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20150131 大阪フィル第484回定期「家庭交響曲」

先週の大ブルックナー展に引き続き、2週連続で大阪フィルの演奏会へ。

今回は、初めてのフェスティバルホールでした!
写真でよく観る入口の階段を思わずパシャリ!
20150131.jpg


赤と黒の座席、ボコボコしているホールの壁も実際見るとインパクトがありました。


立地は大阪駅からプラプラ歩いて10分ほど。
同じ建物内に店もあって、シンフォニーホールより使い勝手が良いですね。
職場がこの辺りの人がうらやましい…。


●メンバーと曲目
指揮:秋山和慶
演奏:大阪フィル

ピアノ:ダン・タイ・ソン

コンマス:崔文洙

ヴォーン=ウィリアムズ:劇付随音楽「すずめばち」 序曲
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番
R.シュトラウス:家庭交響曲


1曲目は、ヴォーン=ウィリアムズ。
弦がうなって、勢いよく蜂が飛びまわる描写からスタート。
大阪フィルだと特に勢いを感じました。
その一方で、穏やかなイギリスの田園風景が浮かんでほっとする場面も。
そして、フィナーレは華やかに!
10分ほどの短い曲ですが、ヴォーン=ウィリアムズの魅力をギュッと凝縮しているセンス良い小品。

2曲目はダン・タイ・ソンさん登場。
昨年はPACのラヴェル左手で拝聴しましたが、十八番は何よりショパンの御方。
端正で、キレイな音。
ベートーヴェンやラフマニノフとは違う世界が広がっていました。
これこそがショパンの演奏なのでしょう。
あまりの心地よさに、気持ちよく眠りに落ちていましたとさ(笑)

アンコールは、同じくショパンのマズルカ13番という曲でした。


ラストは、家庭交響曲。
家庭というテーマなのに、やたら大げさで面白かった。
大編成のオケから繰り出される音の大洪水!
R.シュトラウスらしい大風呂敷ですね。

各キャラのメロディーが錯綜していて難しそう。
大変な時には、ヴァイオリンとチェロと管楽器でそれぞれ違うメロディーが同時進行してて、
もう何が何だか。
でも、秋山さんが導く指揮姿には安心感がありました。
斎藤秀雄さんの弟子らしく、無駄が無く、論理的・明確な指揮姿、そして演奏。
指揮者生活50年ともなると、安定感が違います。

オケのソロも多く、それぞれの楽員さんの音を堪能できました。
難点は大阪フィルのメンバー表に、誰が首席か載っていないこと。
コンサート中に名前が分かりませんでした。
オーボエ首席の浅川さん、ホルン首席の高橋さん、チェロ首席の近藤さんをメモ。

一気呵成のフィナーレまで飽きずに走り抜けた40分でした!

気持ち良い演奏会でした。
大阪フィルは今後も追っていきたいです。
井上道義さんの大ブルックナー展もあるし。
仕事上平日公演は行けないので、土曜公演が多ければ良いのですが
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20150124 大阪フィル、ブルックナー8番

井上道義さん&大阪フィルの重厚なブルックナーを堪能してきました!
ホールを満たす音の洪水にただ感動してきました。

そもそも、個人的にブルックナーはいまいちピンとこない作曲家です。
ドラマチックではなく、崇高で深いところにその魅力がある。
“純粋で神々しいブルックナー”だそうですが。

とはいえ、関西と言えばブルックナー。
大阪フィルと言えば、朝比奈隆さんの時代からブルックナーはお家芸。
せっかくなのでどんどん演奏会へ飛び込んでみたいと思っています。

さて、ブルックナーの魅力については、
パンフレットの道義さんの言葉が素晴らしかったので、以下に引用させていただきます。
------------------------------------------------------------
煮詰まった時には、そっとこの曲を聴きに来てから涙すればいい。
目の前の仕事なんか置いて、この世界に身を委ねてみないか?
女が嫌い?男が嫌い?人が嫌い?ならブルックナーだろう。

生きていて、大フィルがあって、このホールがあって…良かった。
 井上道義
------------------------------------------------------------

全くもって同感です。
何より道義さんが生きていて良かった。


●メンバーと曲目
指揮:井上道義
演奏:大阪フィル

コンマス:崔 文洙(チェ・ムンス)


ブルックナー:交響曲第8番


席は4Fでしたが、思いのほか埋まっていた印象。
演奏時間85分(本日実績)もある曲なのに!
もっとガラガラかと思っていたのですが、
関西ではブルックナーへの思い入れが強いのでしょうか。


まず、元気そうな道義さんの姿にほっと一安心。
なんと今日の道義さんは指揮台で踊っていなかった!
確かに、ブルックナーはあまりドラマティックにしては逆効果らしいのですが
新たな一面なのは間違いない。
まじめな(?)ベテラン指揮者らしい指揮姿でした。

そして、ブルックナーの”オルガン・サウンド”なる物を体感できたのが良かった!
大阪フィルが培ってきた足腰がしっかりした土台から生み出される重厚なサウンド。
ホール全体が共鳴しているというこの感覚は、CDでは分かりませんでした。

特に、遙かなる高みへ向かっていくフィナーレは凄かった!
全ての楽章の主題が一気に鳴る箇所は、
あまりのサウンドの広がりに、惚け~、としていました。
なぜこれで音楽が成立するのか不思議。

