2009 / 05
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今年で結成からなんと31年! 
日本のフュージョン音楽界を代表するバンド、T-SQUARE!!
エレクトーンプレイヤーとしては外せないバンドでございます。
知ったのはヤマハのテキストに載っていたためなので、一種の刷り込み効果ですね。
久しぶりに楽譜を引っ張り出して家で弾きまくってました。

吹奏楽でも「OMENS OF LOVE」や「宝島」が編曲されているため広く知られているとのこと。
かなり印象が違っていて面白いアレンジですが、吹奏楽団員には原曲も聴いてほしいなと思ったりします。
あと、F1テーマの「TRUTH」も有名ですね。

何としても行きたかったこのライブ。
無事当選したので、先週に引き続きNHKへ。
大学の後輩が釣れたので一緒に行ってきました。
中に入ると客層の雰囲気がいつもと違う。
いかにも“長年のファン”のおじさまが多数見受けられました。


●メンバー
ギター:安藤正容
サックス&EWI:伊東たけし
キーボード:河野啓三
ドラムス:坂東慧
ベース(サポート):田中晋吾


この中で誰に注目するかというとやはり安藤さんでしょう。
この人なしでT-SQUAREは成立しない!
その割には引っ込んでしまって、インタビューではほとんど伊東さんにマイクを渡してましたが。
さすが、小川もこさんは心得ていて安藤さんに話を振っていましたね。

曲目は、5月27日発売のNew Album『DISCOVERIES』の曲を含め、最近の曲+有名曲でした。
覚えている限り曲目を書いてみると、

Smile Smile Smile
Crazy Beach
Sweet Catastrophe
Rondo
FORGOTTEN SAGA
TRUTH
・アンコール
OMENS OF LOVE

といったラインナップ。
伊東さんがEWI(ウインドシンセ)ではなくサックスを持ってる曲が多かった気がします。
前半は新曲ばかりでしたが、初めて聴く曲でもどことなく“らしさ”を感じる曲ばかりでした。

安藤さんのアコースティックギターの曲名が思い出せないのが残念…。
なかなか良かったのですよ、これがまた。
エレキギターだけではない安藤さんの音楽の幅広さを聴かせていただきました。

「FORGOTTEN SAGA」はこれがきたか~、というアルトサックス響く名バラード。
個人的には「TWILIGHT IN UPPER WEST」の方が好きだったりしますが、結局どっちも和泉さん作曲だったり。

もちろんノリノリの曲もT-SQUAREらしいわけで、「TRUTH」と「OMENS OF LOVE」は不動の鉄壁。
これだけでも満足レベル。
しかも「OMENS OF LOVE」ではまさかのオールスタンディングに。ここNHKですよ?
おじさまファンのパワーを感じました。

終演後は疲れているおじさま多数。
皆さま束の間のタイムスリップをしていたのでしょう。

さて、来週のライブも当たってるんですが行く暇ははたして?
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シュナイト音楽堂シューマン4

シュナイト爺ちゃん&神奈川フィルのおそらく最後の公演。
このコンビには何回も素晴らしい名演を聴かせていただきました。

「これは絶対行かねば!」

そんな思いを抱く“シュナイト教”の人々が県立音楽堂に集結しました。
今回初めてシュナイトさんの公演に来たなんて人はいたんだろうか? (いや、おそらくいないと思う)
席はほとんど満席。


●メンバーと曲目
指揮:ハンス=マルティン・シュナイト 
演奏:神奈川フィルハーモニー
コンサートマスター:石田泰尚

ピアノ:ダニエル・シュナイト


シューマン/「マンフレッド」序曲
シューマン/ピアノ協奏曲
シューマン/交響曲第4番


音楽堂のシューマンシリーズも最後の4回目ということで、オールシューマンプログラムでした。

まずは「マンフレッド」序曲。
最初の3音が鳴らされ、曲が止まったかと思うほどの長い空白。
その後もこの曲にしてはかなり遅々とした演奏。まあ1曲目だし。

気になったのが、シュナイトさんの指揮が何か大人しいなと思ったこと。
今まではあちこちのパートに眼光を飛ばしていたのに、今日はけっこう淡々と指揮してる。
後で思えばこれは体調が悪いということだったんですね。


続いてピアノ協奏曲、完全に初聴。
シュナイトさんの息子であるダニエル君が登場。
22歳、若い! というか同い年だし。

この曲はロベルト・シューマンが妻でピアニストのクララのために作った曲とのことで、オケとピアノの掛け合いばかりでした。
これは難しい曲を持ってきたな、と。
音はバリバリではなく大人しめの印象、協奏曲よりはソロリサイタルタイプなのかな?
そして、私はよく分からなかったんですが、第3楽章でピアノがミスしたようですね。
でも、流れは途切れてないように感じたので、これはシュナイトさんと神奈川フィルのサポートの手腕を讃えましょう。


休憩、やっぱり人が多い。あふれてる。まさか男子トイレにあれだけ行列ができるなんて!


