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モーツァルトのオペラ「魔笛」を観てきました!
芸術祭であるあいちトリエンナーレがプロデュースするという珍しいタイプの公演。

猫町藝術部の一員として参加です。
事前に、鈴木淳史さんのレクチャーを聞いてから、いざ会場の愛知県芸術劇場へ!
あいちトリエンナーレのプロデュース企画だからか、老若男女さまざまな観客が集まっていました。
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●メンバー
演出・美術・照明・衣裳: 勅使川原三郎

指揮:ガエタノ・デスピノーサ
管弦楽: 名古屋フィル

賢者ザラストロ:妻屋秀和
鳥刺しパパゲーノ:宮本益光
王女パミーナ:森谷真理
王子タミーノ:鈴木准
夜の女王:高橋維
弁者&神官Ⅰ:小森輝彦
恋人パパゲーナ:醍醐園佳
侍女Ⅰ:北原瑠美
侍女Ⅱ:磯地美樹
侍女Ⅲ:丸山奈津美
従者モノスタトゥス:青栁素晴
神官Ⅱ:高田正人
武士Ⅰ:渡邉公威
武士Ⅱ:小田桐貴樹
童子Ⅰ:井口侑奏
童子Ⅱ:森季子
童子Ⅲ:安藤千尋

ダンサー&ナレーション:佐東利穂子

ダンサー:東京バレエ団
合唱: 愛知県芸術劇場合唱団

[※舞台の写真は、名古屋フィルtwitter、ぶらあぼhttp://ebravo.jp/archives/29017、から引用させていただきました]

幕が開いて、まず目を惹いたのが、シンプルな舞台セット。
モノクロな空間にリングがいくつか宙に浮いているだけ。場面の展開ごとに動くだけ。(ビッグサイズのリングも1度登場しましたが)

↓こんなの
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だいぶ節約したなーとは思ったのは事実ですが(笑)、「魔笛」という教訓的・社会的なメッセージが強いオペラを、ここまでシンプルな舞台にしてしまうのはかなり勇気が必要だったことでしょう。
イマドキの演出だと、舞台を現代に置き換えちゃったりして、ザラストロをうさんくさい人にしたりと、いくらでも演出家の主張を押しつけがましくできそうなので。
私は、シンプルな方が好きです。

そして、これは"日本的"な演出だと思いました。
能舞台がセットを全く変えずに、寺や宴の場や夢の世界になったりするように、今の舞台が鳥刺しがいる森なのか、僧侶がいる寺院なのか、試練の岩山なのか、観客の想像力に委ねてしまう。

また、「これは何だろう?」と考えさせる点では現代芸術、例えばあいちトリエンナーレの作品群にも通じるものを感じました。
何しろ、港芸術監督は、「あいちトリエンナーレの120番目のアーティストが、モーツァルトです。」とおっしゃっているので。
見ただけで笑ってしまうモノスタトゥスの奇怪な姿、モノクロの世界の中でなぜタミーノは赤、パミーナは青の色なのか、などなど深読みしたくなるところだらけでした。


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この観客に主張を押し付けない方針は、大胆なナレーション構成にも感じました。
原作ではたくさんあるドイツ語のセリフ部を大胆にカットし、日本語のナレーションで要約してしまうので、サクサク物語が進みます。
[※当日の劇場での案内は、第1幕:60分、第2幕:75分。ちなみに1月に新国立劇場での上演では、第1幕:70分、第2幕:85分だったそうです。]
初鑑賞でもあらすじを追いやすい反面、ダイジェスト版のようになって軽くなってしまうという面も。
ちょっとやりすぎ?


さて、歌手陣ではまずパパゲーノの宮本益光さん!
コミカルな場面でもシリアスな場面でも切り替えて歌いこなす表現力が素晴らしかった!
その表現を、舞台上を鳥のように縦横無尽に飛び回りながら、ノリノリで楽しそうに歌いこなしていました!
こういうの好きそう。

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最初の「俺は鳥刺し」の「ホイサッサ♪」から最後の「パパパパ♪」まで、「魔笛」のムードメーカー役として、オペラ全体をまとめていました。
個人的に、日本のバリトン歌手でトップ2に入る方なので、期待通り!


