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20120729NHK交響楽団at四日市


“天下のN響”が四日市で公演!
イメージに違わずクールで理知的なドヴォ8でした。


さて、N響と言えば、日曜夜の「N響アワー」
3月に(なぜか)終了してしまいましたが、32年間も続いただけあって、N響の名前を広めることには多大な貢献をしたことは間違いないでしょう。
最近は、あのパーヴォ・ヤルヴィの首席指揮者就任で話題になってましたね。
ただし2015年からとかなり先の話ですが。

今回の演奏会は、四日市文化会館30周年事業の1つだそうです。
N響を皮切りに色々な企画が組まれています。
個人的には10月の四日市JAZZフェスティバルが楽しみ♪

しかし、98,99,2000年には四日市でN響の演奏会があったそうですが、なぜ最近来ていなかったのでしょう?


●メンバーと曲目
指揮:パブロ・ゴンザレス
演奏:NHK交響楽団

ヴァイオリン:バイバ・スクリデ

コンマス:堀正文


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第8番



座席は上までビッシリ!さすが“天下のN響”です。


前半はブラームスのVn協奏曲。
スクリデさんのヴァイオリンは優美で、細かい部分もキレイ。
緩徐楽章はお手の物。
ソリストの音が小さめで、私がこの曲に持つ“ヴァイオリンvsオケ”のイメージとは少し違う演奏でしたが、これはこれでありでしょう。

Vn協奏曲なら、一般的にはチャイコフスキーの方が合いそうな人だと思いました。
もっとも、ご本人はブラームスの協奏曲が大好きだそうで、最近出したCDのライナーノートでは、
「…ブラームスの緩徐楽章すべては、ブラームスのいちばんすてきな瞬間だとおもいません? ああ、これほど美しいものは何もありません!」
とコメントしているそうです。

アンコールはバッハの無伴奏第2番。こういう曲が得意そう。


後半はドヴォルザークの8番。
なぜか、超有名な「新世界」よりもたくさん生演奏を聴いてます。
一番印象に残ってるのは読響。強靭な弦による力強く威勢のよい演奏でした。

今回のN響はというと、それとは真逆。
クールで、理知的で、余裕を持った、演奏でした。
好き嫌いは別として、こういう演奏ならN響は最も適任なオケでしょう。
弦が統率されてるし、管楽器のテクはあるし、色んな指揮者と共演してるし。

指揮のゴンザレス氏は暗譜。
ドッシリと構えて、1音1音丁寧に出す方針のようでした。
特に、第4楽章のファンファーレの後の弦のメロディーは止まりそうなぐらい遅かったです。
この曲で、じわじわ聴かせて、カタルシスとはほぼ無縁な演奏というのはかなり新鮮。

予想外にアンコールがあり、モーツァルト「フィガロの結婚」序曲を演奏してくれました。


何だかんだで、自分の住んでいる地域に在京オケが来てくれると嬉しい、と実感した演奏会でした。
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20120722山本裕康チェロリサイタル 

神奈川フィルが誇るチェロ奏者、山本裕康さんが名古屋にやってくる!
東海地方在住の神奈川フィルファンとしては聴き逃せない演奏会。
音響の良い宗次ホールで思う存分演奏を堪能してきました♪

さて、このお2人での演奏を聴くのは実は2度目。
前回は2010年2月かながわアートホールで行われたカジュアルコンサートで、シューマンとショパンの特集でした。

今回は3月に発売されたCDアルバム「情景」の曲を中心にしたリサイタル。
CDはもちろん会場で買い求めましたとも!
なぜか関東ではなく名古屋での演奏会。東海地方在住の身には非常にありがたい話です(^^)
この演奏会のために関東から新幹線で駆けつけた方もいらっしゃったそうで感嘆するばかりです。
とはいえ、私も昨年9月に神奈川フィルの演奏会(グルダ/チェロと吹奏楽のための協奏曲)を聴きに横浜へ行ってるので、全然人のことは言えないのですが(笑)


3月に新名古屋交響楽団とドヴォルザークを共演した際にも好評だったので、
今回のリサイタルで名古屋での評判がまたさらに高まったことでしょう!