そして真のラスト曲、交響曲第4番へ。
期待していた第2楽章は、やはりこのコンビ“らしい”重厚な演奏に。
出だしはオーボエとチェロのソロ。オーボエの鈴木さんGOOD!
中間部のコンマスソロは期待通り! 
こういう繊細な旋律を弾かせたら、石田さんの右に出るものはそうそういませんね。

とめどなく楽章は続き、最後の第4楽章で事件発生。
シュナイトさんの手がまさかの停止。

えっ?

指揮台の手すりにもたれかかってしまう…。そして指揮棒をバタバタと振って演奏停止の合図。
これで演奏中断かと誰もが思ったその時!

まず石田さんが動いた!
演奏中断はさせないぜ!と猛烈に体を動かして弾き続ける。
その意思が2ndVnの小宮さんに伝播。
どんどん他のパートにも伝播していき、指揮が止まっているのに演奏が続くというとても目が離せない事態に。
これは、もう、シュナイト&神奈川フィルというコンビが築いてきたものがあるからこそですよね。
シュナイトさんもところどころ指揮をしながら、結局フィナーレまで中断せずに行ってしまいました。

楽団員が駆け寄りシュナイトさんは早々に退場、オケもすぐ解散。
でも拍手は鳴りやまず、観客総立ちのスタンディングオベーションに。
舞台袖にシュナイトさんが車いすで出てきて花をもらってました。(もちろん拍手は極大)
“シュナイト教”ではない人が見たらわけが分からない光景だったんだろうな。
ドイツに帰ってしっかり療養してもらいたいものです。


今日のMVPは神奈川フィルの楽団員全員でしょう。
シュナイトさん最後の公演ということで、一丸となって送り出すという意気が伝わってきました。

そしてもちろん、神奈川フィルが誇る素晴らしいコンマス、石田泰尚さんの大々々々活躍ぶりはさすがです。
シュナイトさんの意思を伝えるため、ぐいぐいとオケを引っ張っていました。
この方がいらっしゃらなかったら今日の演奏会はどうなっていたんでしょうか。
前にも増して石田さんの株がグーンと上がった演奏会でした。

この伝説の演奏会は後々にまで語り草となることでしょう。

シュナイトさんからはこれで卒業。
神奈川フィルの1つの時代がこれで完全に終わりを迎えました。
アフターコンサートの“応援する会”での飲みは中華料理を食べながら色々な話で話題が尽きませんでした。

さて、これから行くつもりの神奈川フィルの公演は6月、7月、9月…と続きます。
それぞれどんな演奏会になるんでしょうか。

久しぶりに渋谷のNHKへ。

公園通りにあるたばこと塩の博物館のリニューアルもいつの間にか終わっていたんですね。
以前は無機質だった空間にピンクのおしゃれなカフェが出現していました。
今日行ったときには時間が遅くて閉館していましたが、近々博物館も見てみますか。


●今日のメンバー
ドラムス:大隅寿男
ピアノ:ハクエイ・キム
ベース:生沼邦夫


大隅寿男トリオのライブへ来るのは昨年の6月に引き続き2回目。
もちろん、ここのふれあいホールでのライブです。
ベースが代わって生沼さんでした。

今回は演奏活動40周年で5/20に出るという新アルバム「Walk, Don’t Run」からの選曲。ネットで試聴もありました。
邦題は「急がば廻れ」、含蓄深い。
タイトル曲はベンチャーズでお馴染みの曲、らしいです。
世代的にあまりなじみはないんですが、ちょっと調べてみたら相当有名なグループとのこと。

前半の最後の曲がこの「Walk, Don’t Run」ですが、完全にモダンジャズになってました。
アレンジを手掛けたのはハクエイ・キムさん、音楽大学で学んだとのこと。
原曲がギターサウンドなのに、よくこんなアレンジができるな~と思いました。

