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20190825 木曽音楽祭 (1)

諏訪旅行の帰りがけに木曽福島で途中下車して音楽祭へ寄り道。
アチコチから名手を集めていて、毎年チラシを見かけるたびに気になっていたので、一度訪れてみたい音楽祭でした。

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木曽福島駅からバス乗車。駅前に看板も。

20190825 木曽音楽祭 (2)
開場前は、この音楽祭名物だというアルペンホルンのファンファーレ。



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周りが山に囲まれている場所なので、木曽だからこその工夫ですね。


●メンバーと曲目
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 ホ長調 op.20
 ヴァイオリン:白井圭・漆原啓子・加藤知子・水谷晃
 ヴィオラ:佐々木亮・大島亮
 チェロ:伝田正則・山崎伸子

ブラームス:アルトのための2つの歌 op.91
 メゾソプラノ:白井光子
 ヴィオラ:村上淳一郎
 ピアノ:寺嶋陸也

ブラームス:セレナード 第2番 イ長調 op.16
 フルート:佐久間由美子・山本葵
 オーボエ:古部賢一・浅原由香
 クラリネット:山本正治・金子平
 ファゴット:岡本正之・河村幹子
 ホルン:日橋辰朗・日高剛
 ヴィオラ:佐々木亮・村上淳一郎・大島亮
 チェロ:辻本玲・山崎伸子
 コントラバス:星秀樹


アチコチのオケ首席やソリストがそろい踏み。音楽祭っぽい。

※以下、演奏写真は「木曽文化公園twitter ‏@kisobunka」より引用です。

20190825 木曽音楽祭 (3)
1曲目はメンデルスゾーンの八重奏曲。
分かっていても高揚する怒涛のフィナーレで、名手たちの一糸乱れぬ演奏にただ呆然。
過去に別の音楽祭で聴いた時はこの曲がトリだったのですが、敢えて最初に持ってくるのが木曽音楽祭の特徴を表してる気がします。
チェロの山崎伸子さんはときおりニコニコ。そして、何気に神奈川フィルからヴィオラの大島さんがいらっしゃるのです。


20190825 木曽音楽祭 (4)
2曲目はブラームスの2つの歌。
アルト&ヴィオラ&ピアノという珍しい編成。
地味ながらしっとりした良曲。
白井光子さん、お初でしたが小柄な見た目に反して堂々とリードを歌い上げていてビックリ。ドレスがピンク!
ドイツリートで長く活躍されているすごいお方なんですね。


20190825 木曽音楽祭 (5)
ラストはブラームスのセレナード2番。
あちこちのオケ首席やソリストの16人の名手が一堂に。さながらミニオケ。
こういう豪華な光景も音楽祭ならでは。
心穏やかに光に包まれているような曲でした。
ヴァイオリン不在編成でヴィオラが表に出てくるのは良いですねー。


20190825 木曽音楽祭 (6)
今日で最終日だったので最後は全員登場。壮観です。

公演前後や休憩中の話し声を聞くと、何回・何十回と来ている方も多いようですが、これほどのクオリティなら納得です。

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20190519 ジャコバン国際ピアノ音楽祭2019 20190519 ジャコバン国際ピアノ音楽祭2019(2)


岐阜のサラマンカホールでピアノ三昧の1日でした!
昨年も聴きに来て、面白かったので今年も参戦。
1日でこれだけバラエティ豊かな奏者と曲を聴けて、チケット代が計3500円は安い!

印象に残ったのは
①ブラームス(作&編曲):交響曲第4番(2台ピアノ版)
②バーンスタイン(セリア・オネト・ベンザイード編曲):「ウェスト・サイド・ストーリー」より"シンフォニックダンス"(ピアノ版)
③ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」

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<マチネⅠ. パリのピアノ・スケッチ>
ピアノ:三浦友理枝

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:古風なメヌエット
サティ:ジムノペディ第1番
プーランク:「15の即興曲」より"エディット・ピアフを讃えて"
ドビュッシー:夢
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より"月の光"
ドビュッシー:「前奏曲集」より"ヒースの茂る荒地","亜麻色の髪の乙女","月の光の降り注ぐテラス","ミンストレル"