そして、パミーナの森谷真理さん!
失礼ながら存じ上げない方でしたが、なぜこれほどの歌い手がノーチェックだったのか!
自分の浅学さを感じました…。
舞台から遠い4F席だったのに、しっかりと情感が伝わってくる歌声でした!
特に、第2幕でタミーノに捨てられたと思って歌う哀切あるアリア「愛の幸福は永遠に消えて」が良かったです。

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森谷さんは夜の女王役を何度もこなしているそうで、どおりで胸に迫る表現力があるわけだと思います。
今後は演奏会で名前がないかチェックすることにします。


そして、オペラの屋台骨を文字通り支えていたのが、ザラストロの妻屋秀和さん。
包容力があって温かみがある声がこの役にピッタリ。
夜の女王に短剣を渡されて打ちひしがれているパミーナに語りかける、超低音のアリア「この聖なる殿堂では」が特に印象的でした。
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指揮のデスピノーザさんと、オケの名古屋フィルは控えめな印象。
オペラだとバランス上こんなものなのでしょうか。
パパゲーノの曲で活躍したフルートソロは、名フィルの誰が吹いていたのでしょう?

場面がどんどん変わって全然飽きず、あっという間に終演でした!
とっかえひっかえコロコロ場面が変わるのに破綻しない音楽構成に、モーツァルトの天才性を実感することができました。
また、勅使河原さんの演出が話題のオペラでしたが、実演を観るのは初めてだったのもあり、変な固定観念を持たず純粋に楽しむことができました。
終演後の食事とお酒もおいしかった!
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ここまでシンプルにされると、かえって"普通"の「魔笛」も気になってきました。
機会があれば比較してみたいと思います。


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20120324 錦織健プロデュース「セビリアの理髪師」


現田さんがオペラを振る!

しかも三重まで来てくれるなら行かないと!


という比較的マイナーであろう理由でチケットを購入してしまいました。

その現田さんは、錦織健さんにインタビューでこう言わしめています。
「歌手として言うと現田茂夫はオペラを振らせたら日本一だと思いますね。」

歌手陣は、発起人の錦織健さんをはじめ、堀内康雄さん、森麻紀さんetc…と実力派ぞろい。
曲も代表的な喜劇オペラ「セビリアの理髪師」だし、もう楽しめることは間違いない!
あと、三重在住の人間として、三重県文化会館へ行ってみたかったのもあります。

さて、当日は土曜出勤することに…。
休む気満々だったのに、時期的にそんな余裕はありませんでした。
で、出社…。
もう必死で仕事を切り上げ、定時退社でダッシュしましたとも!
車を飛ばして、津の三重県文化会館へ。

何しろ初めて行くホールなので、遠い駐車場に停めてしまい、慌ててホールの席に座ったらすでにオケがピットイン。
ホールが駅前にあれば電車使えるので、もう少し余裕があるんですけどねー。
三重は車社会だから仕方がありません。


●メンバーと曲目
音楽監督/指揮:現田 茂夫
演出 : 十川 稔

(バリトン)フィガロ:堀内 康雄
(ソプラノ)ロジーナ:森 麻季
(テノール) アルマヴィーヴァ伯爵:錦織 健
(バス) バルトロ:志村 文彦
(バス・バリトン) ドン・バジリオ:池田 直樹
(メゾソプラノ) ベルタ:武部 薫

管弦楽: ロイヤルメトロポリタン管弦楽団
合唱: ラガッツィ
チェンバロ: 服部 容子


ロッシーニ:セビリアの理髪師(全2幕)


一度聴いたら忘れない、ワクワクする序曲からオペラは幕を開けます。
現田さんならではのオケがノビノビと"歌う"演奏!
神奈川フィルの演奏会も良いですが、やはりこの人は得意分野のオペラの方がしっくりきます。

2時間半ほどの長丁場ですが、歌手とオケを合わせる安定感は観てて安心。
何度も公演を繰り返して慣れてきているのもプラスポイントでしょう。
オケは知らない楽団でしたが、最後までへたらず意外と安定感がありました。


歌手陣については、何と言っても堀内フィガロの「私は町の何でも屋」!
フィガロ登場シーンでいきなり最大の見せ場という難曲。ララララ~ラ♪
朗々と歌い切り、お見事!
一番拍手が大きかったのは間違いない。
堀内さんの格の違いを見せつけられました。

