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20110626名古屋フィル チャイコフスキー第1回


先週の定期に引き続き、名フィルの演奏会でございます。
今回は市民会館シリーズということで金山へ。
当日券は無事確保しましたが、席種によっては完売だったそうです。

近くに名フィルの事務局があるとのことだったので、チラシを漁ってきました。
終了した演奏会のプログラムの余りも置いてあるんですね。何か欲しかったら探しに来よう。
昨年度のシーズンプログラムも貰ってきましたが、楽団員の首席・次席の昇降が多すぎ!
さぞかし熾烈な争いが繰り広げられてるのでしょう。

ホールはほぼ満席!さすがチャイコフスキー。
オーケストラの魅力を分かりやすく満喫できる偉大な作曲家です。
私が初めてクラシックを聴く人に勧めるならモーツァルトよりチャイコフスキーですね。


●メンバーと曲目
指揮:円光寺雅彦
演奏:名古屋フィル

コンマス:日比浩一

チャイコフスキー:交響曲第1番『冬の日の幻想』
チャイコフスキー:交響曲第4番

※アンコール
チャイコフスキー:『白鳥の湖』よりチャールダッシュ



注目はやはり円光寺氏の指揮。

私はオーソドックスな指揮者だなぁと思いました。
棒の振り方だけではなく演奏も。
奇をてらわず、じっくりと曲と対峙しながらオケをまとめていく。
大きな驚きはないけれども、正統派で確かな演奏を聴かせてくれる方ではないかと。
まあ、1回の演奏会だけではなんとも言えませんけどね。

前常任フィッシャー氏とは逆のタイプの指揮者を選んだのでしょうか?
もっとも私は彼の実演をまだ聴いていませんが。7月定期までの辛抱です。

同じタイプだと小泉和裕さんでしょうか。
偶然にも次回のチャイコフスキー・ツィクルスでいらっしゃいます。
私は平日夜に行くのは厳しいですが、次回も行ける方は両氏の演奏を比べてみるのも一興かと。


さて、前半は冬の日の幻想。外の熱気とは正反対の題名です(笑)
チャイコフスキーがサンクトペテルブルクからモスクワへ出てきた直後に作曲されたとのこと。
ロシアを思わせるメロディーに、幻想の都ベテルブルクを思い浮かべながら聴いていました。

円光寺氏は終曲後に活躍した楽員を立たせてましたが、最初がオーボエ首席は良いとして、2番目にヴィオラセクションを立たせたのはさすが。
私は実演で観るまで知らなかったのですが、想像以上にヴィオラが活躍してる曲なんですよね。


後半の第4番は出だしの勇壮なホルンからスタート。
暗→明の曲かと思いきや運命の動機が影を落とす。
とはいっても、チャイコフスキーらしい優美なメロディーが多く、5番、6番と並んで人気曲というのも納得ですね。


どちらもホルンが大活躍!
前半のホルン首席は女性。あれ?いつもの首席の方はお休みなのかな?
今日のプログラムでホルン首席不在は意外。演奏が悪いとは思いませんでしたが。
と思ってたら、後半ではいつもの首席の方に代わっていました。
先週に引き続き松葉杖でしたが、お体大丈夫なのでしょうか?


終演後は会場いっぱいの拍手。
楽団員の皆さんからも温かい拍手が贈られていて、良好な関係が築けているように見えました。
人気のあった前任者の後釜ということでやりづらいこともあるかと思いますが、これからじっくりと自分の音づくりをしてほしいものです。


さて、次の名フィルはいよいよフィッシャー氏だ!
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20110618名古屋フィル第381回定期

●メンバーと曲目
指揮:ダグラス・ボイド
演奏:名古屋フィル

ヴァイオリン:松山冴花

コンマス:日比浩一

<死者に絶えざる安息を>
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
アデス:ヴァイオリン協奏曲『同心軌道』
シベリウス:交響曲第2番


前回定期はロマン派でしたが、今回は20世紀以降の音楽で固めてきました。

1曲目はブリテンの鎮魂交響曲。
作曲の経緯は置いといて、心が鎮められる曲です。


続いて、現在ノリにノっている音楽家だというアデスのヴァイオリン協奏曲。作曲は2005年と21世紀の音楽。
音楽で『軌道』なので「ケプラーの惑星音階」を連想してましたが、解説には記述なし。
読譜の能力があれば何か関連が見つけられるのかもしれません。

楽章のそれぞれに標題があり、それぞれに対して作曲者のコメントがあります。(公演パンフより引用)

①Rings-輪“様々な軌道による不安定なハーモニーの広がり”(開始部について)
②Paths-軌道“2つの大きなサイクルと、とても多くの小さなサイクルを含み、これらは解決に向けての運動の中で重なり合い、時に烈しく衝突する”
③Rounds-循環“様々な速度による、調和への安定した円環的な運動”

音楽の3要素「ハーモニー」「メロディー」「リズム」が楽章ごとに対応し、それぞれを“同心軌道”に放り込んだらどうなるかという構成なのかな?と深読み。

曲はいきなりヴァイオリン高音のキンキン音からスタート。
ヴァイオリンがノイズ発生器のような使われ方。
ミスしたら目立つので常に緊張を強いられ、ソリストの負担が重そう。
しかし松山さんの演奏には隙がなかった! 少なくとも私にはそう聴こえました。

