2009 / 10
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リベラクラシカ

先日は中川俊郎さんの現代音楽でしたが、今日は一転して古典派です。

オーケストラ・リベラ・クラシカの公演に行ってきました。
チェロ奏者の鈴木秀美さんが主宰していて、日本では珍しくハイドンを中心に演奏しているオケです。
何でも、「古典派音楽をオリジナル楽器で聴くチャンスが日本では未だに少な」かったので、作ってしまおうというのが設立の動機だったそうで。


会場は初めての朝日ホール。築地のすぐそばなんですね。
早めに行って学生当日券で潜入。
思いのほか小さめのホールで、席は後ろの方でしたが音は案外良かったです。
古典派の演奏をするサイズとしてもちょうどいいぐらいとのことで。

しかし対象がマニアックなためかきてる客層もレベルが高そう…。


●メンバーと曲目
指揮:鈴木秀美
演奏:オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)

モーツァルト/交響曲第29番
ハイドン/交響曲第88番「V字」
ベートーヴェン/交響曲第1番


ハイドンメインのオケなのに、今回はベートーヴェンが入ってます。
ハイドンの作品を初期から演奏してきたオケという立場から、ベートーヴェンを演奏したら新たな発見があるのでは?という面白いコンセプト。
確かにプレ・ロマン派的な視点からの演奏ばかりですからね。

まずは前半でオケの音を堪能。
この2曲は18世紀末期の古典派の「完璧な」名曲、というコンセプトらしい。

すべて古楽器ということで、えらくシンプルな外見のナチュラルホルンや片手持ちのトランペットなど独特の楽器が登場。
弦楽器とかも何か違うんでしょうね。

そして確かに音が違う!
現代の“ハイテクな”楽器とは違ってシンプルで素朴な音に感じました。ヴィブラードもかけないし。
同じ曲でもがらりと変わるのは面白いんですが、地味だから現代では大衆受けしない→だからマニアックなのでしょうね。

こういう古典派的な演奏はごまかしが効かない分、専用のオケを作り、ソリスト級の名手ばかりを集めないと上手くいかないものなのでしょう。


後半、メインのベートーヴェンがOLC風に様変わりしていて驚きました。
何と言えばいいのか…。
熱情とか歓喜のような余計なものがくっついていないピュアでクリアなベートーヴェンの1番でした。
もちろん表現が平板などということはなく、起伏もあって聴いてて楽しい演奏。
鈴木さんの飄々と楽しそうな指揮と精鋭揃いの息が合った小編成オケがあるからこそできることでしょう。
「英雄」も「運命」もまだ作ってないから、確かに当時の第1番はこんなのだったのかもと思わせる説得力がありました。

アンコールはベートーヴェンのメヌエットでした。


終演後は、何とロビーにワイン(無料)が登場。もちろん一杯頂いてきました(^^)
鈴木秀美さんや他の楽団員もやってきて、飲みながら語りあっている集団があちらこちらでできていました。
こういう機会が設けられているオケっていいですよね。
根強いファンに支えられ、このオケはまだまだ歴史が続いていくことでしょう。
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偶然にも2日連続でNHKの番組観覧となりました。

今日はラジオ番組「名曲リサイタル」
サックスの田中靖人さんの演奏を聴いてみたくてハガキを出しました。
台風も午後には過ぎ去り、NHKまで行くのも楽で良かったです。


●メンバーと曲目
サックス:田中靖人
ピアノ:白石光隆

ドゥメルスマン/幻想曲
ビゼー/「アルルの女」組曲第2番から間奏曲
ドビュッシー/ラプソディー
ミヨー/スカラムーシュ


ヴァイオリン:高田あずみ
ヴァイオリン:高田はるみ

プロコフィエフ/「2つのバイオリンのためのソナタ」作品56から
ミヨー/2つのバイオリンのための二重奏曲
イザイ/「2つのソロバイオリンのためのソナタ」から
モーツァルト/トルコ行進曲