もちろん、恋に落ちるロジーナを見事演じた森麻紀さんの活躍は言うまでもなく。
2幕最初のアリアとかね。

脇役陣も錦織さんが選んだだけあって実力派揃い。
志村バルトロ&池田バジリオのベテランの味わい。
武部ベルタの小アリアも堪能できました。


オペラならではの楽しみは演出でしょう。
舞台セットは必要最小限で非常にシンプル。
正直安っぽい。経費削減の感がアリアリ。
もっとも、そのぶん安めのチケット代でトップクラスの音楽が楽しめるわけで、個人的には歓迎です(^^)

また、歌手の演技ではちょっとした仕草で観客の笑いを取るなど、
ドタバタ喜劇っぷりにさらに味付けをしてました。
字幕あったけど、見なくても楽しめたと思います。


いや~、楽しかった!
敷居が高いオペラを、肩を張らずに楽しませようという心意気が伝わってきました。
2年毎に公演をしているようなので、次も行きたいです!

黄昏パンフ


2月に引き続きワーグナーのオペラへ行ってきました!
(前回の記事はこちら→http://andante215.blog97.fc2.com/blog-entry-144.html)

巷で話題のトーキョーリングも今日が最終日。
注目度は凄いようで、ブログ記事も多い! 
先ほどGoogleブログにおいて「ブリュンヒルデ 神々の黄昏」で検索したら72件ヒットしました。よく探せばもっとあることでしょう。


2月の「ジークフリート」は、歌手と演奏が素晴らしいだけではなく、演出が凝っているため演劇を観ているかのようで、大満足でした!
そのため、続編を聴きたいと思い、今回も虎視眈々とチケットを狙っていたところ予定が空いたので、前日にチケットぴあへ行って学生席を確保!
1500円でオペラが聴けるとはなんと素晴らしいシステムでしょう!
ちなみに、前回の席に比べて2つ中央寄りの席でした(^^)

オペラ聴くなら学生のうちに行くべきだよ♪ 

と、オペラファンの裾野が広がるよう、微力ながらこのブログで宣伝させていただきます。


今回の「神々の黄昏」は「ジークフリート」の時とほぼ同じメンバー。
特に注目は、ブリュンヒルデ役のイレーネ・テオリン。「ジークフリート」の出番は最後だけでしたが、素晴らしい歌声で強い印象を残してくれました。
そして、「黄昏」では実質主役です。期待せずにはいられないでしょう。

ちなみに、座席は平日でありながらも完売だったようです。座席も4Fまでビッチリ埋まっていました。

●曲目
ワーグナー/「神々の黄昏」
[上演時間 1幕 130分 休憩 45分 2幕 70分 休憩 45分 3幕 85分]
↑合計6時間15分!さすがにお尻が痛くなりました。

●メンバー
指揮:ダン・エッティンガー
演奏:東京フィル

演出:キース・ウォーナー 
装置・衣裳:デヴィッド・フィールディング
照明:ヴォルフガング・ゲッベル

◆歌手
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
ジークフリート:クリスティアン・フランツ
ハーゲン:ダニエル・スメギ
グンター:アレクサンダー・マルコ=ブルメスター
 [↑カーテンコールの順番を後ろから]

アルベリヒ:島村武男
グートルーネ:横山恵子
ヴァルトラウテ:カティア・リッティング

ヴォークリンデ:平井香織
ヴェルグンデ:池田香織
フロスヒルデ:大林智子
第一のノルン:竹本節子
第二のノルン:清水華澄
第三のノルン:緑川まり

合唱:新国立劇場合唱団


↓長~いあらすじ。読みたきゃ読んでください。

◆あらすじ(新国立劇場HPより)
【序幕】前奏曲に続いて幕が開く。三人の運命の女神(A,S,S)が綱を編むうちに、もつれて切れてしまう。運命から見捨てられたと嘆く彼女たちは、母エルダのもとへと降りてゆく。ジークフリート(T)とブリュンヒルデ(S)が現れ、夫は妻に指環を与えてから彼女の愛馬にまたがり、腕試しの旅に出かける。「ジークフリートのラインへの旅」の間奏曲が演奏される。
黄昏1