※アンコール
レイナルド・アーン:恍惚の時


フランス音楽の有名どころが勢揃いのプログラム。
"エディット・ピアフ"、"亜麻色"が好きな曲。
三浦さんはかなりクールに弾いていて、"亜麻色"ってこんなアッサリ進む曲だっけ?と違和感。
フランス音楽は奏者によってかなり変わるので、聴く側の好み次第ですけどね。
次はもっと華やかな曲で聴いてみたいピアニストです。


<マチネⅡ. ジャズ de シャンソン>
ピアノ:フィリップ・レオジェ

ルイギ:バラ色の人生
ベティ:セ・シ・ボン
ブルレ:行かないで ほか
(※これ以降の曲目はその時の気分で決めたそう)


オシャレ空間が出現。
キレイなメロディーで肩の力が抜けて心地良くなっていました。
ただ、シャンソンはメロディーは聴いたことがあっても曲名が分からないのです…。

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シャンソンジャズを聴いてワインが飲みたくなったので、アペリティフ会場で1杯♪

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<ソワレⅠ. いまもっとも期待を集めるフランスの新星>
ピアノ:セリア・オネト・ベンザイード

ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」
ショパン:4つのマズルカ
ショパン:12の練習曲 第5番「黒鍵」
ガーシュウィン:3つの前奏曲
バーンスタイン(セリア・オネト・ベンザイード編曲):「ウェスト・サイド・ストーリー」より"シンフォニックダンス"(ピアノ版)

※アンコール
モーツァルト:●●

ショパンとアメリカという面白いプログラムでした!
「葬送」はショパンでは珍しく好きな曲。
葬送行進曲も、その後の嵐も表現力豊かに弾かれていました。

圧巻はピアノ1台での"シンフォニック・ダンス"。
なんと編曲はご本人。バーンスタイン家から特別に許可をもらったそう。
クールな"プロローグ"も、賑やかな"マンボ"も、美しい旋律の"サムウェア"も全部1人で!
ピアノだけでここまで幅広い表現ができるのかと。
不協和音のぶつかりがくっきり浮かび上がって、曲の構造が分かるのも面白かったです。
指パッチンと「マンボ!」はもちろん、ホイッスルもしっかり持参(笑)

日本では全然演奏会をしていないようですが、今後が面白そうなピアニストです(^^)


<ソワレⅡ. 2台ピアノで聴くシンフォニー>
ピアノ:高橋多佳子、近藤嘉宏

クララ・シューマン:マズルカ ト長調作品6
ブラームス:間奏曲イ長調作品118-2
ブラームス(作&編曲):交響曲第4番(2台ピアノ版)

※アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番(連弾)

ブラームスの大作を"クララ"高橋と"ヨハネス"近藤の2台ピアノで。
こういう攻めのプログラムはピアノ音楽祭だからこそでしょう。
何しろ演奏時間が45分。こりゃ大変。

演奏はこんな感じ↓(近藤さんtwitterより)
https://twitter.com/yoshihirokondo/status/1129678830296133632

オケ版とはかなり印象が変わるけど、これはこれで良い。
ロビーでのトークでは、弱音の部分の緊張感を持たせるのが難しかったとのことです。
印象的だったのは第4楽章のパッサカリア。
楽器の音色数で表現できない分、求道的に強い曲になっていると感じました。


13:30に開演して20時前に終演という長丁場でした。
こういう独自路線のイベントは今後も続けてほしいです。

20190127 石田組@豊田市コンサートホール

神奈川フィルのコンマスを初めとして、様々なユニットで活躍している石田泰尚さん。
コンマス&ソロは神奈川フィルの演奏会で何度も聴いてます。
(神奈川フィルで聴いた協奏曲:コルンゴルト、ニールセン、シューマン、ヴィヴァルディ「四季」、ブラームス(二重)、モーツァルト(二重))

ただ、この"硬派な男達による弦楽アンサンブル"石田組を聴くのは今回が初めてでした。
2014年結成で評判は気になっていたのですが、聴く機会が無く…。
今回、良いタイミングで豊田まで来てくれたので行ってきました。


●メンバーと曲目
ヴァイオリン:石田泰尚、塩田脩、村井俊朗、双紙正哉、丹羽洋輔、山本翔平
ヴィオラ:中村洋乃理、萩谷金太郎、鈴村大樹
チェロ:金子鈴太郎、辻本玲、森山涼介
コントラバス:米長幸一

※前半
ラター:弦楽のための組曲
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調op.48

※後半
ホルスト:セントポール組曲
モリコーネ(近藤和明編曲):ニュー・シネマ・パラダイス
E.バーンスタイン(近藤和明編曲):荒野の7人
ディープ・パープル(近藤和明編曲):紫の炎

