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2020 / 05
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カゼ気味でしたが、今回は聴いてみたいプログラム&指揮者だったので金曜日だし何とかなるだろうと三軒茶屋へ。

今回の座席は2階の前の方でした。


●メンバーと曲目
指揮:沼尻竜典
演奏:読売日本交響楽団
コンマス:小森谷巧

ソプラノ:大岩千穂



モーツァルト/「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
三善晃/ノエシス~オーケストラのための

ワーグナー/楽劇<ニュルンベルグのマイスタージンガー>より第一幕への前奏曲
リヒャルト・シュトラウス/歌劇<サロメ>より、「7つのヴェールの踊り」「サロメのモノローグ」


色々なとこから持ってきたなという曲目ですが、どれも沼尻さんの得意分野らしいです。


まずは誰でも聴いたことがある「アイネ・クライネ」、オケで聴くのは珍しい。
かなり軽快なモーツァルトでした。先週聴いた演奏会が重めだったため、とりわけ落差があります。
ヴァイオリンよりも、チェロやヴィオラの音が良く聴こえたのはやはり読響だからでしょう。

沼尻さんの指揮は、指示出しや腕の動きなどが見てる客にも分かりやすいタイプでした。
近いタイプでは現田茂夫さんでしょうか。
確かにオペラでも合わせられそうです。


2曲目はガラリと趣が変わって現代曲。
三善晃さんは沼尻さんの出身である桐朋学園の学長さんだったらしいです。
細々とチェロの1音から始まり、何か盛り上がって、また最初に戻ってよく分からないまま終わってしまいました。
??
でも沼尻さんの指揮は明解で、よくこんな分かりにくい曲をまとめられるなと感心。
あと、やたら指揮台のスコアが大きかったです。

ちなみに題名の“ノエシス”の意味をネットで調べたら、
「フッサールの現象学の用語。意識の作用的側面⇔ノエマ」
「伝統的な哲学で主体・客体といわれていたものを、意識と対象との関係の中で規定したもの」
とのこと。
ますます分からなくなりました。


後半はどちらもオペラの曲から。
ロマン派も思いっきり後期なのでオケの人数が多い! 
私は多いから良いってもんでもないと思うんですが、好みの問題でしょう。

まずはワーグナー、ストーリーはよく知らないけど前奏曲だけは超有名。
ハ長調で堂々と金管がかき鳴らし、続いて弦が乱れ飛ぶ。
個人的にはもっと派手派手なイメージだったので、沼尻さんは金管を抑えていたんでしょうか。
最後の方でパートごとに旋律がゴチャゴチャする箇所も、しっかりそれぞれのメロディーが聴こえてました。
さすが、知性派マエストロですね!

ラストはサロメ、ワーグナーでも十分多かったオケがさらに増える。100人超えるんじゃないか?
多かった割には音はそこまで出してませんでしたが。

「サロメのモノローグ」でソプラノの大岩千穂さんの登場。
ソプラノなのに耳がキンキンせず、心地よい声。
オペラではラストのシーンですが、何しろ15分の長丁場。しかもヒロインは狂乱状態。
終演後は、観客からもオケの楽員からも拍手が10分ほど止まりませんでした。


沼尻さんの色々な曲の指揮を堪能した演奏会でした。
日本フィルのイメージが強かったですが、タイプとしてはむしろ神奈川フィルの方が合うんじゃないでしょうか?
過去に来たことがあるのかは知りませんが、客演で来てくれるとおもしろそうです。

川崎に行くのも飽きてきたサマーフェスタ第3弾。
モアーズのブックオフが改装中じゃなければまだしもなんですが。


今回は指揮者の下野さんのプレトークつき。帽子を被った夏の風貌で登場。
シューマンについて軽く触れ、曲のインスピレーションを受けたであろうライン川やケルン大聖堂の写真をスライドで。
まあこんなもんかなと思ってたら、総譜が出てきてけっこう細かいところにも突っ込んでました。
出だしが4拍子かと思ったら実は3拍子とか、シューマンの音がブラームスやマーラーに影響を与えているなど。
話が終わった時にはもう開演の10分前でした。

平日の15時から開演という時間のせいか、座席はガッラガラ。
半分も埋まっていなかったかもしれません。
S席とA席の間が悲しく空いてました。


●メンバーと曲目
指揮:下野竜也
演奏:読売日本交響楽団

フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より“夕べの祈り”“夢のパントマイム”
ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」より“夜明けとジークフリートのラインへの旅”
シューマン/交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」



まずはファンタジックな「ヘンゼルとグレーテル」から。
フンパーディンクという名前は馴染みが薄いですが、解説によるとこの曲だけの“一発屋”だそうです。
いつの時代にもいるものですね。
よく切れ目も分からないままいつの間にか終了してました。

次は、一気に編成が大きくなってワーグナーへ。
読響というオケはパワーがありますね。
でもワーグナーの曲があまり好きじゃないので適当に聴き流し。

そしてメインの「ライン」
あれ?こんな曲だっけ? とポンポン流れていく。
荘厳な第4楽章もけっこうサラッとしてました。
前にベト1を聴いた時も同じような印象をうけたので、下野さんの指揮はこういう方針なのでしょう。

6月のシュナイトさん&神奈川フィルの演奏が特異なものであったことを改めて実感しました。
やはり、シュナイトさんはすごいのです。

ホルンとオーボエのトップが目立つのはいつもどおり。
今日は特にチェロ首席が頑張っていました。

アンコールは「トロイメライ」、はいはいシューマンですね。
特に何も感想なし。


入口に過去のサマーフェスタミューザの冊子が置いてあったのでありがたく頂く。
オケのメンバー一覧とか資料的価値もあるので本棚に並べておきましょう。

週末に行っていた自転車旅行の疲れで昼間はぐったり。
いくら寝ても寝足りない。
このままでは演奏中に寝ると思い、家で軽く寝てから会場に向かったんですが、危うく寝過ごす所でした。
コンビニで食料を買い込み大慌てで会場へ。


