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20121117兵庫芸文オケ第56回定期演奏会

引っ越し後初めての演奏会!

西宮北口の兵庫県立芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会に行ってきました。
2か月前に旅行で訪れて佐渡さんの新世界を聴いていたんですが、まさかこんなに早く再訪することになるとは。
何が起こるか分からないものです。

座席は満席。前も思ったけど、何で席が埋まるの?このオケは。
ロビーでは定期会員向けに楽団員紹介が書いてあるという冊子が配られていました。
こういうファンの心を掴む気配りが重要なのでしょう。

●メンバーと曲目
指揮:井上道義
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団

ヴァイオリン:パトリツィア・コパチンスカヤ

コンマス:岩谷祐之


プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
プロコフィエフ:交響曲第7番


前半はプロコフィエフでおそらく一番メジャーなロメオとジュリエット。
2,3曲サラリと流して休憩前にコンチェルトも演奏するもんかと思ってたら、ガッツリ9曲のプログラムでした。
オケの各パートの紹介という感じ。
木管の見せ場が多かったような。

2曲目では注目のヴァイオリニスト、コパチンスカヤの登場。
“魔術師”“奔放”“奇抜”“野性”“爆発”という言葉で語られ、行く先々で旋風を巻き起こしているようです。
ネタには事欠かなさそうで楽しみにしていました。

赤いドレスでチョコンと登場。演奏時は裸足。
そして体が動く動く。
可愛らしい外見とは対照的に、演奏はとんがってたり、泥臭かったりと個性的でした。
プロコフィエフには合ってる気がしますが、もっと“古い曲”を演奏したらどうなるのか気になるところです。

第1楽章では、ラストのピチカートにこれでもかと入魂!
一転、第2楽章では幻想の世界を作り出す。表情がクルクル変わる。ネコみたい。
この楽章の不安定で地に足がつかないメロディーは大好きです。
第3楽章はコパチンスカヤが全身全霊で弾きまくる横で、道義さんがカスタネットに合わせてステップを踏んでいるという、聴くだけではなく観る方も面白いことに。
何気にすごいのは、やりたい放題にさせておきながら曲をまとめている道義さん。相性良いコンビなのでしょう。

アンコールは、サンチェス=チョンのクリンという曲。
「♪ポポポン、ニャ~↓」な曲でした。
高速でヴァイオリンを弾きながら、口でそのメロディーを歌うという変な曲。
客席は呆気にとられてました。
11/13のトッパンホールでもこの曲を弾いてたそうです。

続いてメインの交響曲第7番へ。
「青春交響曲」というニックネームもあり、この若々しいオケにはピッタリの選曲。
特にガンガン突き進む第4楽章とか。

最後は盛り上がって終了でした!
ちなみに、昨日の公演では静かに終わる短いバージョンだったとのこと。
打ち合わせと違ってて、急に指揮が終わってオケがビックリしてたそうです。(アンコール前の道義さん談)

アンコールは「苦い青春ではなく気持ちよく終わる」という趣向で、プロコフィエフの『キージェ中尉』よりトロイカでした。


来年のプログラムを見てると、面白そうな公演ばかり。
12月は第九シーズンなので、1月からまた動き始めますか。

※おまけ
ホール前のイルミネーション。もうすぐ冬ですね。
ホール前のイルミネーション

20120916兵庫芸術文化センター管弦楽団第54回定期演奏会


関西で一番聴いてみたかったオケです!
神戸に行く用事ができたので、何よりもまずオケの公演日を調べてチケットを確保しておきました(^^)

兵庫芸術文化センターは、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして発生10年後の2005年にオープン
その専属オケとして、「世界中の若手演奏家を育むアカデミー」を掲げ、団員は35歳以下、在籍最長3年間でオケを巣立っていきます。
本格プロの一歩手前で、フレッシュさとテクニックを兼ね備えたメンバーが揃うという、日本では無いタイプのオーケストラ。


チケットは3日間とも完売!4Fまで席がビッシリで圧巻!
佐渡さんの人気すごいな…。
取った席はバルコニーの端。音は悪いですが、オケのメンバーが良く見えたので満足です。


●メンバーと曲目
指揮:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)

ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキー

ゲストコンマス:デイヴィッド・キム


ガーシュウィン:キューバ序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


2012年シーズン最初の演奏会だそうです。テーマは見ての通り「アメリカ」

佐渡さん登場でプレトーク。隠れテーマは「あこがれ」だそうです。
ガーシュウィンはポピュラー音楽出身なので、クラシック音楽を書くために勉強して、今回演奏するピアノ協奏曲を書いたという経緯とのこと。
(「ラプソディー・イン・ブルー」は編曲をグローフェという人に頼んでいる。)

オケの集客への取り組みがかなり熱心です。
ぱっと目に付いた点を挙げていくと、

<プログラムのメンバー紹介>
公演毎に参加してるメンバーはもちろん、首席を誰がやってるかまで書いてありました。
たいていのオケは全体のメンバー表しかないので、実際に誰が出てて首席やってるのか分からないんですよね~。

<曲目解説>
「3分でわかる今回の聴きどころ」という小難しい話無しの1ページ版の解説が高評価。
じっくり知りたい人には、一般的な4ページ版の解説も。

<料金が安い>
S席でも4000円!学生以外で最低1000円から聴けるオケというのは珍しい。

<公演が3日間>
えらく強気だと思いましたが、好循環で回っているのでしょう。
金・土・日も演奏会があれば、どこかは予定が空くものですし。演奏する側も効率がいいですし。

など。
リピートしやすい環境がかなり整っているという印象です。

9/13に名古屋でも演奏会があったらしいですが、こういったところは現地に足を運んでこそ分かってくるというもの。

あと、売店で『チケットを売り切る劇場-兵庫県立芸術文化センターの軌跡-』という本が売ってました。
「昨年度の稼働率は96・6%で、来場者数は約50万人。10回以上のリピーターが45%以上にのぼるなど公立劇場としては、国内トップレベルの運営実績」とのこと。
興味あるので、機会あったら読んでみますか。



さて、シーズン最初だからか、ゲストプレーヤーがすごく豪華!
クラリネットにシュミードル氏がいらっしゃったのはビックリ!ウィーンフィルの首席という大御所。
公演では、首席はあえて若手に任せ、横から見守っていたお姿が印象的。

また、コントラバスにはN響の吉田秀さん、ヴィオラには名古屋フィルから石橋直子さんが参加。石橋さんはPACの卒業生だそうです。
知らなかった人では、トランペットのウヴェ・ケラーさんが上手かった!前半のガーシュウィンで抜群の存在感でした。


演奏はというと、前半はガーシュウィン。
ジャズ好きな私としては魅力的なプログラムです。

シーズン最初を飾るのはキューバ序曲!
佐渡さんが間違いなく好きなノリノリラテンな曲。
クラーベのリズム「♪ターンタッタッ、ンタンタン」を拍子木が刻み、金管が咆哮して、音楽に乗せて踊りだしたくなります。
佐渡さんもグワッと腕を広げてオケの熱気を促します。
「題名のない音楽会」だったら観客の手拍子が始まりそうな曲ですが、さすがに今日はそんなことはなく。

2曲目ではピアノ協奏曲ではヤブロンスキー氏の登場。佐渡さんとは20年来の付き合いで、強い信頼関係があるそう。
元ジャズドラマー&大柄な体格、でガンガン弾くかと思ったら案外じっくり弾く方でした。
どうせだから第3楽章の冒頭とかもっと派手に弾いてほしかった気がします。
アンコールはドビュッシーの「花火」、意表をつかれた選曲でしたが、本人はかなり弾きなれているようでした。ブラボー。
(※youtubeに演奏映像がありましたPeter Jablonski - Debussy feux d'artifices


休憩挟んでメインの「新世界」へ。佐渡さんが初めてPACを指揮した曲らしいです。
第2楽章の家路のメロディーで抒情的に聴かせたあと、第3楽章のスケルツォ、第4楽章のアレグロと
どんどん観客を高揚させていくのはさすが佐渡さん!
期待通りで予想通りの演奏ではあるのですが、聴いた充実感がある「新世界」でした。

最後のアンコールは、ブラームスのハンガリー舞曲第1番でした。


地元だったらこりゃ聴きに行くな~、と思いましたね。このオケは。
プログラムも面白いし、実力派呼んでるし、また聴きに来たいものです。


syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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