※アンコール
クライスラー(大橋晃一編曲):美しきロスマリン
ヴィヴァルディ:「四季」より"冬"第2楽章
三木たかし(松岡あさひ編曲):津軽海峡冬景色
U.K.(近藤和明編曲):シーザーズ・パレス・ブルース


クラシックとロックが混在しているカオスなプログラム。
掴みの要所はイギリス物にしているような気も。



↑参考動画。これよりもっとノリノリで迫力ありました。



前半はスーツ&ネクタイでキッチリのクラシック演奏モード。
軽快なラターの小さな組曲から。
イギリス民謡を用いているそうで、口ずさみたくなるメロディーが満載で掘り出し物の佳曲でした。

そして、弦楽セレナードはもう絶品!出だしの有名な全合奏の旋律を聴いた時からゾワワとしてました。
意外に生演奏では初めてでしたが、13人だけとは思えない響きの広がりがあって美しい演奏でした。
響きが美しいのは、アンサンブルの息が合っているのはもちろん、石田"組長"の美音を邪魔しない"組員"を見事に揃えていることが大きいのではないかと。
"声"が大きい人がいるとかき消されてしまうんですよね。


後半はネクタイを外し、黒1色のラフな服装に。
徐々にホールが暖まってきましたよー。
永遠の名旋律のニュー・シネマ・パラダイス、かっこいい荒野の7人。

そして、会場をノリノリの渦に巻き込んだディープ・パープル。
石田組長がロックスター状態になっていて、全身全霊で動き回って弾きまくり。これだけやりたい放題に弾いてるのを観たのは初めてです(笑)
エレキギターの旋律を弾く組員たちのアシストも完璧。
客席から歓声が上がってたし、前半とは全然違う雰囲気になってしまいました(笑)

アンコールはなんと4曲!
まさかの津軽海峡冬景色(笑) 石田組長が頭にかぶった"アレ"はいったい…。
ラストは、ノリノリのプログレで盛り上げて締めでした。


楽しい演奏会でした!
愛知ではまだあまり馴染みが無いであろう石田組ですが、どういう風に皆さんは感じたことでしょう。
物販のCDがすごい勢いで売れていたのと、組員総出の見送りでの人だかりを見るに、有望だという印象ですけどね。

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さて、5月には石田組長のブロッホの協奏曲を目当てに神奈川フィル定期に遠征でございます。

20190112 コパチンスカヤ

2019年の演奏会聴き始めにして、いきなりベスト公演の候補入りです。

コパチンスカヤは2012年11月にプロコフィエフの協奏曲を聴いて衝撃を受け、かねてからもう1度聴きたいと思っていたヴァイオリニストです。
今回、名古屋での公演情報が出てからずっと楽しみにしていました。

※その時のブログ記事はこちら
「12.11.18兵庫芸文オケ、第56回定期演奏会~井上道義&コパチンスカヤのプロコフィエフ~」
http://andante215.blog97.fc2.com/blog-entry-252.html


●メンバーと曲目
ヴァイオリン:パトリシア・コパチンスカヤ
ピアノ:ポリーナ・レシェンコ

プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
C.シューマン:ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンスOp.22より第1曲
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番Sz.76
エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調≪ルーマニアの民俗風に≫
ラヴェル:ツィガーヌ

(アンコール)
ギア・カンチェーリ:Rag-Gidon-Time
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番イ長調作品13から第3楽章アレグロ・ヴィヴォ


やたら男性客が多かったです。
まあ、かわいいですからねー。
ポスターだけでなく実物も裏切らないかわいさでした。
後で調べたら1977年生まれだそうでビックリ! え!?


さて、コパチンスカヤは緑のドレスで登場。
しばらくは椅子に座っての演奏、最初は裸足だったけど途中からスリッパ履いてたし、調子が悪かったのかな?

