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20151025クレーメルクレメラータ・バルティカ「4つの四季」

兵庫芸文ホールのクレーメル&クレメラータ・バルティカのコンサートへ行ってきました。
ピアソラ好きとしては一度、クレーメル氏の演奏で聴いてみたかったのです。

いやー、グラスもピアソラもすごかった!
切れ味鋭いアンサンブル。
音の入りだけでなく消えるところまでビシッとピッタリ!
クレーメル氏の演奏は初めてでしたがクールでした。
超絶の箇所でも顔色を変えず淡々と弾いていました。


●メンバーと曲目
ヴァイオリン:ギドン・クレーメル
室内オーケストラ:クレメラータ・バルティカ

ラスカトフ:チャイコフスキー「四季」から、1月炉端にて、5月白夜、12月クリスマス
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」
梅林茂:ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための「日本の四季」
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの四季

※アンコール
オスカー・ストローク:黒い瞳
ワインベルク:ボニファッチ・ホリデイズ


今回の公演の一番の収穫はグラス!
クレーメル氏の圧倒的なテクニックと、そのクールな演奏スタイルにしびれておりました。
アルペジオの速いパッセージをひたすら弾き続ける。
そうかと思いきや、楽章間の"ソング"という箇所では、クレーメル氏1人にスポットライトが当たり、無伴奏ソロであたかもバッハの世界。
そんな場面がコロコロ変わる曲なのに、一切乱れが見られなかったのはさすがです。
第3楽章、第4楽章ではどんどんテンポアップ&高揚していき、ライブ会場と化していました。
エレキギターでどこかのバンドがカバーしても違和感無さそう。

もちろん、お目当てのピアソラは期待通りの演奏でした!
十八番だけあってオーケストラの線がピッタリ!
特殊奏法満載、テンポも不安定なのに、決めどころを切れ味よくビシバシ決めていきます。
残響があるホールだと切れ味がぼやけるので、日比谷公会堂のような残響が全然無いホールでも聴いてみたいものです。


あと、梅林茂さんの委嘱新作は、いかにも和テイストの曲。
民謡調のメロディーで夏の祭囃子、秋の哀愁と場面が描写され、グラスで張りつめていた緊張感はしばし休息。
冬でのクレーメル氏とチェロ首席の掛け合いがあり、物怖じせず堂々と渡り合っていらっしゃいました。
ぜひ日本の室内オーケストラで再演もしてもらいたいものです。

クレーメル氏は日本好きだそうで、来日公演も多いとのことなので、また上手く予定が合えば聴きに行きたいと思います。
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20130324及川浩治トリオBee兵庫公演


及川浩治トリオBee
クラシックのトリオなのにやたら盛り上がるという評判の3人組。
我らが神奈川フィルのコンマスである石田さんが参加していることでもおなじみ。
関西では知名度なさそうですが…。
オケでコンマスやってる姿をイメージできた人は何人いるのやら。

そして、兵庫芸文センターは2005年にデビューリサイタルを行ったBeeが生まれた場所だそうです!
そういうこともあってか兵庫公演がこのツアーの千秋楽。

雰囲気を知りたい方にはこんなページがあったんでどうぞ。
演奏映像もあります。今日の公演はこれより熱かった!
「Bee 3人からのメッセージ」


●メンバーと曲目
「及川浩治トリオBee」
ピアノ:及川浩治
ヴァイオリン:石田泰尚
チェロ:辻本玲


ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ピアソラ:フガータ
ピアソラ:リベルタンゴ
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
エルガー:愛の挨拶(辻本&及川)
ポンセ:エストレリータ(小さな星) (石田&及川)
ベートーヴェン:交響曲 第2番より第1楽章(ベートーヴェン自身によるピアノ・トリオ編曲版)

ブラームス:ピアノ三重奏曲 第3番より第1楽章
ショパン:チェロ・ソナタ op.65より第3楽章(辻本&及川)
マスネ:タイスの瞑想曲(石田&及川)
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 K.502より 第2楽章
ヘンデル(ハルヴォルセン編曲):パッサカリア(石田&辻本)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番「大公」より第1楽章

