2017 / 08
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東響はいつも学生券(1000円)でオトクに聴かせて頂いているので、たまには定価でチケットを買ってみるのもいいかなと。
そういやスダーンさんでモーツァルトを聴いてみたいなと思い、この公演へ。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:Tokyo Symphony モーツァルト・プレーヤーズ

モーツァルト/交響曲第29番
モーツァルト/交響曲第41番



スダーンさんらしく爽やかな一陣の風が抜けていったような軽やかな演奏でした。
ベートーヴェンなどのように大きなカタルシスはないものの、これはこれで良いと思います。

オケが30人前後と小規模なので、音もこじんまりとまとまっている。
そして音がサッと消えるので、歯切れも良い。
ppとfの音の強弱などメリハリがついていました。
比較対象として家にあるCDが、カール・ベーム&ベルリンフィルの重厚な演奏なのであまりアテにはなりませんが…。

「Tokyo Symphony モーツァルト・プレーヤーズ」は東京交響楽団からスダーンさんが選んだ固定メンバー。
非常に意図を感じる人選で、目立ってしまう人をトコトン外したかな?という印象でした。
例えばコンマス。大谷さんや高木さんではどうしても1人だけ音が目立ってしまいますが、ニキティンさんだと上手くオケに溶け込んでいるというように。
他の首席もそんな感じ。
“個”をトコトン無くして“和”を重視する演奏でした。


土曜日の朝をクラシックで始めるというのはいいですね。
午後に買い物をしたり、ラゾーナでの倉木麻衣のミニライブを見たりと1日を有効活用できました。
しかし、1時間だけというのは物足りない…。
コストパフォーマンスが悪くて損した気分になってしまいました。こればっかりは仕方がない。
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2010フェスタサマーミューザ
高らかなファンファーレと共に、今年も「フェスタサマーミューザ」の季節がやってきました!!
今日のオープニングコンサートを皮切りに、8/15まで続きます。
今年は公式ブログに加えて公式twitterも登場し、情報が溢れております。

12時からスダーンさん&金管セクションによるオープニングファンファーレ。
三澤慶/「音楽のまちのファンファーレ~フェスタ サマーミューザKAWASAKIに寄せて~」という曲らしいです。(公式ブログ「バックステージニュース」より)

そして、12時半~14時は公開リハーサル。「未完成」は要点のみ、「夜の夢」は本番さながら。
TVカメラも入っていましたし、TVKとかで放送するんでしょうか?

本編は16時から。チケットは完売だったとのこと。9割以上の席が埋まってました。
いつも通り、3階後方の席を確保。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:東京交響楽団

コンマス:高木和弘

ソプラノ:前川依子
メゾソプラノ:松浦麗

合唱:東響コーラス

語り:檀ふみ


シューベルト:交響曲第7番「未完成」
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」(全曲)


土曜にもコンサートがあったためか(しかも2つも!)、首席の顔ぶれがいつも違う。全体的に若めの印象。
楽団員の服が真っ黒でした。「真夏の夜の夢」の演出の邪魔をしないために黒子になっていたということでしょうか?

まずは「未完成」、以前のシューベルトチクルスで高評価だったらしいです。
第1楽章出だしのワサワサした弦、オーボエ&クラリネットによる主題の提示など手堅い演奏。
まあ、名曲ですね。さすが三大交響曲の1つ。
オーボエとクラリネットに拍手でした。あとトロンボーンも。

20100725ミューザリハーサル

休憩挟んで「真夏の夜の夢」。↑こんな感じになってました。(公式ブログ「バックステージニュース」より引用)

まず、檀ふみさんが登場。妖精のパックに扮して、狂言回しをしながらピョコピョコ跳ね回ってました。
てっきり座って朗読をするのかと思っていたので意外。スダーンさんは演技をさせるのが好きなようです。

続いて王冠を被ったスダーンさんが登場、妖精の王らしいです。
時々、妖精語と称してどこかの言葉(オランダ語?)を喋っていました。もちろん意味は分からない。

原作を予習しといたから良かったものの、初めて話を聞いた人はストーリーの全容が分かったんだろうか?

