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20170624 山本裕康&景山梨乃デュオリサイタルFDD306901.jpg
(宗次ホールHPより)

山本裕康さん&景山梨乃さんのリサイタル@宗次ホールへ!
公演発表時から楽しみにしていた演奏会です(^^)

●メンバーと曲目
チェロ:山本裕康
ハープ:景山梨乃

カステルヌオーヴォ=テデスコ:チェロとハープのためのソナタ
ソッリマ:ラメンタチオ(※チェロソロ)
ボクサ:ロッシーニの「セビリアの理髪師」のアリア「黙って、黙って」に基づくロンド(※ハープソロ)

ダマーズ:チェロとハープのためのソナタ
サン=サーンス:白鳥
フォーレ:夢のあとに
ドビュッシー:チェロソナタ

(アンコール)
パラディス:シシリアーノ


前半はイタリア、後半はフランスという構成。
定番曲は少なく、”現代曲”が中心のかなり攻めてるプログラム。

1番印象に残ったのは、最初のテデスコ。
なぜ、こんな難曲を最初にした?と思った、いきなりのクライマックス曲。
音が合ってるのか?と思ってしまうぐらい、チェロとハープの動きがバラバラ。
そして、終始展開が読めないので、緊張感が続き、大変そう。
しかも、「トランペットのように」とか「ホルンのように」という指示が楽譜に書いてあるそうで、あらゆる弾き方のわざを駆使していたように見受けられました。
特にハープのソロは全然観る機会が無かったので、弦を弾く時の手の動き方や形も色々あるんだなと注目していました。


お2人の魅力を堪能したのは、2,3曲目のソロ。

裕康さんのソッリマはカッコ良かった!
ホーミーみたいなうなり声と共に幽玄なメロディーで始まったかと思いきや、一転ロック激しく弾く場面も
映画の予告編で流れそうなドラマチックな展開の曲。
若々しい選曲でした。

※Youtubeにあった別の方の演奏


梨乃さんのボクサは、陽光が暖かく降り注ぐような演奏でした。
歌曲を元にした曲だけあって、高い音で華やかなメロディーが続きます。なので、すごく派手に弾く人もいそう。
あと、ハープって相当響きが残るんですね。
震えている弦をおさえて、気遣う場面が何度も。
ハープというとオケなどでの伴奏的役割のイメージが強かったですが、メロディーを弾くソロで改めてその魅力を感じました。。


アンコールはパラディスのシシリアーノ。
「白鳥」と「夢のあとに」は、もともとアンコールピースだったそうですが、プログラムがマニアックで客が入らないから組み込めと言われ、代わりにこの曲がアンコールになったそうで。
裕康さんの情景のCDで何回聴いたか分からない曲なので、生で聴けて嬉しかったです(^^)
あのCDにサインをもらった宗次ホールでのコンサートは、もう5年も前になんですね…。


裕康さんの心落ち着くチェロと梨乃さんの煌めくハープを堪能できた演奏会でした。
そして、宗次ホールって本当に響きが良いですね!
たくさん公演しているし、せっかく近くに住んでいるのだから、今後もチャンスを見つけて聴きに来たいです。
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●メンバーと曲目
指揮:川瀬賢太郎
演奏:名古屋フィル

ヴァイオリン:ノア・ベンディックス=バルグリー

コンマス:後藤龍伸


吉松隆:鳥は静かに…
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番『1917年』


1曲目は吉松隆さんの「鳥は静かに…」
知らない曲でしたが、清涼とした良曲でした! こういう曲との出会いが面白い。
弦楽で断片的なフレーズがどんどん重なっていく不思議な浮遊感がある曲。
初夏の涼しい高原で昼寝していたら、そよそよと吹いていた風がだんだん強くなってきて、心もざわめいてくるけど、ふと過去の思い出を回想して、また眠りに落ちていく、ような。
弦楽の風がフッと途切れて、コンマスや首席だけのソロが始まる場面が印象に残っています。
ロシア革命の『1917年』がメインの演奏会だったので、「夏草や兵どもが夢の跡」を連想してしまったのでした。
演奏会後に聴き直すのもまた一興。

(Youtubeより)





2曲目はヴァイオリン協奏曲。ベルリンフィルのコンマスであるノア・ベンディックス=バルグリーさん登場。
ちなみにカワケン兄さんとは同い年らしいです。
アンコールのバッハが良かった。無伴奏パルティータ3番のガヴォットとロンド。
協奏曲の方は、クールなヴァイオリンと熱いオケの対照的な演奏。
ただ。個人的には、チャイコフスキーよりはブラームスの協奏曲の方で演奏を聴きたかったかな。


ラストはいよいよメインの『1917年』
観客側が吹き飛ばされそうな勢いのかっこいいショスタコでした!
バランスはとりつつ、オケも思う存分弾いていたよう。
コンマスの後藤さんがあんなに体を動かして熱演しているのを見たのは初めてかも。ショスタコ好きそう。

カワケン兄さんの若さあふれる「ガンガンいこうぜ!」の想いがしっかりオケに伝わり、それが結実していたからこその名演だったと思います!
第1楽章の金管を始めとする咆哮、第2楽章の木管の大活躍、第4楽章の高らかなフィナーレ、と一気に駆け抜けた40分でした。
こういう演奏を聴くと、18~19世紀のクラシック音楽ばかり聴いているのはもったいないと思ってしまいます。
そして、このコンビのショスタコは今後も追いかけないといけませんね!


さて、次の名古屋フィルは9/9(土)のブラビンズさんの予定。
20世紀音楽ズラリ+初演作というこれまた楽しみなプログラム。
そして、芸文コンサートホールが8月から工事に入ってしまうので、しばらくこのホールとはお別れです。

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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