※アンコール
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ピアソラ:リベルタンゴ


会場は大ホールが9割方埋まっているというなかなかの盛況振り。
皆さんお目当ては及川さんなのでしょう。
ロビーで石田さんのCDは売ってなかったし…。


リーダーの及川さんの演奏を聴くのは久し振り。
相変わらずエネルギッシュで暑苦し~い演奏でした(^^)
ピアノ三重奏曲が何曲かありましたが、普通はこんなにピアノが自己主張してないだろうなーとニヤニヤしながら聴いてました。
そっちの方が面白いし。
MCもやはり及川さんがガンガン引っ張ってました。

石田さんはもう神奈川フィルでコンマス&ソリストとして何回聴いたことか。
でも、今日のようなピアソラでの本気モードを見るのは初めてだったかも。
もちろん「タイスの瞑想曲」の美しさは絶品でした。
トークも結構及川さんから振られてロングトークしてました!
いつものマイペーストークで会場の笑いを誘ってました(^^)
演奏は雄弁なのにこのギャップが面白い。


辻本さんは初めて聴く方でしたが、押され気味に見えました。
「愛の挨拶」など落ち着いた音色でいい味出してましたが、いかんせんあとの2人のキャラが濃すぎです。
良かったのが石田さんとのデュオの「パッサカリア」
メロディーの掛け合いばかりで、合わせるのが難しそうな曲でしたが息がピッタリ!
変奏が進んでいくに従ってどんどんヒートアップしていって、さながらライブのよう。

ちなみに、前日に三宮のライブバーでデュオやってたらしい。行きゃ良かった。


アンコールは「ヴォカリーズ」と「リベルタンゴ」
特に「リベルタンゴ」がすごいことに。
1回目とはアレンジは違ってて、もうアドリブで超絶技巧だらけ。
演奏があまりにもヒートアップしてきて、ホールじゃなかったら「ウォー!!」と立ち上がってたでしょう。
これぞライブ!これぞBee!


最後に、来年度以降の予定は分からないというトークの中での石田さんの一言を。

「また戻ってきます!」

ぜひよろしくお願いします!

20120722山本裕康チェロリサイタル 

神奈川フィルが誇るチェロ奏者、山本裕康さんが名古屋にやってくる!
東海地方在住の神奈川フィルファンとしては聴き逃せない演奏会。
音響の良い宗次ホールで思う存分演奏を堪能してきました♪

さて、このお2人での演奏を聴くのは実は2度目。
前回は2010年2月かながわアートホールで行われたカジュアルコンサートで、シューマンとショパンの特集でした。

今回は3月に発売されたCDアルバム「情景」の曲を中心にしたリサイタル。
CDはもちろん会場で買い求めましたとも!
なぜか関東ではなく名古屋での演奏会。東海地方在住の身には非常にありがたい話です(^^)
この演奏会のために関東から新幹線で駆けつけた方もいらっしゃったそうで感嘆するばかりです。
とはいえ、私も昨年9月に神奈川フィルの演奏会(グルダ/チェロと吹奏楽のための協奏曲)を聴きに横浜へ行ってるので、全然人のことは言えないのですが(笑)


3月に新名古屋交響楽団とドヴォルザークを共演した際にも好評だったので、
今回のリサイタルで名古屋での評判がまたさらに高まったことでしょう!

●メンバーと曲目
チェロ:山本裕康
ピアノ:諸田由里子


ラフマニノフ:チェロソナタ
(休憩)
サン=サーンス:白鳥
宮川彬良:随想曲第3番(初演)
岡野貞一(大橋晃一編曲):故郷
フォーレ:夢のあとに
カッチーニ(大橋晃一編曲):アヴェ・マリア
ブルッフ:コル・ニドライ

※アンコール
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
カザルス:鳥の歌


アンコールの1曲を除くとゆったりした曲が並んでいます。
旋律がシンプルな分、奏者の情感豊かな表現が露骨に出る曲ばかり。

前半はいきなり大曲ラフマニノフのチェロソナタ。
山本さんの真摯で情感豊かなチェロと、諸田さんの透明感あふれるキラキラしたピアノに誘われ、
ロマンチックな音に会場中がウットリしてました。
ピアノが意外と難しそう。