●メンバーと曲目
チェロ:山本裕康
ピアノ:諸田由里子


ラフマニノフ:チェロソナタ
(休憩)
サン=サーンス:白鳥
宮川彬良:随想曲第3番(初演)
岡野貞一(大橋晃一編曲):故郷
フォーレ:夢のあとに
カッチーニ(大橋晃一編曲):アヴェ・マリア
ブルッフ:コル・ニドライ

※アンコール
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
カザルス:鳥の歌


アンコールの1曲を除くとゆったりした曲が並んでいます。
旋律がシンプルな分、奏者の情感豊かな表現が露骨に出る曲ばかり。

前半はいきなり大曲ラフマニノフのチェロソナタ。
山本さんの真摯で情感豊かなチェロと、諸田さんの透明感あふれるキラキラしたピアノに誘われ、
ロマンチックな音に会場中がウットリしてました。
ピアノが意外と難しそう。

ちなみに「情景」には第3楽章アンダンテが収録されています。
間違いなく1番美味しいところ。

この後のトークで、
「この曲は弱音(p)の指示が多いが、実際には音が大きくなってしまう。
しかし、宗次ホールの音響が良く楽譜に書かれた通りに弾けた。」
とホールを大絶賛してました。
プロも褒める良いホールがせっかく名古屋にあるのだからもっと聴きに行かないとな~、と思います。


後半は「情景」から短めの曲を。

特に印象に残ったのが、宮川彬良さんの随想曲第3番。
「情景」を出すに当たって依頼し、快く引き受けてもらったとのこと。
山本さんのために書かれた曲なので、音とメロディーの雰囲気がピッタリ!
心に沁み入る曲でした。

トークでは山本さんの飾らないお人柄の良さが滲み出ておりました(^^)
諸田さんは意外にも喋らなかったものの、横でニコニコしながらトークを聴いてました。
曲についてのことが中心。ホール音響、宮川さん、編曲の大橋さん等。
せっかく愛知出身であるので、もっと地元トークを聴いてみたかったかも。


アンコールは2曲。
「今回はゆっくりな曲でしたが、速い曲が弾けなくなったわけじゃないんですよ?」
と、ポッパーのハンガリー狂詩曲。
速いパッセージもバリバリ弾いてました。

ラストは鳥の歌。
3.11以来聴く機会がありませんでしたが、以前とは全然心に訴えてくる度合いが違いました。


終演後はサイン会!
あらかじめ演奏前に買っておいたCDを持っていち早く列に。5番目位だったかな?
昨年3月以来、久し振りにお会いしたのでご挨拶をして、サインをゲット!

20120721 「情景」サインCD


演奏の後で買い求める人も多く見え、見る見るうちに行列が伸びていってました!在庫は足りたのでしょうか?

10/1に再び宗次ホールへいらっしゃるとのこと。
ヴィオラ、ヴァイオリンを交えてブラームスのピアノ四重奏を弾くそうです。
(月曜じゃなかったら行けるのに…。)


さて、名古屋まで来て頂いたので、こちらからも神奈川へ聴きに行かねばなりませんね!
今年中に神奈川フィルへ11月定期,12月第九に遠征しようと計画中。
特に、11/23はメインが「英雄の生涯」でコンマス石田さんのソロが楽しみです。


最後に「情景」の山本さんの文章より引用を。

「俳句はその瞬間を切り取った写真だとすると、音楽はその曲を聴いた時々の思い出の日記帳だと思う。」

だから演奏会へ行くのはやめられない(^^)

20120715 名古屋マーラー音楽祭

「千人」の生演奏は初聴。
すごかった!
曲自体の魅力はもちろん、オケ&合唱団の熱い想いが伝わってきた演奏でした。
アマチュアの皆さんが忙しい合間を縫って練習した汗と涙の結晶。
名古屋の音楽史に残るであろうビッグプロジェクトに立ち会えて貴重な体験でした。


