。


休憩挟んで、後半は「ペレアスとメリザンド」、普通はこれがメインでしょう。
全体的にファンタジックな曲想の中に、儚さや不安さが見え隠れして、確かにこりゃ人気がありそうだと思いました。
佐渡
フルートが活躍。有名なシシリエンヌだけではなく、他の楽章でもたくさん出番がありました。

ラストは「バッカスとアリアーヌ」
王女と酒神が出会って踊ってハッピー!の曲らしいです。
熱狂的でリズム感あって派手でした。
フランスっぽくない。こんな曲もあるんですね。


最後のアンコールは、カルメンのアラゴネーズでした。
そういやビゼーもフランスでしたね。
佐渡さんの十八番ということもあり、存分の指揮姿をしていました。



やっぱり、マニアックなプログラムに外れなしでした!
これからも佐渡さんには意欲的なプログラムを組んでもらいたいものです。
さて、そうは言いつつも今後のPAC定期はメジャーな曲ばかりが並んでいます。
2月のスダーン先生は行けないので、3月の下野さんブル9が有力候補ですかね。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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