ちなみに「情景」には第3楽章アンダンテが収録されています。
間違いなく1番美味しいところ。

この後のトークで、
「この曲は弱音(p)の指示が多いが、実際には音が大きくなってしまう。
しかし、宗次ホールの音響が良く楽譜に書かれた通りに弾けた。」
とホールを大絶賛してました。
プロも褒める良いホールがせっかく名古屋にあるのだからもっと聴きに行かないとな~、と思います。


後半は「情景」から短めの曲を。

特に印象に残ったのが、宮川彬良さんの随想曲第3番。
「情景」を出すに当たって依頼し、快く引き受けてもらったとのこと。
山本さんのために書かれた曲なので、音とメロディーの雰囲気がピッタリ!
心に沁み入る曲でした。

トークでは山本さんの飾らないお人柄の良さが滲み出ておりました(^^)
諸田さんは意外にも喋らなかったものの、横でニコニコしながらトークを聴いてました。
曲についてのことが中心。ホール音響、宮川さん、編曲の大橋さん等。
せっかく愛知出身であるので、もっと地元トークを聴いてみたかったかも。


アンコールは2曲。
「今回はゆっくりな曲でしたが、速い曲が弾けなくなったわけじゃないんですよ?」
と、ポッパーのハンガリー狂詩曲。
速いパッセージもバリバリ弾いてました。

ラストは鳥の歌。
3.11以来聴く機会がありませんでしたが、以前とは全然心に訴えてくる度合いが違いました。


終演後はサイン会!
あらかじめ演奏前に買っておいたCDを持っていち早く列に。5番目位だったかな?
昨年3月以来、久し振りにお会いしたのでご挨拶をして、サインをゲット!

20120721 「情景」サインCD


演奏の後で買い求める人も多く見え、見る見るうちに行列が伸びていってました!在庫は足りたのでしょうか?

10/1に再び宗次ホールへいらっしゃるとのこと。
ヴィオラ、ヴァイオリンを交えてブラームスのピアノ四重奏を弾くそうです。
(月曜じゃなかったら行けるのに…。)


さて、名古屋まで来て頂いたので、こちらからも神奈川へ聴きに行かねばなりませんね!
今年中に神奈川フィルへ11月定期,12月第九に遠征しようと計画中。
特に、11/23はメインが「英雄の生涯」でコンマス石田さんのソロが楽しみです。


最後に「情景」の山本さんの文章より引用を。

「俳句はその瞬間を切り取った写真だとすると、音楽はその曲を聴いた時々の思い出の日記帳だと思う。」

だから演奏会へ行くのはやめられない(^^)

20120513イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノリサイタル

●メンバーと曲目
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
リスト:村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)
ショパン:ノクターンハ短調op48-1
リスト:ピアノ・ソナタ

ピアノ:イーヴォ・ポゴレリッチ

独特な演奏というイメージが先行していて、“のだめ”みたいなハチャメチャな弾き方をする人かと思っていました。
しかし、実際には1音1音慈しむように弾いていて、むしろ曲と正面から対峙していたのが印象的。
そして、演奏中の緊張感が物凄い。ズッシリきました。
確かにスローテンポで独特ではありましたが、「型破りの奇才」という言葉で括ってしまうのではなく、「巨匠」と呼ぶ方がこの人にはふさわしいでしょう。


さて、4月のレ・ヴァン・フランセ以来のしらかわホール!
今回の席は舞台下手側のバルコニー席。
ピアノの鍵盤が良く見える上に、J席で半額!それでも5500円と結構お高め…。
オケならともかく、ソリスト1人の演奏会にこれだけの金額を出したことはなかったのですが、エイヤッ!と勢いで買ってしまいました。
結果的に判断は正しかったです(^^)

開演前に舞台上のピアノをいじっている人がいて、誰かと思ったらポゴレリッチ氏本人でした。
本番直前まで音の響きの確認に余念がないのでしょう。

いったん引っ込んで改めて登場。
ゆったりと客席にお辞儀をしてて、物腰は大変落ち着いているように見えました。
そして、大きな手で悠々と弾き始め、ポゴレリッチの悠久の世界に客席全員が巻き込まれていくのでした・・・。

とにかくじっくりした演奏。「こんなメロディーあったっけ?」というところがたくさん。
そして、聴いてる方も迂闊に息をしてはいけない雰囲気。
今にも止まってしまいそうな箇所もあってCDだと寝てしまいそう。
会場の張りつめた空気までは録音できませんからね。
曲が終わる度にこちらも「フーッ」と肩の力が抜けていました。