演奏はテンポが気ままに減速・加速してドライブ感グイグイだったし、音のスライドもガンガンするしで、"模範的"な演奏では全然無い。
"話す"言語がそもそも違うという感じ。
"普通の"演奏がルーマニア語から翻訳した後のフランス語やドイツ語だとしたら、コパチンスカヤはルーアニア語をそのまま話している感じ。
ロマっぽいとも言えるのかも。
もしくは、「のだめカンタービレ」の"のだめ"がヴァイオリニストだったらこんな感じかも。
賛否は分かれそうですが、私は大いに楽しめました。
あと、演奏中に時々目がクリクリ動くのがかわいい。

この自由奔放なヴァイオリンに合わせるピアノもすごい!
"伴奏"ではなく、ガッツリ組んでの1対1のセッション相手でした。
打楽器かのような強烈な打音もあれば、速いパッセージもお手の物で、コパチンスカヤの方向性を壊さずに見事に曲をまとめ上げていました。
ただの伴奏者かなとノーチェックでしたが、何者なんだこの人は。


1番楽しみにしていたのはラストのツィガーヌ。
このメジャーな曲をどう料理してくれるか。
それまで座っていた「コパチンスカヤが立った!」、スリッパも脱いでブーストモードに。
気のせいか音の響きもさらにアップしたような。
最初の無伴奏の箇所から、ピアノが入ってきて、最後のフィナーレの盛り上がりまで、ポカーンとしながら圧倒されるばかりであっという間。
さながらロックのライブ状態でした。


アンコールは2曲。
ギア・カンチェーリは、気ままなネコみたいなオチャメな曲でした。
↓Youtubeにご本人の動画があったのでご参照あれ。



終演後は居合わせた猫町倶楽部の方々と楽しくお喋りをしてきました。
あまりクラシックを聴かない方でも今日の演奏会は退屈しなかったようです(^^)

20181107 名画で読み解く音楽紀行

友人のピアニストである守矢花梨さんと、猫町倶楽部の藝術部で何度もレクチャーを拝聴している佐藤晃子さんが共演されるということで、平日昼ですが聴きに行ってきました!
音楽も美術も好きなので、こういう企画は非常に興味深いです。
会場は天白文化小劇場。原駅のすぐ上で便利。

●メンバー
ピアノ:守矢花梨
ソプラノ:曽田朋世
解説:佐藤晃子

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◆第一部 エコール・ド・パリ ~20世紀フランスの画家たちと音楽~
(佐藤さんの解説:エコール・ド・パリの画家たち)
プーランク/即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」(ピアノソロ)
プーランク/愛の小径
ドビュッシー/歌曲集「抒情的散文」より第4曲「夕暮れ」

最初は佐藤さんがスライドに資料を写しながらの美術解説。
プーランクは同時代のフランスの画家と交流があったということで、モディリアーニ、シャガール、キスリング、ローランサン、藤田嗣治など。
ちなみに、プーランクは「画家の仕事」という歌曲集も作曲していたりします。どんな曲か気になりますね。
多くの画家を取り上げながら、30分でコンパクトにかつ分かりやすく紹介されていました。
モディリアーニは元彫刻家だから、それが絵の人物像の特徴になっている、とか。

今、名古屋市美術館で開催されているコレクション展で色々と観られるとのこと。
解説に絵のお値段が書いてあったりするそうです。


舞台の幕が開いて、情熱的な赤いドレスのお二人が登場。
守矢花梨さんの曲の解説の後、演奏へ。
プーランクは過ぎ去った愛の思い出を歌った「愛の小径」など。
シャンソンの影響を受けたというオシャレな曲でフランスのサロンな雰囲気に。
他のプーランクの曲も聴きたくなりました。
同じフランスでも、ドビュッシーになると色彩が豊かになってガラッと雰囲気が変わるのが面白かったです。

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◆第二部 大正浪漫~懐かしの名曲と芸術家たちの物語~
(佐藤さんの解説:竹久夢二を中心に)
多忠亮/宵待草(作詞:竹久夢二)
小林秀雄/落葉松
山田耕作/赤とんぼ

後半も佐藤さんの解説から。
竹久夢二の「黒船屋」が西洋画のヴァン・ドンゲンを参考にしていたとは知らなかったです。
また、女性遍歴がすごくて離婚した元妻と10年ぐらいくっ付いたり離れたりし、その合間に別の女性と関係を深めた、などのモテ男ぷり。
「まだ女性がいるんです!」などの佐藤さんのノリノリっぷりが楽しかったです(笑)

そんな竹久夢二が作詞をして大正時代に大ヒットしたというのが「宵待草」
「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ」で始まる失恋の曲。
前半との曲調の落差が激しい(笑)
落葉松と赤とんぼは言うまでもなく名曲ですね。


バラエティ豊かで楽しい2時間でした♪

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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