演奏は、大隅さんの楽しそうなドラムスと生沼さんのベースがグルーブ感を作り出し、その上を“ダイヤモンドのような”ピアノが駆け巡る。
ノリノリの曲ではグイグイと引っ張っていく一方、バラードもまた美しい。
大隅さんが両対応できるのが大きいのでしょう。
ベースの生沼邦夫さんはこれまで知らない方でしたが、いい音出してて、何で他の所でももっと出てこないのか?と疑問に思うほどでした。

ラストは「watermelonman」でメンバー紹介をしながら幕でした。
観客が手拍子しながらのこの雰囲気いいですね♪

お疲れだと思うのにアンコールは2曲!
ラストは「Caravan」でホールが大いに沸き上がりました。


このトリオはやはり手堅い! 大満足のライブでした。
来週のふれあいホールも手堅いグループなのでこっちも楽しみです。

ピリス


神奈川国際芸術フェスティバル「音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ」の第4弾。
昨年はアルバン・ベルク弦楽四重奏団で大満足させていただいたシリーズですが、今年はピアニストのマリア・ジョアン・ピリス登場!
このシリーズに外れはないだろうと思い、とりあえず早めにチケットを押さえておきました。
学生は2000円だし♪

何だかんだで全席完売だったようです。
ホールに着くと曲目変更のお知らせの紙が。
数週間前にすでに1回変えているのにさらに変更するとは珍しい。
かなり面白いプログラム↓になっていたのでニヤニヤしながら座席へ向かいました。


●メンバーと曲目
ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
チェロ:パヴェル・ゴムツィアコフ
尺八:柿堺香

ベートーヴェン/チェロソナタ第2番
ベートーヴェン/創作主題による32の変奏曲
(休憩)
尺八古典曲「手向」
ベートーヴェン/ピアノソナタ第17番「テンペスト」
尺八古典曲「虚空」
ベートーヴェン/チェロソナタ第3番
尺八古典曲「山谷」より



ベートーヴェンと尺八!? 

ピリス氏のメッセージによると、「現実を超える宗教的、精神的世界を表現する尺八の音色はベートーヴェンの内面的精神性と深くつながっていると考えます。」とのこと。
その発想はなかった。
さらに、「前半・後半ともに一連の曲目をひとつの大きな流れとして演奏したいので、曲間での拍手をお控えいただけると嬉しい」とのこと。
これも面白い。期待できそう。

ちなみに、ベートーヴェンは1800年前後に活躍した人ですが、尺八古典曲というのは江戸時代から明治にかけて普化宗という寺の虚無僧が吹いていた曲らしいです。
ということは、意外にも同時代の曲なんですね。


前半はデュオから。
チェロが活躍、ピアノは引っ込み気味。

拍手をしないという不思議な曲間に続いてピアノソロで変奏曲を。
1人になったとたんに音が変わる。
変奏ごとに曲想が変わる面白い曲で、ピリス氏の音もどんどん変わる。
表現の幅の広さを見せつけられました。


後半はいよいよ尺八登場。
とたんに「和」の空気に包まれ、何のコンサートだか分からなくなる。
音の揺らぎも息遣いも手に取るように聴こえました。

「和」の尺八の音が消えていったところに、今度は「洋」のピアノが入ってくる。

ここの「テンペスト」出だしのアルペジオと「ド♯~ミ~ラ~」へのつなぎが鳥肌がたつほど神的でした!
そして全然違和感がない!

「テンペスト」って派手なイメージが強かったけどこんなに深い曲だったんだ。
奇をてらったことは何もしていないのに、こんなにも心を動かされる演奏ができるとは!
ピリス氏が追及する深い精神性を1番感じた曲でした。

最後のピアノの音が尾を引いて去っていくと、再び尺八の世界へ。
いったい何なんだこのコンサートは!
でもこのセンスが素晴らしい。

今度はデュオでチェロソナタ3番。
出だしのチェロソロへのつなぎがまた良い!
そして、2番にも増して息がピッタリの演奏でした。

華々しいラストに思わず拍手してしまった方もいましたが、尺八の音が響いて静寂に戻す。
最後は尺八の音が消え行っていく…。
思わず間が空いてしまった後に万雷の拍手に。