●メンバーと曲目
指揮:小林研一郎
演奏:読売日本交響楽団
ピアノ:仲道郁代

モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番ハ長調
ベートーヴェン/交響曲第7番イ長調


最初はピアノ協奏曲、うーん…。
モーツァルトっぽい軽やかで聴きやすい曲で、第2楽章はCMで使われていそうなメロディーでした。
さて、演奏は…。
オケとピアノが全然合ってなくてずれるずれる。気持ち悪くて鳥肌が立つ。
もしかしてぶっつけ本番ですか? 合わせててもせいぜい一回でしょう。
コバケンも協奏曲より交響曲が得意なイメージだし…。
肝心のピアノも読響の音に押されてた気がしたし…。

アンコールは仲道さんソロで、シューマンの「献呈」 
これは良かったですね。


気を取り直して、[ベト7]へ。こっちはすばらしい!
まあ前半とやる気が違うこと! 
オケが全力投球、コバケンもうなり声をあげながら熱の入った指揮。
コバケン&読響の勢いあるサウンドの世界が展開していました。

まず管セクションが上手いんですよね。
特に活躍してたのが、オーボエとフルート。
首席のお二人がかなり余裕そうで、表情豊かにきれいなメロディーを客席に届けてくれました。
そこにキレのいい弦軍団が加わってくる。
これでコンマスが藤原浜雄さんだったらカンペキだったんですが。

このコンビの良さが最も出たのが第4楽章。
弦がかき鳴らされ続ける第1主題の迫力がすさまじい。これはもう嵐ですね。
クライマックスに向けどんどんボルテージが上がり、これでもかこれでもかと最高潮に達して指揮棒が止まる。
一瞬の間をおいて割れんばかりの大喝采。拍手がぜんぜんやまない。
コバケンが何度も引っ張り出されていました。そして喋る。
「アンコール用の曲は用意してないので、最後の50秒だけやります。」的なことを。
ここが今回の演奏会のハイライトですからね。


[ベト7]は聴き比べにうってつけだと認識した演奏会でした。
指揮者の解釈・団員の技量、そして両者の息の合い具合、これら全てが分かってしまう怖い曲。深いですね。
4月のシュナイトさん&神奈フィルではじっくりメロディーを聴かせるという感じで、第2楽章が素晴らしかったですが、
今回は勢い重視で第4楽章がすごかった。
良し悪しは言えませんが、大衆に受けるのはコバケンなのでしょうね。

さっそく、6月末にまた聴く機会があります。
今度は、N響&常任アシュケナージさんで[ベト6&7]
どう来るのか楽しみです。

雷がガンガン落ち、豪雨の中今日の会場、蒲田アプリコホールへ。
ここでの公演を聴くのは初めて。
学生席でしたが、思ったよりは近い。
いつもの神奈川フィルに比べると客層が若かったです。

●メンバーと曲目
指揮:下野竜也
演奏:読売日本交響楽団

ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」


今回はベートーヴェンとマーラー両者の交響曲1番を並べるという趣向でした。
私は[ベト1]が目的でしたが、明らかにメインはマーラー。


まずは[ベト1]でしたが、まあ聴きやすいこと。
約30分という交響曲にしてはコンパクトな演奏時間ということもあるのでしょうが、
余計な部分が少なく「ソナタ形式」がどんな形式なのかが分かりやすい。
「苦悩から歓喜へ」というドラマティックな展開もないし。
下野さんの指揮だから非常に聴きやすかったのかもしれませんけど。
緩徐楽章である第2楽章が眠くさせる前にあっさり終了。
神奈川フィルのシュナイトさんがやるとだいぶ変わりそうです。(6/2の[ベト1]公演行きたかった!)


そして、楽団員の人数が一気に増え、後半戦へ。ホルン8人なんて編成があるんですね。
同じ交響曲でも全然曲調が違いますね。もちろん意図しているのでしょうが。
下野さんも俄然力が入った指揮でガンガンいく。テンポもかなり緩急つけてた。
これに比べると前半は力を抜いてた感じですね。
明らかにベートーヴェンよりマーラーの方が好きそうな方ですから。
音楽で情景が浮かんでくるのは「ロマン派」だから? 
プログラムによると元々標題がついてたらしいですし。

さて、マーラーでは読響も全力でした。
私のチェックはティンパニーの菅原さん。日本を代表するティンパニ奏者とのことですが、今回かなり活躍の場が多く目立ってました。
特に、第3楽章冒頭のコントラバス&ティンパニの独奏の部分が好きです。
その後どんどんメロディーが受け渡されていくという展開で、私はイケイケドンドンな第4楽章よりもこっちの方が好きです。
オーボエやヴィオラも頑張ってましたね。ヴィオラってあんな音も出るんですね。
最後はトランペットが後ろの席まで突き刺さり、ホルンも全員立ち上がって(←いつ立ったか見てなかった)、フィナーレの「歓喜の終末」へ。
すさまじい迫力の演奏と気持ちいい幕切れで、万雷の拍手が沸き起こりました。


下野竜也さんは要チェックな指揮者だと認識した公演でした。もちろん大満足。
次のベトベンは6/4、つい先日当選通知が来たTV公開収録。
再びの読響と炎のコバケンがおくる[ベト7]とあって、前聴いたのとはまた違う演奏が聴けそうなので楽しみです。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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