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軽井沢国際音楽祭


8月もそろそろ終わりということで、旅行してきました。
JRの乗り放題きっぷでどこか行こうと色々考えていたんですが、せっかくだから何か音楽祭がやっていないかと調べたら、ちょうど軽井沢国際音楽祭がやっていたのでチケットを確保。
N響クラリネット首席の横川晴児さんが音楽監督をされていて、実力派のソリスト群が様々な曲目を演奏してます。

まず、新潟に行って寿司を食い、その後高崎まで戻ってから軽井沢に行くという、普通はやらないだろうなという動きをしていました。

軽井沢へは夕方に到着、涼しい!
閑散としている駅前から徒歩で今日の会場である大賀ホールへ。
公園に入ると独特なホールの姿が現れました。



木が基調となっているこじんまりとしたホールで良い雰囲気です。
来てる人は軽井沢にいそうな人ばかり。ブログなんて書きそうにない人々。
ジーンズなんて皆無。チノパンにしといて良かった。
でも自分がかなり浮いてたのは間違いない。


開演ベルと共に鳥の声が響いたり、英語のアナウンスがあったりするのはさすが軽井沢。
考えてみると英語のアナウンスがあるホールって初めてかも。もっとあってもいいと思うんですが。


●メンバーと曲目
ベートーヴェン/クラリネット三重奏曲 変ロ長調 op.11 「街の歌」
クラリネット:横川晴児 
チェロ:木越洋 
ピアノ:小森谷裕子

モーツァルト/ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
フルート:宮崎由美香 
クラリネット:エマニュエル・ヌヴー
ファゴット:霧生吉秀 
ホルン:阿部麿 
ピアノ:野平一郎

メンデルスゾーン/弦楽八重奏曲 変ホ長調 op.20
ヴァイオリン: 漆原啓子、小林美恵、中島麻、森田昌弘
ヴィオラ:安藤裕子、飛澤浩人 
チェロ:ルドヴィート・カンタ、木越洋


そうそうたるメンバーが揃い踏みです。


まずは三重奏から。
横川さんと木越さんが舞台前面にドンと並ぶとすごい威圧感。
正直パッと見は怖いおじさんたち。でも、終演後はニコニコしてましたけど。
演奏はさすが! アイコンタクトでバチバチ火花を散らし、息もぴったりあってました。
クラリネットの伸びやかな音がホールによく響いていました。

題名の由来ともなっている第3楽章が面白かったです。
当時流行してた曲を雰囲気やリズムを変えながら色々と変奏していくベートーヴェン十八番の変奏曲。
初演が好評だったというのも納得です。


2曲目は五重奏、一転して木管が中心です。
メンバ-が1曲1曲全員変わって、それぞれの曲で全力入魂の演奏を聴けるというのも贅沢な話。
ピアノの野平さんが独特のオーラを放ちつつ、曲をリードしていました。

休憩はさんでラストは弦楽八重奏。
これだけ人数が多いと、ほとんどオケみたいなもの。
中心から左右対称にチェロ、ヴィオラ、ヴァイオリンと並んで行く独特の並び方、何かこだわりがあるのでしょうか。
1stVnトップは漆原さん。小柄な体からは想像できないパワーで終始メロディーを先導し、他の7人をグイグイ引っ張ってました。

大人数とはいえ室内楽だと思ったのが、ソロが1人1人しっかり回ること。
ヴィオラやチェロで1st,2ndの区別がないように聴こえました。弦楽四重奏×2ではないようです。
この人数でテクニックある人を集めるのは大変そう。


白眉は第4楽章、何でアンサンブルがピッタリ合うの?
チェロが激しい曲想を奏ではじめ、それが1人ずつヴィオラ・ヴァイオリンと伝わっていく出だし。
そして、息をつく暇もなく、メロディーが左へ右へと飛び交って目がキョロキョロしてしまいました。
メロディーが入り乱れて、一方踏み外すと瓦解してしまいそう。
プログラムノートで「隙のない筆致」「バッハの…研究を重ねたこの作曲家の真骨頂」という言葉が使われるのも納得。
しかし、このメンバーはカンペキに最後まで弾きとおしてました。