アンコールは、バッハ/パストラーレという曲で主にチェロが活躍、ピアノは控えめ。
個人的にはピリス氏の
ソロのバッハも聴いてみたいと思いました。
たぶんすごいことになるのでしょう。


深い演奏を堪能させていただきました。
やはり「音楽堂ヴィルトゥオーゾ・シリーズ」は外れなし。
来年も出たらとりあえず買っておこうか。

今回は、面白そうな公演なので学生席が出ないかチェックしていた公演でした。
早めに行って、無事に1F中央後方(S席相当)の席をわずか1000円でゲット!
いつもながら東響の学生当日券については感謝しております。
あと2年間学生という身分を大いに使わせていただきましょう。

B席とC席は売切だったらしいですね。
ソリストもオケのメンバーですから、純粋にスダーン&東響のコンビを聴きに来た人ばかりなのでしょう。

●メンバーと曲目
<ハイドン没後200年記念>
交響曲第94番「驚愕」
協奏交響曲(シンフォニア・コンチェルタンテ)
交響曲第104番「ロンドン」


指揮:ユベール・スダーン
演奏:東京交響楽団

ヴァイオリン:高木和弘
チェロ:西谷牧人
オーボエ:池田肇
ファゴット:大埜展男

コンサートマスター:高木和弘、田尻順(協奏交響曲)


3曲ともハイドンのロンドンで作ったほぼ同時期の作品。
ロンドンに行ったきっかけはヴァイオリニストのザロモンに誘われたからだそうで。
そのためなのか、今回の曲はコンマス高木さんの見せ場ばかりでした。


まずは「驚愕」、第2楽章の印象だけがやたら強い曲。

どういうハイドンで来るのかと思ってたら、残響が少ないしバロックティンパニ使ってたからからピリオド奏法を意識してるのは間違いない。
でも、スダーンさんが楽しそう。もうノリノリ。
ハイドンでこういう指揮をするとは予想外。
オケも楽しそうでした。

あと特徴的だなと思ったのは、演奏の「間」。
ノリはいいけど別にテンポが速いわけではなく間はしっかりとっているのが個人的には良いな~と思いました。

正しい古典派だから曲は割合シンプルに感じてしまうものの、ハイドンってこんなに面白いんだ、と。
そういや、スダーンさん&東響は07年にハイドンチクルスをやっていたんですよね。納得。

さて、有名な第2楽章。
主題の「ドッドッミッミッソッソッミー」が小さくなってきて…。
あれ?コンマスが立ってソロになっちゃたよ?スコアとは違うよね?
と思ってたら、ffでオケが一斉に例の「ドン!!!」
コンマスが驚いて腰を抜かして曲が中断してしまうというユーモアあふれる一幕が繰り広げられました。
よくやりますな~(^^)
ファゴット奏者たちが何か書かれた紙を掲げていたけど文字が見えなかった…。「音量注意」だったのかな?

1曲目から拍手が大きい!
ブラボーも出てましたが納得です。


続いて協奏交響曲、ファゴットやオーボエもいるという珍しい編成。
完全に初聴でしたが、かけあいも多く面白い曲でした。
予想外に超絶技巧の部分も多く「えっ?えっ?」と演奏中ずっと目が(耳が?)離せませんでした

そしてかなり難しそうなのに弾きこなすソリストの方々に拍手。
高木さんの高音は相変わらずキレイだし、ファゴット・オーボエの両氏も大変そうな早い旋律をキッチリ吹いていました。
演奏技術に加え、同じオケのメンバーなので息もピッタリ。

こういう演奏を聴くと、無理して外からソリストを呼ばなくてもいいんじゃないかと思ってしまいます。
演奏後のオケの拍手も温かいし。


休憩はさんでラストは「ロンドン」、1795年初演のハイドン最後の交響曲ということで取り上げられることも多い曲。
これ以上あえて付け加えることはございません。
オケが温まってきたのか、「驚愕」よりもさらに良い演奏に。
第3楽章~第4楽章にかけてボルテージが上がっていき、曲が終わったら会場は興奮の渦になっておりました。
拍手も鳴りやまない! 


期待を遥かに上回る演奏会でした。
ハイドンはこれまでほとんど聴いてなかった作曲家でしたが、なかなかおもしろそうですね。
今年は没後200年で演奏される機会も多いでしょうからチェックしてみたいところです。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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