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注目しているゴールデンコンビ、スダーン“先生”&東京交響楽団の演奏会へ。
行けば必ず楽しめるコンビなので、今年度はできるだけ足を運びたいと思っています。
今年度は5月のハロルドに続いて2回目。ブルックナーはあまり聴いたことがなかったし丁度良い。
雨の振る中をサントリーホールへ。

今回のテーマはブルックナー。未完の交響曲第9番と宗教曲テ・デウムの大曲が並びます。
作曲者本人が「交響曲第9番が未完に終わったら第4楽章はテ・デウムでもいいよ!」と言ったというのが今回のプログラミングの発端だそうで。

ただ、今回は文字通り1つの曲として続けて演奏するという試み。これはかなり珍しいらしい。
こういうのをやってしまうのがさすがスダーンさんなので、演奏会につい足を運んでしまうのですがね。

「公演中は休憩なし」ということをしつこくアピールしてました。
開演前のアナウンスでも、いつもの携帯電話の電源OFFに加えて、「交響曲第9番が終わってソリストが入ってきても拍手しないでください!」
これだけダメ押しをしたおかげで、無事に(?)拍手はありませんでした。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:東京交響楽団

コンマス:グレブ・ニキティン

ソプラノ:澤畑恵美
アルト:小川明子
テノール:高橋淳
バス:久保和範

合唱:東響コーラス


ブルックナー/交響曲第9番
ブルックナー/テ・デウム
[↑続けて演奏]


オケと一緒に合唱団も入場。P席にずっと座ってました。ホルン×8人が圧巻。


まずは交響曲第9番。
第1楽章、出だしのこれから何かが始まる感じが好きです。空虚5度の響きが好き。
ここのホルンは厚いですね~。
主題は3つあるらしいですが、予習してなきゃよくわからない。
とにかく壮大な楽章。
そして、いつ終わるか分からなくて長くて寝る人多し。

第2楽章、音量がいきなりffになる箇所があって、客がみんな起きる。
でも弦がガンガン弾いてた印象なのはここぐらい?
オーボエのソロが素晴らしい。さすが荒さん。

第3楽章、アダージョ。
ゾクゾクする弦の旋律からスタート。
自作から色々旋律を引用してるらしいですが、詳しくないので良く分かりません。
ただ、集大成としてまとめようとしているんだなという感じは伝わってきました。


この曲と通して、個人的に東響にしては弦が控え目だった気がします。いつもガンガン弾いてるイメージなので。
スダーンさんの意向かな?
だからコンマスが大谷さんじゃなくてニキティンさんだったのかなと勘ぐってみたり。


何だかんだで、ここまででも十分1つの曲としてまとまってる気がします。


続いて本日の“第4楽章”であるテ・デウムへ。
曲が終わったのに指揮者は不動、拍手をしないという妙な空気の中、そそくさと独唱陣が入場。さすがにオケのチューニングはしてました。

この2曲を続けて聴くと、確かに違和感があるのは間違いないですね。
ただ、曲調としてベートーヴェン第九の1~3楽章と第4楽章の落差には皆慣れきってしまっていることを考えれば、今回のもありだと思うんですがね。調性はまた別ですが。

1時間以上ずっと待機していた合唱団がようやく立ち上がり、"Te Deum~♪"
ソリストではテノールの高橋さんが大活躍! 目立つ部分が多く、良いとこ取りでした。
さすがにカルミナ/焼けた白鳥の歌のように、身振りはなかったですが、普通に素晴らしいソリストです。

テ・デウムというと、1年ほど前に聴いた神奈川フィル&シュナイトさんの音楽監督退任演奏会が衝撃。
どっしりとした演奏で凄まじい祈りのパワーを引き出していました。

ただ、スダーンさんはカトリックとのことなのでプロテスタントのシュナイトさんとは違う見方があるのでしょう。
厳かというよりは華やかな演奏だった気がします。
ちなみに、ブルックナーはカトリックだったらしいので、今回の方が本来的な演奏なのでしょう。


さすがスダーンさんという手堅い演奏会でした。
プログラミングの是非についてはもっとブルックナーに詳しい方々にお任せするとして、とにかく面白かった演奏会でした。
東京交響楽団は、2週間後のミューザのオープニングコンサートへ行く予定。こちらももちろんスダーンさんでございます。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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