拍手は鳴りやまず、急遽アンコールということで第4楽章をもう1回演奏してくれました。ありがとうございます。


ホールを出て、もう暗い中を軽井沢駅へ。
車の人が多いのでしょう、歩いている人はほとんどいませんでした。
新幹線でピューっと帰宅、自宅までは2時間半ほどと案外早く着きました
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日本モーツァルトコーア

夏休みで全然コンサートがなく、久し振りの更新となってしまいました。
個人的には暑い時こそ涼しいコンサートホールで音楽を堪能したいんですが、この時期はあまり演奏会がないですからね…。

さて、今回は日本モーツァルトコーアという合唱団の演奏会。
ウィーンのシュテファン寺院に遠征したこともあり、今はこの演奏会に続いて9月にパリ公演を控えているとのこと。音楽監督は横浜国大教授の茂木一衛先生、合唱団とオケは

色々なところから集めているらしいです。

とある縁でこの演奏会に誘われ、ミサ曲が並ぶ曲目を見てこれまで聴いてない分野を攻めるのも面白いだろうとチケットを確保しておきました。
めぐろパーシモンホールに行ったことがなく、どんな場所か気になっていたというのもありましたし。




●メンバーと曲目
指揮:茂木一衛
合唱:日本モーツァルトコーア
演奏:音楽研究会アンサンブル

山田耕作/からたちの花
ベートーヴェン/ミサ曲ハ長調よりKyrie,Gloria,Credo各章
ハイドン/《不安な時代のミサ(ネルソン・ミサ)》全曲


夜のとばりがおりてくる中、都立大学駅から10分弱歩いてキレイな建物のめぐろパーシモンホールへ。
ホール内部は予想外に本格的、ちゃんと音響も考えられていそうな演奏会用のホールでした。
椅子もリクライニングして座り心地いいし、せっかくいいホールがあるんだからもっと活用すればいいのにと思いました。

観客は関係者が多いのは予想通りですが、案外一般客もいたようです。プログラムが独特だからでしょうか。


1曲目はアカペラの「からたちの花」でウォーミングアップ。
合唱団は少数で学生が中心だったようです。

さて、2曲目からはオケ・ソリスト・合唱団が勢ぞろいしてミサ曲が2連続。舞台上に人が多いと壮観です。
オケと合唱の音のバランスにかなり気を配っていたのでしょう。それぞれのメロディーの絡みが聴こえやすく良く分かりました。
合唱は音が大き過ぎず好印象、これでもかこれでもかと押してくる合唱は聴いてて疲れてくるので。

曲はベートーヴェン、ハイドンと時代を下ります。
とは言っても実は作曲年は5年しか変わらない、ミサ曲なので歌詞も同じ。
それにも関わらず曲は各々の個性が強く出ているという面白い趣向のプログラムです。

ベートーヴェンのミサ曲は彼らしく自己主張が激しく、ミサ曲っぽくない曲。
合唱団のパートを合唱以外の楽器で置き換えても何とかなりそう。
純粋に演奏だけを聴くと面白いですが、ミサ曲としては革新的なのでしょう。
初演当時は著しく不評だったのも分かる気がします。

それに対しハイドンの方は、調和していてリラックスして聴けるミサ曲。
とはいえ、オケのメロディーはハイドンっぽい。
彼の交響曲と同じ匂いを感じました。
ボーッと聴いててもそれなりに、キチンと聴くとなお面白いという、晩年のハイドンの極致が現れていると思いました。


ミサ曲という馴染みのない分野でしたが、全然違う2曲を比較できて面白い演奏会でした。
偶然にも来週の金曜日はオペラシティでバッハのロ短調ミサを聴く予定なので、聴き比べが楽しみです。