【第1幕】ライン河畔のギービヒ家。家長のグンター(Br)、妹グートルーネ(S)、グンターの異父弟で邪な男ハーゲン(B)の三人が勇士ジークフリートの噂を語る。そこにジークフリート本人がやってきて、自分の素性を打ち明ける。薬入りの飲み物を口にした彼は過去をすべて忘れ、目の前のグートルーネに惹かれる。グンターは彼に「火に包まれているブリュンヒルデを連れてきて、自分の妻に与えてくれるなら、妹を嫁にやろう」と告げる。二人は兄弟の盃をかわし、河を下る。ハーゲンはほくそ笑む。場面が変わり、ブリュンヒルデの前に姉妹のヴァルトラウテ(Ms)が現れて、「指環をラインの乙女たちに返してくれれば、神も世界も平和になる」と告げる。しかしブリュンヒルデはそれに応じない。その後、記憶を失くしたジークフリートが隠れ頭巾を身につけて現れ、グンターの願いどおり、ブリュンヒルデを連れ去るべく、彼女から指環を奪ってしまう。
黄昏5

【第2幕】前奏曲に続いてギービヒ家。ハーゲンの夢に実父アルベリヒ(B)が現れて、「指環を乙女たちに返すな」と告げて消える。朝になりジークフリートが戻る。彼がハーゲンとグートルーネに事の次第を語る。ハーゲンが角笛を吹いて家臣を集める。ブリュンヒルデを伴って現れたグンターは、「自分と彼女、妹とジークフリートの結婚式だ」と告げる。その言葉にブリュンヒルデは驚愕、ジークフリートの姿を認めて呆然とし、彼の指にある指環を目にして神々に復讐を誓う。怒りと絶望の中、彼女はハーゲンに「ジークフリートの急所が背中にある」と教えてしまう。婚礼を祝う行列が近づく。
黄昏10


【第3幕】前奏曲に続いて河畔の低地。ラインの乙女(S,S,A)たちがジークフリートに指環の恐ろしさを教えるが彼は理解しない。ハーゲンとグンターが現れる。ハーゲンはジークフリートの背中を槍で突き殺す。人々は英雄の死を悲しみ、遺骸を運ぶ。ギービヒ家ではグートルーネが夫の帰りを待つが、冷たくなった彼を目にして逆上する。ハーゲンは指環を要求し、グンターと争って彼を殺す。ブリュンヒルデが現れて、「あなた方全員が裏切ったジークフリートの妻が復讐に来た」と告げる。彼女は火葬の為の薪を用意させ、夫の遺骸から指環を抜き取り、燃え盛る炎を目指して愛馬に跨り突き進む。ライン河が炎に流れ込み、乙女たちは指環を取り戻し、ハーゲンは水中に引きずり込まれる。炎は天上をも包み込む。

黄昏14


◆感想
まずは何といっても、ブリュンヒルデ役のイレーネ・テオリンに拍手でしょう! 
序幕のジークフリートと歌うシーンから、第2幕の復讐を誓うシーン、そしてクライマックスの「ブリュンヒルデの自己犠牲」と縦横無尽の活躍。
圧倒的な迫力でありながら、耳障りにはならず、完全に引き込まれていました。

正直、ジークフリートの印象が霞んでしまいましたね。
もちろん、クリスティアン・フランツも素晴らしい歌手なのは言うまでもありませんが、今回はストーリー上致し方ないでしょう。
ただ、「葬送行進曲」のシーンは音楽とストーリーが相まって強烈な印象を与えてくれました。(↑の写真、第3幕)
あれはすごいですね。

余談ですが、3/31の朝日新聞夕刊にテオリンのインタビューが載っていました。
歌を始めたのは20代後半からで遅咲きだったとのこと。
それであれだけの声が出るのですからすごいものです。

テオリンは、来シーズンの「トリスタンとイゾルデ」にイゾルデ役でまた新国立劇場に来てくれるらしいので、そちらも要チェックですね♪


オケについては、とにかくホルンの方々お疲れ様です。
覚醒の動機や角笛の音で何度も目立つシーンがあり、ミスったら後でブロガーたちが文句を言うような状況で、気の休まる暇がなかったのではないかと推察されます。
最終日で慣れてきたこともあったのか、私としてはかなり良い感じだったと思います。

そして、ダン・エッティンガーの指揮は遅かったようですね。
聴いてる時はその特に違和感がなかったものの、家のCDで聴き直すともっと早かったです。
賛否両論あったようですが、別にあれはあれでいいのでは?


さて、演出についてはあちこちで深読みがされているようですね。

一番気になったのは全てが終わった後のシーン。
主要キャストが退場した後、現代の人々が和やかに飲んでるようなシーン、意味が全く分かりません!
どうも客席に向かって映写機をまわしていたようです。
「ラインの黄金」では映写機のシーンから始まったとのことなので、キース・ウォーナーが全体を通して何らかの意図をこめているのは間違いないのでしょう。


万雷の拍手がやみ、気がつくともう20時半。まったくもって贅沢な時間の使い方です。
やっぱり行ってよかった!(^^)/
来シーズンも注目公演が色々あるようなので、次はそちらを狙うことにしましょう。

ワーグナーを語るならオペラ(楽劇)を観ないとダメですね!

