2008 / 04
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●演奏と曲目
指揮:現田茂夫
演奏:神奈川フィル

ピアノソロ:イリヤ・ラシュコフスキー


團伊久磨/管弦楽組曲「シルクロード」
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
リムスキー=コルサコフ/交響曲第2番「アンタール」



今回のテーマは「オリエンタル」とのこと。
単にロシア系というわけではなかったんですね。


まずは毎年定番の團先生の曲で幕開け。
楽譜が黄ばんでる…。50年以上前の曲ですからね。
色々な国の音楽や音階を散りばめた華やかな曲でした。


ヴィオラ首席は鈴木学さんかな? 
シルエット的にそんな感じがしたんですが。


2曲目は、日本で最も良く知られているピアノコンチェルト。
あの出だしのフレーズを聴いたことがない人は絶対にいないでしょう。
ピアノはイケメンのイリヤ・ラシュコフスキー。コンサートのたびに女性ファンが増えそうですね。
超絶技巧では指がくるくる回るし、音も若々しかったです。

生で観てるとオケと合わせるのが難しそうでした。
ピアノと一緒に動いたり、かけあいをしたり。
でも、現田さんなら安心です。

知らなかったけど、第1楽章が長すぎ。
そして、第2楽章がけっこう良かった。
木管やチェロがメロディーを受け渡していくところとか。
「白鳥の湖」でも思いましたが、こういう木管の使い方っていいですね。



そして、後半は「アンタール」
有名な「シェエラザード」の前段階に当たる曲だそうですが、かなりマニアックらしい。
何でも日本のオケが定期でやるのは初めてだとか。
ベトベンの「第九」に対する「合唱幻想曲」のようなもので、こういうマイナーな曲を発掘してくるところに神奈川フィルらしさを感じます。
「シェエラザード」を神奈川フィルでやってもコンマスの音と相性が悪い気がするのも事実。

物語性はそこまでなく、静・動・動・静と進み、最初の廃墟のシーンに戻って静かに終わる。
オリエンタル感たっぷりのメロディー。イングリッシュホルンの音っていいですね~。

乾杯式で現田さんが言ってたことですが、「マニアックな曲を定期でやった時にこそ来てくれるのが会員のありがたさです。」とのこと。
今日の席の入りを見る限り、ファン濃度が高そうでしたからね。
シュナイトさんや現田さんが選んだ変な曲はもちろん要チェックです。


アンコールはプロコフィエフの「3つのオレンジの歌」より行進曲。最後は派手にということでしょう。


終演後の乾杯式では、まさかの石田&山本DUOによるアフターコンサートが!
「ニューシネマパラダイス」(大橋さんの編曲)でした。


神奈川フィルらしさあふれるコンサートでした。
シュナイトさんの時とは違って、またいいですね。
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ウィーン古典派から時計の針を進めましょう。

あまりに作曲家が多いので、とりあえず近場の川崎でやってるこのコンサートへ。


●メンバーと曲目
指揮:大友直人
演奏:東京交響楽団

ヴァイオリンソロ:エリック・シューマン


ベリオ/シューベルト:レンダリング
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
レスピーギ:交響詩「ローマの松」


