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20201211 名古屋フィル

12/11(金)に名古屋フィルの定期演奏会へ行ってきました。
お目当てはこだわりのプログラムと辻彩奈さんのヴァイオリン。

●メンバー
指揮:マキシム・パスカル
オケ:名古屋フィル

ヴァイオリンソロ:辻彩奈

●曲目
シャブリエ:田園組曲
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ラヴェル:クープランの墓
ベートーヴェン:交響曲第8番


いやー、マニアックなプログラムですねー。(誉め言葉) 
ベートーヴェンの8番なんて7番や9番に比べると全然取り上げられないし、ラヴェルも「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」のような優美な曲のイメージの方が強い作曲家。
シャブリエとシマノフスキに至っては、今回初めて名前を知りました。

ですが有名曲ばかりではなく、よく分からない曲が並んでいる演奏会こそ、演奏者のこだわりが詰まっていて満足度が高いというのがMY法則なので、積極的に行くようにしています。


座席を定員100%発売しているのにスッカスカ。まあ予想通りですが…。

そんな状況なのに、偶然同じ座席ブロックに名古屋藝術部で良くお会いしていた方がいらっしゃってお喋りを。

ヴァイオリンの辻さんが良く見えるように舞台脇のバルコニー席を確保したのですが、考えていたことは同じだったようです。

一番鮮烈だったのが、シマノフスキの「ヴァイオリン協奏曲第2番」
現代的で抒情的で民族的で蠱惑的ですごく好みな曲。
聴いているうちに異世界へ引き込まれそうな気持になってきました。

そして、かねがねすごいヴァイオリニストと噂を聞いていた辻彩奈さんは初聴でしたが、いやーすごかった!
大編成のオーケストラの音の中でも、弾き始めたとたんに目と耳を引きつけられるパワフルな求心力と存在感の強さが物すごい。
華やかな赤一色のドレスが演奏する音にピッタリでした。
これでまだ23歳とは恐ろしい…。
アンコールの権代敦彦さんの作品も超絶技巧だらけでした。


https://youtu.be/acn_LuuUuYU?t=713

↑別の奏者ですがご参考までに。後半から。


曲として好きなのは、ラヴェルの「クープランの墓」。
1914年から17年にかけての作曲ですが、200年ほど前のフランス古典舞曲の形式を用いているそう。
個人的には、すぎやまこういちさんのドラゴンクエストのような曲だなと思っています。(もちろん本家はラヴェルの方でしょうが)
色彩の豊かさと優美な弦楽器の音が心地よい曲。
マキシム・パスカルさんの導きで、オケがおしゃれで優美なフランスサウンドになっていて曲に良く合っていました。
ただ、第一次世界大戦の後の作曲ということもあるのでしょうが、今回の演奏会では特につらい現実を忘れるためにひたすら美しい響きにしているように感じたのは、現実世界がコロナ禍で苦しんでいる今だからこそだと思いました。


https://youtu.be/3g_huc6WEbA?t=516

↑全4曲のうちの第3曲「メヌエット」


メインのベートーヴェンの第8番、ものすごく変わった演奏でした。
全然ドイツっぽくない、フランス風な演奏とでも言えばよいのか。
手をグルングルン振り回しながらの指揮で、メロディーの横の流れを重視してグイグイ躍るドラマチックな演奏。
ただ、ベートーヴェンについては正直このアプローチは好みではない…。もうちょっと音の縦のラインの構造を重視する演奏の方が好み。
とはいえ、ここまでぶっ飛んでいると逆に面白かったです。
ぜひ、舞踏がテーマで好きな曲であるベートーヴェンの交響曲第7番を振ってみてほしいです。他の人の指揮と聴き比べてみたい。


アクが強い指揮者とヴァイオリニストで面白い演奏会でした。
今年の名古屋フィルはおそらくこれで終わり。
2021年の演奏会が無事に開催されることを祈りながら楽しみにすることにします。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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