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神奈川フィル 第九


金聖響さんが神奈川フィル常任になってから初めての第九公演。

県民ホールがまさかの満席。
さすがスター指揮者の人気は違いますね。
集客という意味では、聖響さんの神奈川フィルへの貢献は素晴らしいものです。


●演奏と曲目
演奏:神奈川フィルハーモニー
コンマス:石田泰尚

指揮:金聖響

ソプラノ:森麻季
メゾソプラノ:押見朋子
テノール:佐野成宏
バリトン:黒田博
合唱:神奈川フィル合唱団


ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」


昨年までは合唱幻想曲との2本立てだったのに、今年は第九のみ。
自信があるんですね~。


第1楽章・第2楽章は快活なテンポで飛ばします
余計な虚飾や起伏をつけずに淡々と音を出す演奏。眠くなる。
どこからか聴こえるイビキの音が演奏とハーモニーを奏でていました。

ベートーヴェンの宇宙への関心と結びつけて、“原始宇宙から星が形成され太陽系が創られていく”という形容もされる両楽章ですが、今回の演奏ではこのダイナミックなイ

メージをあえて否定しようとしていると感じました。
それにしてはティンパニーがやたら目立っていましたけれど。
おそらくこれが聖響さんの言う「音の事実」、つまり楽譜に忠実な演奏なのでしょう、と思って聴いてました。
なにしろ、ベートーヴェンの交響曲で新書を出すほど思い入れがある方ですからね。

一方、緩徐楽章である第3楽章では予想外のテンポダウン。
無難な演奏になっていましたが、神奈川フィルの演奏が1番良かったのはここだと思います。
コンマスの石田さんも体を揺り動かし、終始オケをリードしていました。

第4楽章の前で歌手陣と合唱団がゾロゾロ入場。たいていは第3楽章の前に入場なので珍しい。
賛否両論あるでしょうが、個人的にはアリだと思います。
元々第1~3楽章と第4楽章は別の曲として構想されていたのに、無理やりくっつけてますからね。
第九から追い出された弦楽四重奏曲第15番第5楽章の主題はかなり好きなんですけど。

さて、第4楽章では歌が入り、ソリストを堪能。
特に、テノールの佐野さんは柔らかくて包容力があって魅力的な歌声でした。名実共に日本を代表するテノール歌手でしょう。
ソプラノの森麻季さんは、7月定期演奏会のモーツァルトのモテットで素晴らしい歌声を聴かせて頂きました。ただ、今回の第九だと少し埋もれてしまったのが残念。
神奈川フィル合唱団の方々も奮闘してました。素晴らしい歌声ありがとうございます。
オケでは、何といってもファゴット首席の石井さんの活躍が目立ちました。
第4楽章冒頭の、主題の裏で奏でられる有名なメロディーはもちろん、他の楽章でもオケを低音で支えていました。

テンポの緩急はあったものの、それほど盛り上がることはなく、ラストはけっこうあっさりとした幕切れでした。

演奏会は正味1時間で終了。あっという間で物足りなさが残る演奏会でした。


終演後は“勝手に応援する会”のメンバーで忘年会。
17時に始まったのに、気付いたら23時になっていました。

さて、今年の演奏会はこれにて終了。
来年の神奈川フィルも聖響さんの演奏会でスタート。ベートーヴェンのミサ・ソレムニスという大曲をどう聴かせてくれるのでしょうか。




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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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