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20101123読響カンブルラン


気になる演奏会が続いています。
今日は1度聴いてみたかったコンビであるカンブルラン&読響の演奏会へ。
同じプログラムで3回やるそうですが、みなとみらいがその最後。
そのためか、当日券でけっこう良い席が取れました。

●メンバーと曲目
指揮:シルヴァン・カンブルラン
演奏:読売日本交響楽団

ハイドン/交響曲第6番「朝」
ハイドン/交響曲第7番「昼」
ハイドン/交響曲第8番「夕べ」
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」全曲(1910年版)


非常に刺激的なプログラム。
前半の3曲は1761年前後の作曲なので、後半の「火の鳥」とは約150年もの隔たりがあります。
どちらも作曲家が20代の終わりに作った斬新な作品だという共通点があるそうで。


前半のハイドンはスピード感あふれる面白い演奏でした。

とにかくソロだらけでヴィヴァルディっぽいバロックな曲。
コントラバス、チェロ、フルート、ファゴットなどなど首席の面々が大活躍。
個性的な名手が多い読響にピッタリの曲で、さすが音楽監督のセレクション!
プログラムに団員1人1人の顔写真が載っているのがありがたかったです。
特に新鮮だったのが珍しいコントラバスの独奏。何で他の作品ではソロが全然ないんでしょうかね?

スピードはかなり速く、3曲で45分強。セカセカしてた印象。
曲間でさえも、カンブルランさんは袖に引っ込まずそのまま次の曲へ進めたぐらいですし。
このスピードに対応できるオケもすごい。

リベラクラシカのような古楽オケだとまた全然違うのでしょうね。CDを買って聴き比べたくなりました。
この3曲だけで1つの演奏会になりそうなほどの充実感でしたが、まだ後半があるのです。

後半は一気に時代が飛んで20世紀へ。オケのスケールも一気に大きくなる。
曲もパンフの“色彩の魔術”という言葉の通り、さすが20世紀という斬新さ溢れており、ハイドンとの大きなギャップが面白い。。
ハイドンに比べればイメージとの解離はない演奏。
現代音楽に造詣が深いらしいので、得意分野なのでしょう。

この曲にバンダがいるとは知らなかったです。パイプオルガンの前にいらっしゃいました。
金管高らかに鳴り響くフィナーレはホールが揺れそうなぐらいの爆演。さすが読響。


聴いた!という満足感がある演奏会でした。
このコンビはまた聴いてみたいです。
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20101121東京フィルブルックナー

●メンバーと曲目
指揮:チョン・ミョンフン
演奏:東京フィル

コンマス:荒井英治


ブルックナー/交響曲第8番(ノヴァーク版)


どうもピンとこない演奏でした。オケも演奏自体も印象が薄い。これが無難な演奏なんでしょうかね?
1階後方の席だったんですが、けっこう席に空きがあったのは事実。うーん…。


曲自体は確かにすごい曲で、“後期ロマン派の代表作”と言われるのも納得。
「宇宙を表現」という形容が出てくるほどスケールが桁違い!
ベートーヴェンの第九から大きな影響を受けているらしいです。スケルツォが緩除楽章より前とか、主題のリズムが同じとか。
表現しようとしたスケールの大きさも共通点の1つでしょう。

第1楽章の死を受け入れたかのような消え入るような終わり方。
第3楽章の全てを包み込む崇高なコラール。
そして、全部の主題が終結して盛り上がり、♪ミ・レ・ドで締めくくるフィナーレ。
などなど、聴きどころが多いですね。


ブルックナーの曲をあまり好きではないからこそ、見方を変えてくれる演奏に出会いたいと思ってるのですが、まだまだのようです。
来週末には、スダーン先生&東京交響楽団でもブル8をやるとのこと。
当日券が出れば聴き比べるのもありかと思ってます。

東響はいつも学生券(1000円)でオトクに聴かせて頂いているので、たまには定価でチケットを買ってみるのもいいかなと。
そういやスダーンさんでモーツァルトを聴いてみたいなと思い、この公演へ。


●メンバーと曲目
指揮:ユベール・スダーン
演奏:Tokyo Symphony モーツァルト・プレーヤーズ

モーツァルト/交響曲第29番
モーツァルト/交響曲第41番



スダーンさんらしく爽やかな一陣の風が抜けていったような軽やかな演奏でした。
ベートーヴェンなどのように大きなカタルシスはないものの、これはこれで良いと思います。

オケが30人前後と小規模なので、音もこじんまりとまとまっている。
そして音がサッと消えるので、歯切れも良い。
ppとfの音の強弱などメリハリがついていました。
比較対象として家にあるCDが、カール・ベーム&ベルリンフィルの重厚な演奏なのであまりアテにはなりませんが…。

「Tokyo Symphony モーツァルト・プレーヤーズ」は東京交響楽団からスダーンさんが選んだ固定メンバー。
非常に意図を感じる人選で、目立ってしまう人をトコトン外したかな?という印象でした。
例えばコンマス。大谷さんや高木さんではどうしても1人だけ音が目立ってしまいますが、ニキティンさんだと上手くオケに溶け込んでいるというように。
他の首席もそんな感じ。
“個”をトコトン無くして“和”を重視する演奏でした。


土曜日の朝をクラシックで始めるというのはいいですね。
午後に買い物をしたり、ラゾーナでの倉木麻衣のミニライブを見たりと1日を有効活用できました。
しかし、1時間だけというのは物足りない…。
コストパフォーマンスが悪くて損した気分になってしまいました。こればっかりは仕方がない。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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