音楽は、場面場面を描写しているだけに非常に聴きやすい。
しかも色々な雰囲気の曲が散りばめられているので、誰しも好きな曲を見つけることができるでしょう。
もちろん「序曲」は鉄板ですが、個人的には「スケルツォ」が好き。
映画音楽で使われていそうな音楽なのですが、出てきたのは「ドラえもん銀河超特急」ぐらいでした。

サマーフェスタらしく、普段クラシックを聴かない人たちに音楽の楽しさを伝えようという意思を感じました。
しかしどこが“スダーンの音楽”だったのかは分からずじまい。曲が曲だから個性が出しづらかったんでしょうかね。あまりロマン派を聴かないので、とやかくは言えないのですが。
しばらくスダーン&東響の演奏会はないですが、次は彼がスペシャリストだというモーツァルトでも聴くとしますか。11月に「ジュピター」があります。


さて、帰り際についチケットを衝動買いしてしまったので、木曜にまたミューザへ来ることになりました。
小川典子さんのピアノ&都響のコンマス・金管を聴きに行ってきます。

注目しているゴールデンコンビ、スダーン“先生”&東京交響楽団の演奏会へ。
行けば必ず楽しめるコンビなので、今年度はできるだけ足を運びたいと思っています。
今年度は5月のハロルドに続いて2回目。ブルックナーはあまり聴いたことがなかったし丁度良い。
雨の振る中をサントリーホールへ。

今回のテーマはブルックナー。未完の交響曲第9番と宗教曲テ・デウムの大曲が並びます。
作曲者本人が「交響曲第9番が未完に終わったら第4楽章はテ・デウムでもいいよ!」と言ったというのが今回のプログラミングの発端だそうで。

ただ、今回は文字通り1つの曲として続けて演奏するという試み。これはかなり珍しいらしい。
こういうのをやってしまうのがさすがスダーンさんなので、演奏会につい足を運んでしまうのですがね。

「公演中は休憩なし」ということをしつこくアピールしてました。
開演前のアナウンスでも、いつもの携帯電話の電源OFFに加えて、「交響曲第9番が終わってソリストが入ってきても拍手しないでください!」
これだけダメ押しをしたおかげで、無事に(?)拍手はありませんでした。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:東京交響楽団

コンマス:グレブ・ニキティン

ソプラノ:澤畑恵美
アルト:小川明子
テノール:高橋淳
バス:久保和範

合唱:東響コーラス


ブルックナー/交響曲第9番
ブルックナー/テ・デウム
[↑続けて演奏]


オケと一緒に合唱団も入場。P席にずっと座ってました。ホルン×8人が圧巻。


まずは交響曲第9番。
第1楽章、出だしのこれから何かが始まる感じが好きです。空虚5度の響きが好き。
ここのホルンは厚いですね~。
主題は3つあるらしいですが、予習してなきゃよくわからない。
とにかく壮大な楽章。
そして、いつ終わるか分からなくて長くて寝る人多し。

第2楽章、音量がいきなりffになる箇所があって、客がみんな起きる。
でも弦がガンガン弾いてた印象なのはここぐらい?
オーボエのソロが素晴らしい。さすが荒さん。

第3楽章、アダージョ。
ゾクゾクする弦の旋律からスタート。
自作から色々旋律を引用してるらしいですが、詳しくないので良く分かりません。
ただ、集大成としてまとめようとしているんだなという感じは伝わってきました。


この曲と通して、個人的に東響にしては弦が控え目だった気がします。いつもガンガン弾いてるイメージなので。
スダーンさんの意向かな?
だからコンマスが大谷さんじゃなくてニキティンさんだったのかなと勘ぐってみたり。


何だかんだで、ここまででも十分1つの曲としてまとまってる気がします。


続いて本日の“第4楽章”であるテ・デウムへ。
曲が終わったのに指揮者は不動、拍手をしないという妙な空気の中、そそくさと独唱陣が入場。さすがにオケのチューニングはしてました。

この2曲を続けて聴くと、確かに違和感があるのは間違いないですね。
ただ、曲調としてベートーヴェン第九の1~3楽章と第4楽章の落差には皆慣れきってしまっていることを考えれば、今回のもありだと思うんですがね。調性はまた別ですが。