マーラーの生誕150年を記念して企画された「名古屋マーラー音楽祭」
名古屋周辺のアマチュアオーケストラで、マーラーの交響曲1番から10番を全て演奏してしまおうという前代未聞のトンデモナイ企画。
2011年の1年間で11公演。ほぼ毎月名古屋でマーラーが演奏されていたということになります。
難曲ばかりのマーラーをよくもまあ…。

発起人は今回コンマスを務めている高橋広さん。
パンフの文章によると、
「大きすぎず小さすぎない名古屋のような規模の地域においてのみ、マーラーの全交響曲をアマチュアオーケストラで分担して演奏できるのではないかという夢と希望」を抱いて、「並大抵の苦労ではなかった」ものの実現させてしまったとのこと。
その情熱には、ただただ感服するほかありません。
ちなみに、パンフは内容がかなり詳しく、マーラー資料の1つとしてかなり活用できそう。

とにかく、名古屋の音楽好きなら見逃せない企画でしょう!

…と書いておきながら、私は2011年に1公演も行ってないんですけどね…。
せめて最後だけは!と思い、愛知県劇術劇場へ。
「千人」を生演奏で聴いたことがなかったですし。


●メンバーと曲目
指揮:井上道義
演奏:名古屋マーラー音楽祭フェスティバル・オーケストラ
合唱:名古屋マーラー音楽祭フェスティバル合唱団

コンマス&音楽祭発起人:高橋広

ソプラノ:菅英三子/小川里美/小林沙羅
アルト:三輪陽子/リン・ニャン
テノール:永田峰雄(高橋淳から変更)
バリトン:三原剛
バス:オットー・カッツァマイヤー


マーラー:交響曲第8番


愛知芸劇の大ホールに入るのは初めて。
いつも通りコンサートホールへ向かってしまい、途中で気付いて慌てて方向転換しました(笑)
座席は満席とのアナウンス。
かなり高いところまで席が埋まってました。
名古屋フィルの演奏会には行ったことないけど、今日は来てみたという感じの人も多かったです。
道義さんの言葉を借りれば「名古屋の音楽好きがみんな集まっていた!」ことは間違いないでしょう。

私は1Fの後方右側の席へ。
オケとソリスト陣が良く見えます。
そして、道義さんの颯爽とした独特の指揮がバッチリ見える。←ここ重要!

舞台上は人でビッシリ!
合唱団は舞台の後ろまですし詰めで圧巻の光景でした。段が15段ぐらいあったんじゃないんだろうか?
パート毎にカラフルなTシャツを着てましたね。

演奏は1時間半余りですが、あっという間でした!
第1部の壮大さはもちろんですが、室内楽的な第2部も

ソリスト陣は実力派プロばかりなのであえて言う必要もないでしょう。

オケは、序盤は正直最後までもつかな…、という心配な箇所が散見。
しかし、そこは1年もの間この曲を練習し続けたというメンバー。
どんどん音が良くなってきてました!
コンマスの高橋さんもグイグイと全身でオケを引っ張る引っ張る!ソロも多いし!

合唱も大健闘!これだけの人々が一堂に会して1つの曲を歌ってるだけでもすごいことです。
しかし、男声が遠かった…。位置が後方だったせいか女声に飲み込まれてたような気がします。
もっとも、聴いてた場所が1階だったので、上の階だったら良く低音が聴こえてたのでしょうか?