前半はサックスの歴史をたどる曲構成とのこと。
田中さんと白石さんは同い年で、しかも18年間も共演しているとのことで息が合ってました。トーク中に後ろで突っ込みを入れてたり。

ラストのミヨーは田中さんが一番多く演奏している十八番とのこと。
楽しそうに吹いていました。


後半はご姉妹でヴァイオリンデュオ。
お2人とも古楽器オケのリベラクラシカメンバーだそうですが、今回は20世紀の作品という趣向。
デュオでは今年に初めて演奏会を開いたそうで、1曲目のプロコフィエフがそのきっかけだったとか。
白眉はイザイ。無伴奏曲でやたらめったら難しいイメージがありますが、今回の曲も非常に難しいとのこと。
曲間のトークで「この曲を弾くのには4人欲しい」というほど。
曲は一見サラサラと流れていくのに対し、重音弾きが多く大変そう。適当に聴き流していると難しい曲だとも分かりません。
それだけこのお2人が上手だということでしょう。

日曜日は個人的にチェックしている音楽番組が多い曜日です。

9時~「題名のない音楽会」(テレビ朝日)
20時~「名曲探偵アマデウス」(NHK-BS)
21時~「N響アワー」(NHK)
22時~「セッション2009」(NHK-FM)

この内、題名とセッションは何度も公開収録に行っているんですが、N響アワーは初めて。
というか、N響アワーが始まってから30年来もの間、公開収録は1度もなかったとのこと。意外。
今回は30年目を記念しての初めての試みだそうです。

天下のN響様だし、まず当選しないだろうとハガキを出したら、予想外に当選。
応募倍率は3倍と思ったほどではありませんでした。
もっとも、NHKホールがビッシリで、かなりの人数がいましたが。

座席は1F席17列目のど真ん中という望外の素晴らしい場所でした。


●メンバーと曲目
演奏:NHK交響楽団
指揮:秋山和慶

司会:西村朗、岩槻里子アナウンサー
ゲスト:池辺晋一郎


芥川也寸志/「赤穂浪士」
湯浅譲二/「元禄忠臣蔵」
林光/「花神」
一柳慧/「翔ぶが如く」
池辺晋一郎/「独眼竜政宗」(※オンド・マルトノ:原田節)
渡邊俊幸/「利家とまつ」
吉俣良/「篤姫」
大島ミチル/「天地人」

シューマン/交響曲第3番「ライン」
ヨハン・シュトラウス/「美しく青きドナウ」


前半は“大河特集”
NHK交響楽団の特徴を最大限に活かしており面白い趣向でした。
時代ごとに日本を代表する作曲家が名を連ねているので、比較も面白い。
打楽器が珍しいものも色々使われていて(鞭の音とか)、奏者の人はあっちこっち動いてたのが印象的。
ただ、懐かしの名曲と言われても、大学生には知らない曲ばかりなんですが…。


個人的にはオンド・マルトノを生で聴けたのが良かったです。
メシアンでも聴かない限り登場しない超マニアック電子楽器ですが、まさか大河ドラマにつかわれているとは思いませんでした。
池辺晋一郎さんがが登場してベラベラと(もちろんダジャレを交え)「独眼竜政宗」を作った経緯を語ってくれました。
それによると、ドラマのOP映像ができる前に作曲する必要ができ、好き勝手できたとのこと。
そして、伊達政宗のイメージを表すためにどうしてもオンド・マルトノの音を使いたかったとのことです。

オケの音を3次元の広がりとするなら、オンド・マルトノ独特の「ピュ~!」という音が4次元目の軸を作り、不思議な広がりを持った曲となっていました。


後半は一転してクラシック。
番組の冒頭テーマとなっているシューマンの「ライン」を全曲通しで演奏。
さすが日本トップ奏者を集めたオケであり、難しいところもキッチリ真面目に演奏しており、さすがN響。その分印象に残りにくかったですけど。
「美しく青きドナウ」もキッチリ演奏でした。



syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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