1時間以上ずっと待機していた合唱団がようやく立ち上がり、"Te Deum~♪"
ソリストではテノールの高橋さんが大活躍! 目立つ部分が多く、良いとこ取りでした。
さすがにカルミナ/焼けた白鳥の歌のように、身振りはなかったですが、普通に素晴らしいソリストです。

テ・デウムというと、1年ほど前に聴いた神奈川フィル&シュナイトさんの音楽監督退任演奏会が衝撃。
どっしりとした演奏で凄まじい祈りのパワーを引き出していました。

ただ、スダーンさんはカトリックとのことなのでプロテスタントのシュナイトさんとは違う見方があるのでしょう。
厳かというよりは華やかな演奏だった気がします。
ちなみに、ブルックナーはカトリックだったらしいので、今回の方が本来的な演奏なのでしょう。


さすがスダーンさんという手堅い演奏会でした。
プログラミングの是非についてはもっとブルックナーに詳しい方々にお任せするとして、とにかく面白かった演奏会でした。
東京交響楽団は、2週間後のミューザのオープニングコンサートへ行く予定。こちらももちろんスダーンさんでございます。

20100522東響「イタリアのハロルド」

3月の秋山ラテン、4月の大友バルトークと続いて、最近にわかに東響づいています。どっちも記事を書いてませんでしたが…。

今日は絶好調のスダーン“先生”と東響のコンビの演奏会へ行ってきました。
このコンビ、外れなし!スダーンさんが振る定期演奏会は、全部行こうかと思ってるくらいです。
学生だとたった1000円でかなり良い席が取れますし(当日券)

今年は“シューマン周辺”というテーマを掲げ、かなりマニアックな曲も取り上げるらしいので注目です。
その中でも特に行きたいと狙っていたのが今回の公演でした。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:東京交響楽団

ピアノ:ミケーレ・カンパネッラ(◆)
ヴィオラ:青木篤子(★)

コンマス:高木和弘


リスト/呪い(◆)
リスト/ピアノ協奏曲第2番(◆)
ベルリオーズ/交響曲「イタリアのハロルド」(★)


コンマスは“たかぎぃ”こと高木さんでした。
今年度はスダーンさんとモーツァルトの協奏交響曲をやるということですし、相性がよいのでしょう。


前半はリストのピアノ協奏曲が2曲です。リストは普段全然聴かない人です。
ピアノはミケーレ・カンパネッラ氏、横文字の人はゼンゼンワカリマセン。
しかし、この人、凄い人でした。

とにかく隙がない!
超絶技巧のリストの曲をさらっと完璧に弾いていました!
プロフィールを見たら、リストのスペシャリストだそうで、かなりすごい人のようです。
スダーンさんが引っ張ってくるソリストは只者ではないんですね。

ピアノ協奏曲という形式ながらも、オケのメンバーもかなり活躍する場面が多い曲でした。
特に、何といってもチェロ首席のボーマンさん! やはりこの人は格が違いました。
ソロでホールの空気をすべて支配していました。
ピアノ協奏曲にも関わらず、終わった後に単独で拍手をもらっていたぐらいです。

前半で既に予想を遥かに超える満足感。


そして、後半はいよいよメインの「イタリアのハロルド」です!
ベルリオーズといえば「幻想交響曲」、19世紀前半に作曲されたとは思えないほどにやりたい放題で好きな曲です。
ですが、それ以外の曲を演奏会で聴きたくても滅多にプログラムにのることはありません。
そういう意味で今回の演奏会は貴重です。

スダーンさんと共に、黒くてヒラヒラした服を身にまとった青木さんが登場。旅人ハロルドをイメージしてるのかなと思いました。

第1楽章「山中のハロルド」
序奏のうっそうとした山を表すモチーフから、一転空がひらけたようなヴィオラソロへ。
青木さんのヴィオラは主張が激しくはないものの、凛としている音でした。固定ファンがいそう。
そして、ソロは少なめだけどけっこうオケと一緒に弾いているんですね。

第2楽章「巡礼の行進」
巡礼の足音を表すコントラバスのピチカートが良い味を出していました。生ではないとこういう音は分かりませんね。
この曲の中でも特に視覚的なイメージを喚起させられる楽章で、「この音楽を聴くと巡礼の光景が見える」と言われるのも納得しました。

第4楽章「山賊の狂宴、前景の回想」
まずヴィオラがこれまでのメロディーを回想。
そして、なんと舞台から去ってしまいました!舞台の隅っこでうずくまってるし。
ハロルドの魂が放浪しているというイメージの演出なんでしょうか?