第3楽章は拍子がめまぐるしく変化して民族音楽っぽい。
指揮はスラスラ振ってるように見えましたが、リハ大変そう。
いつ終わるのかと思ってたら、最後は唐突に1音ジャン!であっけなく終了。
運動が止まったということなのでしょう。


メインのシベリウスの交響曲第2番はやはり鉄板。
暗から明へのミエミエの曲なのは分かっちゃいるんですが、感動と充足感についつい満たされてしまいます。
第4楽章の第1主題が出てくる時、ついにやってきた!という気持ちになりますし。
他の交響曲の方が実は良いよという人も多いですし、私も同意しますが、それでも2番が人気曲であることは変わらないでしょう。
終曲の余韻もそこそこにブラボーおじさんが出現し、閉口してしまいましたが。

もちろん、曲がいくら盛り上がる曲でも演奏者が良くないとどうしようもありません。

ボイド氏の指揮はアッサリ系という印象。
以前実演で聴いたときは第4楽章に入ったらテンポダウンして思いっきり引っ張ってたのですが、そういうこともなく。
過剰表現をしないタイプは好印象。

終曲後、ボイド氏が最初に立たせたのはオーボエ首席。
どこで活躍してたっけ?
ボイド氏はオーボエの人なので、重要性を良く理解しているのでしょう。
金管セクションの活躍は納得。
ホルンとトランペットの首席お2人は個別に拍手をもらっていました。


7月定期はフィッシャー登場!良い評判を聴いているので実演が楽しみです。
その前に、来週は円光寺氏の正指揮者就任公演でチャイコフスキ-1番&4番があります。
できれば両方行きたいものです。

20110612さよならドビュッシー

中山七里『さよならドビュッシー』

火事で全身大火傷した少女が様々な障害を乗り越えピアノコンクール優勝を目指す。しかし、周りでは不穏な事件が発生し…。

“このミス大賞”でありながら、最初は全然ミステリっぽくありません。全身大火傷で指の動きもままならない状態から猛特訓をするという少女の再生・成長物語。

再生・成長物語+ミステリという違和感ありありの不思議な融合ながらページをめくる手が止まらない。小説のネタとしてはどちらか片方でも十分書けると思うのですが、それを1つにまとめてしまったのは著者の多才さの表れでしょう。とりわけピアノの演奏描写は音が聴こえてきそうなほどリアル!読了後すぐにドビュッシー「月の光」やショパン「エチュード 10-1」のCDを探してしまいました。

ラストは見事に集約。読了感の余韻は◎。題名の意味も読んだ後では違った印象を持つことでしょう。




さて、今週の題名のない音楽会は、「佐渡裕×ベルリンフィル」の第2弾!

曲は、武満徹の「From me flows what you call time」
ラトルからの強い要望があったそうです。日本人が世界に誇れる作曲者となるとやはり武満なのでしょう。

5人の打楽器奏者がシンバルを鳴らしながら客席後ろから登場。5人5色の衣装を身にまとって各自の持ち場で演奏をするという視覚的にも面白い曲。

西洋楽器を使っているのに、なぜか「和」を感じるという不思議。和楽器だけ使えば楽なのに、よくもまあ手間のかかることをするなあといつも思うのですが、和と洋の融合をしたからこそ世界スタンダードとして演奏もされるわけですね。

武満徹は有名すぎるのでひねくれて代表曲ぐらいしか聴いたことありませんが、やはり腰を据えて聴くべきなのだと思いました。

20110605新ウィーン楽派の室内楽作品集

地元横浜で行きたいコンサートがたくさんあったんですが、行けなくてジリジリしております。


20世紀の曲を聴いてみたかったので買ってみました。
マーラーから後に連なる作曲家の室内楽曲集。
あえて作曲年順に並んでいるので、新ウィーン学派の変遷をたどれるのも面白いです。
1曲1曲は短いので気軽に聴けますし。


【曲目】
マーラー:ピアノ四重奏曲
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品ニ短調
ヴェーベルン:チェロとピアノのための2つの小品
同:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品
ヴェーベルン:同:チェロとピアノのための3つの小さな作品
同:チェロ・ソナタ
ベルク:室内協奏曲~アダージョ[クラリネット、ヴァイオリン、ピアノ版]
シェーンベルク:弦楽三重奏曲
同:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
【演奏】
クレメラータ・ムジカ
ギドン・クレーメル(Vn)
オレグ・マイセンベルク(P)
ザビーネ・マイヤー(Cl)
ヴェロニカ・ハーゲン(Va)
クレメンス・ハーゲン(Vc)
【録音】
1994年5、6月;ノイマルクト



今週の題名のない音楽会は「佐渡裕×ベルリンフィル」
ベルリンフィル定期の指揮台に登るのは、小澤さんに続いて日本人で2人目だそうです!
しかも、佐渡さんの夢がベルリンフィルを振る!だったそうで。
「夢が叶う」ってすごいことだ!

今回はショスタコの5番、佐渡さんのキャラに合ってますね~。特に第4楽章の盛り上がりとか。
自分で曲を選んだのかな?ベルリンフィルともなるとオケからの要請もありえますが。
来週は武満徹の曲だそうです。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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