まずは、シューベルトが遺した断片をベリオが“修復”したという曲から。

最初は普通の曲かと思ってたら、チェレスタの音色で不思議な空間へいざなわれる。

しばらく楽器がてんで勝手に弾いてるかと思ったら、また急に元に戻る。

現代曲にありがちなパッチワーク系の作品ですね。面白い曲でした。

でも聴いてて疲れる…。



休憩をはさんでコンチェルト。派手で分かりやすい有名そうな曲でした。

ヴァイオリンソロは正しく上手い。

東響の方向性とも相性がいい気がしました。オケの合いの手もいいし。

アンコールは静かなバッハの曲でした。


最後はレスピーギ。大友さんの十八番だそうです。

いつのまにか暗譜になってたし。

それまで足を動かさずクールに振ってたのに、この曲では全身を使って舞ってました。

オケもそれに応えるように曲を盛り上げる。

いいんじゃないの? このコンビ。

特に、最後の「アッピア街道の松」に入る前が印象的でした。

弦全員が聴こえるか聴こえないかくらいの音を出してる中、クラリネットのソロが響き渡る。

魅せますね~。

首席の方はお疲れ様です。拍手も大きかった。

曲自体も、大編成のオケに加えて、パイプオルガン・チェレスタ、はたまた首席トランペットがホールの外で吹いたり、客席脇に金管がいたり…。

オケの正面の席を取れて良かったと思いました。オルガンの音はよく分かりませんでしたが…。

そして、やはりチェロのボーマンさんには目が行ってしまいますね。


何となく行ってみたコンサートにしては、十二分に楽しめました。

東響のコンサートは手堅いですね。

今年度最初の神奈川フィル公演。

3月で「ベートーヴェン」が終わったので、これからの音楽堂シリーズのテーマは「シューマン」だそうで。

今まで全然聴いたことがない作曲家だ…。


●メンバーと曲目
指揮:ハンス=マルティン・シュナイト
演奏:神奈川フィル
ヴァイオリンソロ:石田泰尚

シューマン/序曲、スケルツォと終曲
シューマン/ヴァイオリン協奏曲ニ短調
シューマン/交響曲第1番変ロ長調「春」



入口で配られたパンフを何気なくめくると、神奈川フィルの楽団員紹介(なんと顔写真入!)が。

昨年4月の乾杯式で話に出てたことが実現したんですね~。

ファンとしてはありがたい限りです。首席以外の名前と顔が一致しなかったので。

いつものごとく中央後方の席へ。人が多かったのはソリストのためでしょうか?


1曲目はロマン派っぽい交響曲。金髪のコンマスは次の曲のために待機のよう。

前回までとガラリと雰囲気が変わって、新たな分野を開拓しようという意欲が見えました。

そして、ヴィオラ首席に見たことがない人が。どこから引っ張ってきたんでしょう?


2曲目でいよいよ石田さんの登場。

オケの序奏の後、いつもの調子で体を動かしながら弾き始める。

そして、弾き終わるたびになぜか飛ぶ。近くのおばさんがあらあらと笑う。

シュナイトさんの指揮のためかそれほど速くはないように見えましたが、それでも難しそうでした。


曲が終わった後、珍しくしゃべった!

「シューマンということで…」、アンコールは「トロイメライ」。

山本さんが伴奏してる!

さすがにこれは聴いたことがある曲でした。


この時点で、時は既に4時を大きく回る。

いつになく長い。


最後は「春」、ベートーヴェン意識してる曲だな~、と。

全曲にでてくるモチーフがあるため聴きやすく、そのためポピュラーな曲になってるのでしょう。

解説によると、作った時は標題もついていたようで、場面の変化が分かりやすい。

音もあまり錯綜していなく、メロディーはメロディー、伴奏は伴奏という感じ。

一切無駄な音がないと言われるベートーヴェンと比べると、楽に聴ける曲ですね。

逆に、あまり何度も繰り返し聴きたくなるような曲とは思いませんでしたけれど。


今回の曲はすべて初めて聴く曲でした。

シューマンの曲ってこんな感じなんだ、と知ることができただけでも十分。

この機会がなかったら、自分からは絶対に聴かないだろうというタイプの曲だったので。

ロマン派で自分の好きな作曲家を探してみたいなと思いました。


さて、トヨタクラウンは残念ながら落ちてしまったようなので、次は定期です。

今年度からセッション2008の収録は木曜に。

1週間のペース配分としては水曜がちょうど良かったんですが、まあそれは置いといて。

4月というのに寒い日でした。

こんな冷たい日にそう人が集まるはずもなく、観客は少なめ。


●メンバー
Fuming(ピアノ)、AYA(ボーカル)、Tamotsu(ベース)

+Yossy Big Band
Yossy、渡邊勇人、清水洋之助(サックス)
織田祐亮、安達奈央美 (トランペット)
須賀裕之(トロンボーン)