演奏のスゴさについては私の執筆力ではとても表現できません。
スローテンポで天上へ魂が飛んでいきそうなノクターンも忘れられませんが、
今回のハイライトはリストのピアノ・ソナタ!
冒頭に虚無へポツンと放たれる1音から、最後の臨終の1音まで、あたかも人の一生を見せられたかのよう!
充実した演奏でした。

終演後は拍手が止まらず、スタンディング・オベーションする人も続々と現れるほど。

最後に、気になる演奏時間はというと、
・ショパンのピアノソナタ→35分
・メフィストワルツ→20分
・ノクターン→10分
・リストのピアノソナタ→50分
でした。
やはりスローテンポだったようです。


ピアノ1人だというのに圧倒された演奏会でした。
そりゃあ来日して話題になるわけですよ。
賛否両論ありそうなピアニストですが、こんな人がいてもいいんじゃないでしょうか?

さて、来週の土曜は久々の名古屋フィルです。


20120422レ・ヴァン・フランセ


しらかわホールが主催し、世界トップクラスの奏者の演奏を堪能できる「SHIRAKAWA PREMIUM 2012」
諏訪内 晶子、レ・ヴァン・フランセ、イーヴォ・ポゴレリッチ、グザヴィエ・ドゥ・メストレ&ラルテ・デル・モンド、
ラドゥ・ルプー、藤村実穂子、樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ
という錚々たるメンツが揃っています。

このシリーズ、珍しいことに29才以下で割引があり、B席が半額に!
おそらく、敷居が高いイメージが強い室内楽に、若者を呼びこみたいということなのでしょうね。
舞台は観にくいですが、元々狭いホールなので音はそれほど気にならず。
学割がなくなった身としてはありがたい仕組みです(^^)

さて、今回のレ・ヴァン・フランセ。
チケットは完売してました。

そして、会場にはやたらと若者が多かったです。
話を漏れ聞いていると、吹奏楽部でゾロゾロ来てるようで。
そりゃあ、憧れの奏者が一同に会していますからねぇ。
CDもバカ売れで、終演後のサイン会も大行列になってました。

●メンバーと曲目
フルート:エマニュエル・パユ
オーボエ:フランソワ・ルルー
クラリネット:ポール・メイエ
ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
バソン:ジルベール・オダン
ピアノ:エリック・ル・サージュ


チェムリンスキー:木管五重奏のためのユモレスク(ロンド)
ニールセン:木管五重奏曲
ペク:六重奏曲(レ・ヴァン・フランセのための委嘱作品、日本初演)
ラヴェル(M.ジョーンズ編):クープランの墓
ミヨー:ピアノ、フルート、クラリネットとオーボエのためのソナタ
プーランク:六重奏曲

(アンコール)
ルーセル:ディヴェルティメント
ファランク:六重奏曲より第2楽章

演奏はとにかくすごかった!
完璧を超えたその先を聴かせる凄腕集団。
隙がなく、かつ表情豊かな演奏で、木管アンサンブルのイメージが変わりました。
これがフランスのエスプリってやつなんでしょうね。

演奏の素晴らしさはいくら言葉を尽くしても表現できないので、印象に残った個所を。

1番各人のソロを堪能したのが、ニールセンの終楽章。
変奏曲でどんどんソロパートが移っていくんですが、トップ奏者がどんどんバトンを回していくのは圧巻でした。

作品の面白さでは、ペクの委嘱作品でしょう。
冒頭からフルートが尺八のようなメロディー吹き始めてビックリ。
不協和音、特殊奏法、超絶技巧の嵐。作曲者がやりたい放題。
ただ、メロディーが日本っぽい(5音音階?)ので、個人的には意外と聴きやすいという不思議な曲でした。
この曲は、レ・ヴァン・フランセじゃないと完璧には演奏できないでしょう。

フランスのエスプリという点では、後半の3曲+アンコール。
ドイツ音楽にはない、色彩感とあの"たゆたう"感じを見事に表現していました。



今後も期待できるシリーズです。
ちなみに、次のしらかわホールは5/13のポゴレリッチ。
独特の演奏で魅せてくれるということで楽しみにしています(^^)

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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