みちよしの夏の旅


井上道義氏企画の面白いシリーズということで一度行ってみたかったこの演奏会。
学生席も安く、S席相当をゲットできました。

開演前にホール内フリマをやるということで、開場5分前にホール着。
既に行列が!!
数えてみたところ、ざっと100人ぐらいでしょうか。

ホール内は1時間後にクラシックコンサートが始まるとは思えぬ雰囲気。

新日本フィルフリマ2


おばさん達があちこちへ群がって漁る漁る。
ここはどこのバーゲン会場!?
それを横目に、過去のブログでCD売り場があることをキャッチしてたので、さっさと一番奥へ。

そして戦利品はこちら↓

新日本フィルフリマ戦利品


カールベーム&ベルリンフィルのモーツァルト交響曲集(5CD)がなんと500円!
ちなみに「モーツァルト没後200年記念」とのこと。(え?) まあ古くても問題なし。
手薄だったモーツァルトを補っておきました。

後はブラブラとサイン色紙とかグッズを眺めてました。
オケHPで“アルミンク直筆書き込み入り、ベト8スコア”なるものが出品されるということで一目拝んでおきたかったんですが、開始早々ご購入されていたようです。
サイン入り指揮棒も既になかったし、入手までにはアルミンク様ファン同士の激しい攻防があるようで。
しかし、いったい何円だったんだろう…。
あと、コンマスの“西江王子”コーナーもおばさんたちが群がってました。


さて、既にネタだらけですが、やっとコンサートへ。
既に疲れてぐったりしているおばさんもちらほら。こっちがメインですよ、一応。


●メンバーと曲目
指揮とお話:井上道義
演奏:新日本フィル
コンマス:豊嶋泰嗣

グローフェ/組曲「グランド・キャニオン」より「日の出」「日没」
伊福部昭/管弦楽のための「日本組曲」より「七夕」「盆踊り」
ドビュッシー/「海」


4日にミューザでも同じ演目でやるらしいです。

楽団員は燕尾服ではなく、色とりどりのTシャツで登場。そのため、豊嶋さんが出てきた時、観客はしばらく気づきませんでした。
さて、注目のマエストロはというと、「旅」がテーマということで、麦わら帽子+旅行鞄の旅行者の出で立ちで。
てっきり着物かと思ったら予想外。

いつもの道義節でベラベラベラとアチコチに話が飛びながら喋ります。

1曲目は「グランド・キャニオン」ということで、映画音楽でありそうなストリングス全開の雄大な曲。
フルート・オーボエもいいところを持っていきます。
アメリカ旅行PR映像にそのまま使えそうですね。

2曲目は日本の祭り。何でも日本初演は今回と同じ井上道義&新日本フィルで、縁が深い曲だそうです。
「七夕」は神秘的というか不思議な曲。
一転「盆踊り」は太鼓も鳴らされ、リズミカルに日本調のメロディーが流れ、踊りたくなるような曲。
というか指揮者が踊ってましたけどね(笑) 
盆踊りを踊りながら指揮できる人も古今東西そうそういないでしょう。
そして、新日本フィルの実力確かな木管陣営が大活躍。
「盆踊り」ではフルートが囃子を吹いてましたが、完璧です。

そして、最後は「海」へ。6月に神奈川フィル定期で聴いた曲です。
やはり木管が手厚いとこの曲は輝きますね。
道義氏も得意な曲と言うだけあります。


アンコールは、アンダーソン/Plink Plank Plunk という曲。
弦のピチカートが特徴的な強弱の起伏をつける面白い曲。
井上さんも腰をフリフリノリノリで振っていました。
そして、コントラバスがグルグル回ってました。何だこりゃ?と思ってましたが、これは元から指定されてるみたいですね。


新日本フィルらしい地元密着型のコンサートでした。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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