どこか懐かしさを感じるポップなジャズのグループ。

ヴィレッジヴァンガードに流れてそうな感じ。

50年代のスウィングをイメージしてるとのこと。


とにかく「楽しく」がキーワードで、客席も手拍子したり振り付けしたり。

ここがNHKでなければとても盛り上がったことでしょう。

特にリーダー、ピアノのFumingさんがノリノリでした。

作曲とアレンジをすべて手掛けてるらしい。

なるほどこの人がキーパーソンなのかと納得しました。

グループ名にもなっている「Our love is here to stay」ではAYAさんと一緒に歌う場面も。←しかもけっこう上手い

トークも関西弁のやりとりでほっといたらいつまでも喋ってそう(笑)

そして、ベースのTamotsuさんは逆チェックが入ってしまうキャラですね。


ラストの「ハピネス」は思う存分楽しそうに演奏してました。


肩肘はらずに楽しめるライブでした。

さあ、今年度もガンガンJazzを聴きまくっていきましょう!

ベートーヴェン交響曲も今回でひと区切り。
1年強で全曲を生で聴くことができました。
最後はヨーロッパのオケによる「運命」でシメましょう。
ウィーンサウンドを堪能してきました。


日が傾いてきてからサントリーホールへ。
おじさまおばさまばかりかと思ったら、けっこう小学生が多い。
なぜかと考えたら、青少年招待枠ですね。私もこのおかげで来てるんですが。
小中学生は親同伴なので、子供をだしにしてきてるのでしょう。
しかし、演奏中退屈そうにしている小学生らをよりによってオケに近いP席に配置するのはどうかな、と。
2階の後方に振り分けた方が良かったんじゃないかという場面がいくつもあったので。



●メンバーと曲目
演奏/トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン

クラリネット⁄ペーター・シュミードル
ソプラノ⁄佐藤美枝子

『イントラーダ』(「トヨタ・マスター…」のための前奏曲)
ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
ウェーバー:クラリネット協奏曲 第1番 ヘ短調 Op.73

ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
ドニゼッティ:歌劇『シャモニーのリンダ』より“おお、この魂の輝きよ”
ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より“慕わしい人の名は”
トマ:歌劇『ミニヨン』より“私はティターニア”
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 「運命」 Op.67



何か足りないなと思ったら、指揮者がいない!
総勢30名ほどの小さなオケとはいえ、よくタイミングが合うものです。
コンマスが大げさに動いて合わせてました。
視覚的にも独特の緊張感がありますね。


ソロフレーズが多いオリジナルの前奏曲から序曲へ。
人数が少ないとは思えない音の深みがあります。

前半のハイライトは、リーダーのペーター・シュミードルさんによるコンチェルト。

世 界 ク ラ ス の 音 が し ま し た。

めちゃくちゃ難しそうなのに、あっさり弾いてしまっている。
それどころか音に余裕がにじみでている。
ウィーンフィルトップ首席はさすがですね。


後半は序曲+歌曲。
今度はロッシーニの序曲でイタリアテイストに。雰囲気が変わる。

歌曲は場所が悪かったので何とも言えませんが、拍手の大きさから察するにとても上手かったのでしょう。


そして、最後は「運命」です。
出だしの運命の動機だけで一気に引きこまれる。
なんで、この人数でこんな迫力ある音が出るの?
見てて弦が切れそう。日本のオケとは弾き方が全然違いますね。
人数が少ないから逆に強弱を合わせやすいのか、起伏がすごいと思いました。

皆さん上手いんですが、とりわけなのが木管の方々。
特に第2楽章では大活躍でした。
第4楽章の盛り上がりもかなりのもの。

満足の5番でした。

アンコールもありましたが、曲名を控えるのを忘れてました。


この演奏レベルで、S席5000円というのは安い。
さすがトヨタパワーですね。
7時開演9時半終了という長めのコンサートでしたが、だれることなく最後まで楽しめました。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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