熱狂的な愛好家が多い作曲家でありながらも、聴いたことがあるのはマイスタージンガー前奏曲やトリスタン序曲ぐらい。
そして話題の“トーキョーリング”、ここで聴かないと次のチャンスはいつか分からない。
「ラインの黄金」「ワルキューレ」は予定が合わず見逃してしまったので、「ジークフリート」こそはと意気込んでいました。

学生の特権を利用して前日ぴあに並んでZ席をゲット!
4Fの端でしたが舞台も十分見え、1500円という値段を遥かに超えるパフォーマンス。5時間の公演をしっかり堪能してきました!

ほぼチケットが売り切れていたらしく、会場には人がゾロゾロ。後から調べたらブログの記事もうじゃうじゃ。
今シーズンの目玉シリーズなだけはあります。



●メンバー
指揮:ダン・エッティンガー
演出:キース・ウォーナー

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●歌い手
ジークフリート:クリスティアン・フランツ
ミーメ:ヴォルフガング・シュミット
さすらい人:ユッカ・ラジライネン
アルベリヒ:ユルゲン・リン
ファフナー:妻屋秀和
エルダ:シモーネ・シュレーダー
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
森の小鳥:安井陽子

ジークフリート第1幕
(公演チラシ、第1幕の舞台)

・第1幕
「森の中の洞窟」のシーン
…のはずなんですが、舞台に登場したのはどう見てもポップで可愛らしい家。なんじゃこれは?
折れた伝説の剣をジークフリートが荒業で直すというシーンもだいぶふるっていて、砕いた剣をミックスジューサーで混ぜて、電子レンジで焼いて、フリーザーで固めるとかよく思いついたものです(笑)
現代演劇みたいで、全ての物に演出家の隠された意味がありそうですが、残念ながら4Fからは細かいとこが見えない…。


さて、そんなぶっ飛んでる演出ですが、歌手はワーグナー歌いを集めたとのことで腕前は確か。
第1幕は、ジークフリート、ミーメ、さすらい人の3人だけで85分を持たせるというハードな幕。
舞台のあちらこちらを動きながらなのに、しっかり歌いきっていました。

(50分休憩→近所のマックへ、同じことを考えている人多し)

ジークフリート第2幕
(第2幕の舞台)

・第2幕
「森の奥」のシーン、木の代わりに緑の矢印が生えてました。面白い。
うさぎやりすの着ぐるみがうろうろしてる姿がシュール。そして、小鳥役がワイヤーで本当に空を飛んできました。

ほとんどジークフリートの1人舞台の印象。
小鳥の歌は短かったですが、清らかな声を聴いて、ここまで歌手がおっさんばかりだったことに改めて気づかされました。


(45分休憩→コンビニのパンで夕食、同じことを考えている人多し)

ジークフリート第3幕
(第3幕の舞台)

・第3幕
「岩山」のシーン

「ジークフリート」一番の見せ場だというジークフリートとブリュンヒルデの長大な二重唱。ワーグナーの真骨頂でしょう。
本当に長大で、30分以上あったんじゃないでしょうか? 
聴くのに疲れていたのも手伝い、眠りに落ちてしまいました…。あまりに長いので起きてもシーンが変わっていませんでした(笑)


終演後はバックステージツアーなるものが当たったので、舞台裏とかを見学してきました。
4面式のステージということで、広い! サッカーぐらいは楽々できそうです。
セットも間近で見ることができて、フライドポテトの箱にMではなくてA(アルベルト)と書いてあったり、映画のフィルムは本物を使っていたり、遠くからでは分からない物を見ることができました。
小道具がオーケストラピットに入らないかとヒヤヒヤしているなどの舞台側のお話も伺えました。

そんなこんなで劇場を後にしたのが10時前、計8時間ほどここにいたことになります。もちろん真っ暗。
聴いててここまで疲れたのは初めてです。さすがワーグナー。
長くて「どこが良かった」と指摘しにくいのですが、体感するだけでも意味はあったと思います。
とりあえずジークフリート牧歌を聴いて復習しますか。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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