オケも、ホルン、トランペットやオーボエなど皆さん活躍しておりました。
ただ、パンフに誰が首席と書いてないから、お名前が分からなかったですが…。


唯一残念だったのは、タイミングが早いブラボーおじさんがいたこと。
余韻が欲しかった…。


ブルックナーの深い世界にただ感動の演奏会でした。
まだまだブルックナーの深みは十分理解できてはいませんが、
井上道義&大フィルの大ブルックナー展は7番、4番と続いていきます。
じっくりとこの名コンビを追いかけていくとしますか。

さて、来週土曜も大阪フィル。
今度は秋山さん。どういう表情をみせてくれるのでしょうか。

20150117 神奈川フィル ミューザ「コルンゴルトのチェロ協奏曲、英雄」

神奈川フィルを聴くために、関西から神奈川へ遠征してきました!

昨年の演奏会で大満足だったゲッツェルさんが登場!
そして、神奈川フィルが誇る山本裕康さんがチェロ協奏曲を弾く!
これは行かねば!

今回の会場は珍しく川崎のミューザでした。
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●メンバーと曲目
指揮:サッシャ・ゲッツェル
演奏:神奈川フィル
チェロ独奏:山本裕康

コンマス:崎谷直人


ワーグナー:「パルジファル」より第1幕への前奏曲
コルンゴルト:チェロ協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」


①「パルジファル」より第1幕への前奏曲
荘厳な曲。
ワーグナーのオペラ作品では最も晩年の作曲。
いつもちっぽけなことで悩んでいるなー、と
じわじわと心に沁みこんできました。

こういうロマン派的な曲こそ、
神奈川フィルの弦の美しさや管の伸びやかさが引き出されて良いのです。


②コルンゴルト:チェロ協奏曲
真摯に曲へ向き合う裕康さんがかっこよかった!
渋みのある音色で語っていくチェロ奏者は、他にはいません。
この方の演奏を聴くために、遠征してきたようなものです。
たった12分とは思えないほどの内容の濃密さ。

ちなみに、元の映画の中では、主人公が恋に落ちるイケメンチェリストが弾く曲。
今日のホールでも、裕康さんにイチコロにされた人が数多くいたことでしょう(^^)

神奈川フィルのコルンゴルトシリーズでCDを出してほしい!
その時は、石田さんのヴァイオリン協奏曲や、これからのシュトラウシアーナやシンフォニエッタも一緒にぜひ。
アンケートに書いておけばよかった。

アンコールはバッハの無伴奏、第3番よりサラバンド。
無伴奏だと、裕康さんの魅力がさらに浮き出されます。

③ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ウィーンっ子ゲッツェルさん全開の演奏でした!
一般的な、肩を張って重厚だというイメージを塗り替える
優雅で楽しげ、色彩感あふれる英雄でした!
何より、指揮をするゲッツェルさんが楽しそうなので、
オケのみなさんも聴いている側も楽しくなってくる。

3拍子の第1楽章は、ウィーンの舞踏会かのよう。
なぜそう感じたのか。
ウインナーワルツは、リズムが均等ではなく2拍目が少し早いとか、アクセントが2拍目が強めになるとか、
そんな要素が自然に盛り込まれていたからかもしれません。

第2楽章の葬送行進曲は、期待通り。
神奈川フィルの弦の美音に酔いしれておりました。

第3楽章といえば、注目はトリオのホルン三重奏。
今まで私が聴いた生演奏では、毎回どこかで音を外していた難所です。
しかし、今日は安定感があり、ミスなく吹いてらっしゃいました。心の中で拍手。
3人ともすごいですが、特に目立つトップは気鋭のミカさん!
4月に音楽堂定期でコンチェルトを演奏するそうなので、こちらも期待。

現代の我々は「ベートーヴェン=重厚」と思っています。
でも、もしかしたらそれは思い込みで、約200年前の初演時はむしろ今日のような優雅な演奏だったのかも。
そんな空想をしてしまう演奏でした。


アンコールは、「A happy new year!」でヨハン・シュトラウスのポルカ「浮気心」でした。
昨年1月定期のアンコール時と同様、終始ノリノリで走り抜け、
気持ちが良い後味の演奏会となりました

ホールを出る時に出口に楽団員さんたちが見送り。
お疲れなのに、気配りに頭が下がります。
そして、ゲッツェルさんへの女性の群がり方がそれはもう凄かった。
まあ、私もどさくさにまぎれて握手と写真撮影をしてもらったんですけどね(^^)

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アフターコンサートは、応援する会の皆様と話し続け、飲み続け。
すばらしい演奏を聴いた満足感と、次々と出てくる料理の数々に、身も心も満腹になり、
気づいたら5時間が経過しておりましたとさ。

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さて、来年度シーズンの冊子が配られていました。
HPで内容は知っていましたが、やはり紙冊子だとワクワクします。

私の注目は↓
・4/11音楽堂 ミカさんのHr協奏曲。川瀬&神奈川フィルも1度聞いてみたい
・11/27定期 ゲッツェルさん登場!コルンゴルト!
・2/13定期 ベートーヴェンのトリプルコンチェルトで石田さんと裕康さん!
・2/20音楽堂 野平一郎さんと神奈川フィルが出会うとどうなるか?

ということで、次は4月の予定です(^^)

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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