名古屋マーラー音楽祭、舞台


終演後は道義さんが"道義節"でトーク開始。撮影してOK!ということなので写真をパチリ。
演奏会に行った他の方もみんな写真をアップしてるので、場所の違いが分かって面白いです。
最後は、オケ&合唱団だけでなく、観客も一緒に記念撮影。
演奏する側だけではなく、聴く側も一緒に作り上げてきた音楽祭ということを言いたかったのでしょう。
2年前の神奈川県立音楽堂の「上り坂コンサート」最終回を同じような記念撮影があったので、道義さんこういうの好きなんですね。


内容が肯定的すぎてあまり好きではなかった「千人」でしたが、
宇宙的な広がり、そして意外に室内楽的な要素を併せ持つことを今回体感することができました。
家で聴くという気にはなりませんが、ホールでならまた聴いてみたいです。

さて、名古屋でのマーラーというと、2013年3月に名フィル&アツモン氏の3番が控えてます。楽しみです♪

来週は、一転して室内楽。土曜日に宗次ホール山本裕康さんのチェロリサイタルへ行ってきます。

20120707名古屋フィル第393回定期「ブラビンス氏登場」

ブラビンス氏が次期常任決定後初登場!
得意分野のイギリスとロシアの20世紀作品を引っ提げてその手腕を余すことなく堪能。
田野倉さんのウォルトンは圧巻!オケを引っ張っていく実力を見せつけてくれました。


さて、7月は毎週末にコンサート予定があるという素晴らしい1カ月♪
名古屋フィル→マーラー音楽祭「千人」→山本裕康さんチェロリサイタル→四日市のN響、という予定です。

今日は名古屋フィルの定期演奏会、次期常任のブラビンス氏登場ということで今シーズン最注目の公演でしょう。



●メンバーと曲目
指揮:マーティン・ブラビンス(名フィル次期常任!)
演奏:名古屋フィル

ヴァイオリン:田野倉雅秋(名フィル新コンマス!)

コンマス:日比浩一


バックス:交響詩『ティンタジェル』
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ラフマニノフ:交響曲第3番



オケの配置がいつもと違う。名古屋フィルでは珍しい対抗配置でした。
1stVnと2ndVnが向かいあっていて、コントラバスが左側にいるというのは見慣れない光景です。

チューニング後にブラビンス氏がマイクを持って簡単な挨拶。
事務局の方が通訳なさっていました。

1曲目はティンタジェル、雄大な光景の中にそびえたつ城を描写した作品。
作曲者自身が「城と、広がる大西洋のイメージを呼び起こすように意図」したと言ってるように、
まさに今回の公演パンフの写真のような光景が音楽で目の前に!
こういう曲はやはり地元出身の演奏家が適任でしょう。
次期常任決定後の1曲目としては納得のチョイス。

日本でもこういう光景を描写した曲があるんですかね?調べてみたくなりました。


2曲目は田野倉さんによるウォルトンのヴァイオリンコンチェルト。

とにかく圧巻!

超絶技巧だらけの難曲。
特に第2楽章は人間技とは思えないすさまじい技巧の応酬。
初めてCDで聴いたときはどう弾いてるのか想像がつきませんでした。
さすがハイフェッツが委嘱した作品というだけはあります。
コンチェルトならもっと無難な曲が幾らでもあったのに、あえてこの曲を持ってくるとは!と誰もが思ったのではないでしょうか?

しかし、田野倉さんは素人目にはほぼノーミスの演奏。
特に、連続する高音部でも音が全くかすれてなかったのがすごい!
見た目はそれほど動きもなく淡々と弾いてるようでしたが、やってることはものすごい。暗譜だったし。
この曲はもっと派手ドラマティックな演奏をする奏者も多そうですが、私は田野倉さんの演奏の方が好感を持てます。

コンマス就任後の力量誇示としてはこの上なく素晴らしい演奏でした。
ブラボー!


3曲目はメインのラフマニノフの交響曲の3番。2番しか聴いたことなかったです。
安定感があってスケールが大きい演奏でした。
楽章が終わってもすぐに手を下さず、音が消えるまで待っていたのが印象的。



指揮、コンマス共にこれからの名古屋フィルに期待できる演奏会でした
ブラビンス氏は守備範囲が幅広く、20世紀音楽や新作初演にも意欲的ということで来シーズンのプログラムが楽しみ。
先日のインタビューでは一部発表されてて、地方オケとは思えないほどの豪華で盛りだくさんな1年になりそうです!
これは定期会員になるためのお金を確保しておかないといけませんね(^^)

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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