ハロルドが山賊に殺されて、以降ほとんど出番がなくなるので、確かに趣旨にはあっているのですが、さすがスダーンさんという演出ですね。
昨年の演奏会で、ハイドン「驚愕」の例の第2楽章で本当にコンマスがビックリするという演出をやってのけたお方ですし。(そのときのコンマスも高木さんでした。)
観客を楽しませてくれる余裕があるのがすごいと思います。

ちなみに、youtubeで見たバシュメットは第4楽章の間、手持ち無沙汰でボーっと立っていました。
これは劇的効果がありませんね。

最後に魂が昇天する前に(?)、ヴィオラが最後のメロディーを奏でる場面があるのですが、ヴィオラはオケの後ろ。
弾き終わったら舞台袖に引っ込んでしまいました。


これは大当たり! 
行ったかいがあった演奏会でした。
どんどん躍進していくオケの演奏会に立ち会えるというのはいいものですね。そうではないオケもあるようですが。
東響は東京にいるうちに重点的に聴いておきたいと思います。特にスダーンさんは。

次のクラシック予定は6/6の現田さん&神奈川フィルのカルミナ。

先週の月曜の演奏会です。時間が空いてしまったので簡単に。
マニアックな演奏会ながら(だからこそ?)、ブログ記事を書かれている方が多いようですね。


秋山和慶さんの「凝りに凝ったプログラム」とのことで南米のクラシック音楽ばかり。
ヴィラロボスとピアソラとヒナステラを演奏会で聴けることなど滅多にないことでしょう。
20世紀のジャンル融合的な音楽が好きな私としては、とても食指をそそる演奏会だったので、学生当日券でつい行ってしまいました。

オペラシティという立地&マニアックな選曲ということもあり、のんびり行ったにも関わらず1Fのボチボチなところをゲットできました。


●メンバーと曲目
指揮:秋山和慶
演奏:東京交響楽団

コンマス:高木和弘

ソプラノ:安井陽子*
バンドネオン:小松亮太**


ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番*
ピアソラ/小松亮太編曲:リベルタンゴ**
ピアソラ:バンドネオン協奏曲**
ゴリホフ: 3つの歌 - ソプラノと管弦楽のための(日本初演)*
ヒナステラ:バレエ音楽「エスタンシア」


コンマスはたかぎぃこと高木和弘さんでした。
ソロの箇所も多くて活躍していたのにも関わらず、今回はソリストがいる作品ばかりなので影が薄くなっていたような。


1曲目のブラジル風バッハはソプラノ&チェロ×8本という変則的な編成。
ソプラノの安井さんは、先日の新国立劇場「ジークフリート」で鳥の着ぐるみを着てた印象が強いのですが(笑)、改めてコンサートホールで聴くとやはり実力派。
澄んだ声で耳に心地よい歌声がチェロの響きと相まって、1曲目から素晴らしい演奏でした。
安井さんは4曲目のゴリホフでもご登場で、こちらでも大活躍なされていました。

2・3曲目はピアソラで、バンドネオンの小松亮太さんのご登場。
リベルタンゴはまあ定番として、バンドネオン協奏曲はさすが。
哀愁ただよう第2楽章はバンドネオンだからこそでしょう。


ラストはヒナステラ。10分ちょっとながら、フィナーレが大爆発で、たしかに最後の曲という感じでした。
全ての楽器が吹奏楽みたいに最大音量でガンガンドライブ。
特に、フルートの方々は素早いパッセージを吹き続けていて、力尽きないかが見てて心配でした(笑)
これバレエ音楽なんですよね?こんなにオケがガンガン盛り上がっていいんだろうか?
まあ、それまでの楽章でコンマスソロがあるような静かなシーンもあったし、バランスはとれているのでしょう。


東京交響楽団は、ヤナーチェクのオペラでも思いましたが、新たな発見をさせる意欲的なプログラムが多く、好感が持てます。
名曲ばかりというのもつまらないものですからね~。
2010シーズンも聴いてみたいプログラムが多いオーケストラです。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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