2008 / 03
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今日は、ジェイムズ・デプリーストさんの都響常任指揮者としての最後の公演。

のだめカンタービレをちゃんと読んでる方ならおなじみの方ですよね。

珍しいベト8があってパヴァーヌもあるしということで、1年前から目星をつけて発売日に速攻でGET。


●演奏者と曲目
指揮:ジェイムズ・デプリースト
演奏:東京都交響楽団

ハイドン/交響曲88番
ベートーヴェン/交響曲第8番

ラヴェル/組曲「マ・メール・ロワ」
ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル/ラ・ヴァルス


どれも小粒ながら味のある選曲。

前半は古典派、後半はロマン派とガラリと雰囲気が変わり、演奏会2回分を一度に楽しめた気がします。

コンマスは山本さんで、横に矢部さんでした。

電動車いすで颯爽とデプリーストさんが登場。


まずはハイドン、先日神奈川フィルでも聴いた88番。

今回は非常に聴きやすかったです。

指揮者の違い+ホールの響きの違いでしょう。

「響きや構成に重きを置き、音の透明度を減ずることをよしとしない指揮者」とのことです。


お次はベートーヴェン、9曲の交響曲でたぶん最もマニアックな8番。

後期のベートーヴェンらしい自由でリズミックな曲。

私はこういう方が好きなんですけどねー。

「運命」「英雄」的なものを期待してると肩透かしを食らうでしょう。

1つ前の7番とは、≪7番-派手さ-分かりやすさ=8番≫という関係でしょうか。

第2楽章の8分音符が同音でひたすら出るところとかが面白い。

聴きこんでもいいかなと思いました。


前半は弦重視なのか管楽器の音が抑えめな気がしました。後半との対比のためでしょうか。


ホールを出てジュース試飲をしたりしながらゆったりと休憩。



さて、後半は一変してロマン派に。想像以上に落差が激しい。

なぜかコンマスは固定。てっきり交代すると思ってたのに。

「マ・メール・ロワ」はウォーミングアップ? 色々な楽器のソロがありました。

「パヴァーヌ」はかなりストレートな演奏。テンポの緩急もほとんどなし。



そして、ラストは「ラ・ヴァルス」、オケがほとんどフルメンバーに。

トロンボーンなんかこの曲しか出番なかったし。しかもたいして見せ場なし。


狂気がちらほら垣間見られる不思議なワルツ。

全2曲と同じ作曲者と思えないめちゃくちゃ変な曲でした。

一応舞踏会らしいですが、心地よいというより混沌としていて酔いそう。

どんどんぶっ壊れていって、いきなりドカンと終了。

混沌・狂気を音楽でこんなに表現できるものなんですね。



これをラストの曲に持ってきたデプリーストさんの意図は何なのか気になります。



終演後は拍手の嵐、山本さんが花束を渡してました。

オケが解散して帰ろうと思ってたら、もう1度デプリーストさんが出てきてくれました♪



さて、足かけ1年強聴いてきた私のベートーヴェン交響曲シリーズもそろそろゴールが近づいてます。

残るは5番「運命」、またサントリーホールです。
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●今日のメンバーと曲目

指揮:ハンス=マルティン・シュナイト
演奏:神奈川フィル

ハイドン/交響曲第82番「くま」
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」


シュナイトさんが足元おぼつかず登場。

以前見た時よりも明らかに動きが鈍く、大丈夫なのかと心配でした。


1曲目はハイドン。パリのオケ用に作った壮麗な響きを思わせる曲とのこと。

それにしてはあっさりとした印象だったのは、ベートーヴェンやロマン派の曲を聞き慣れているからでしょうか。

それとも、シュナイトさんが後半の「田園」を引き立たせるために、こっちは軽めにしたのかも。

むしろ、第2ヴァイオリンの首席はいったい誰なんだ!? と気になってました。



そして2曲目はお待ちかねの「田園」 

指揮:シュナイトさんで期待しないはずがありません。

生オケでは2度聴いてますが、「ベト7」や「幻想交響曲」がセットだったので、どちらも「田園」は完全に“前菜”扱い。

要するにオケのウォーミングアップ用。

確かに派手ではないから演奏会の最後を飾るにはキツい曲なのかなと思っていたんですが、今日の演奏会でみごと覆されました。

シュナイトさんの手にかかれば、“メインディッシュ”で十分通用します。


こんな「田園」聴いたことがない!!


最初からシュナイトワールドに引きこまれてしまいました。



一言で言うと“重厚”

まずテンポが遅くて、どっしりした安定感がある。

普通の指揮者ならテンポアップさせそうなところも、とにかくじっくり

加えて、1音1音を丁寧に出していること。

普通ならタララ~と流れそうなところも、1音ずつ聴き取れました。

どちらも今までのシュナイトさんの指揮で表れていた特徴ですが、この「田園」は特に顕著でしたね。


特に、第3楽章のトリオ部の遅さにはビックリ!

ここまで曲の印象が変わるとは。

一瞬、オケか指揮者に何かトラブルでもあったのかと思ったぐらいです。

農民たちの踊りの情景だから軽やかに演奏するんだという固定観念がぶち壊されました。

むしろ、崇高な儀式の音楽かと思わせるような感じ。


オケもかなり頑張ってました。

特に木管。

第2楽章では観客全員の視線が木管に集中するというプレッシャーの中、見事なメロディーを届けてくれました。

鳥の鳴き声もしっかり堪能。

トランペットの中島さんもかなり奮闘してましたね。

当然、弦は言うまでもなく。



神奈川フィルの今までにないほどの本気モードを感じました。




シュナイト音楽堂「古典派」シリーズも今回で終了。

最後にふさわしい感動を届けてくれました。

大満足です。


●今日のメンバー
寺井尚子(ヴァイオリン)、北島直樹(ピアノ)、店網邦夫(ベース)、中澤剛(ドラムス)


ふれあいホールが満席! さすが寺井尚子さん!

HMVで現在進行形でCDが平積みされているアーティストがセッションに来るのはかなりレアかと。

拍手の音量も大きく、叫ぶおじ様もたくさんいました。


情熱的なヴァイオリン。華があります。

クラシックとはだいぶ違いますね、弾き方が。

音符1音1音よりも勢いですね。

ヴァイオリンで唄ってました。

アドリブも、音が高い楽器なのでとにかく派手。

東京JAZZのような大きいステージでもさぞかし舞台映えするかと。

最後の方では弦が切れてピラピラ。

あれだけ激しく弾いていればそりゃ切れるでしょう。


バックは北島さんのピアノが重要。

寺井さんもピアノにアイコンタクトが多かった、特に最初の方。

アドリブもピアノはそこそこあったし。

あとの2人は伴奏に徹してましたけど。ドラムスは特に印象が薄い…。

レギュラーバンドなので、音のバランスを長く考えた結果こんな風になったのでしょう。


ジャズにおけるヴァイオリンがどういうものかということを知ることができたライブでした。

まあ、こんなもんですね。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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