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コンサートだけだと時期によっては間が空いてしまいます。
そういう時はCDレビューをしてるという方はけっこういらっしゃいますが、あいにくそんなに自宅にCDはありません。
何かないかと思ったら、そういえば本はけっこう読んでいる方じゃないかと。

ということで、続くか分かりませんが、ボチボチ音楽本の感想でも書いていこうかと思います。


第1弾は、小方厚「音律と音階の科学-ドレミ…はどのようにして生まれたか」ブルーバックス

音律と音階の科学


ドレミはどのように決められたのか?
ピタゴラスからスタートして現在の音階までの変遷・発展を追っていきます。

理論の細かい整合性は分かりませんが、図を多用して視覚的に音律の理解を助けようという意欲が感じられました。
理系の学者であるということが良い方向に働いた結果ですね。
音階についてこういう読みやすい本は中々ないように思います。

面白いのは、筆者が音楽の専門家ではないからこそ持てる切り口。
1オクターブ上がるごとに音の周波数は2倍になるわけですが、ピアノの鍵盤は周波数の対数をとった数直線に対応する、というのはナルホドと思いました。
「今日のような鍵盤は遅くとも15世紀にはできていたが、対数が普及したのは17世紀以降である。数学で対数という概念が確立する以前に、音楽ではこれを先取りして鍵盤に対数目盛りを導入し、演奏を容易にしていたのだ。」とのこと。

「不協和度が低い」ということを物理の「ポテンシャル(位置エネルギー)が低い」と表現するのも、少なくとも理系の人間にとっては分かりやすい。

著者の趣味であるジャズにも触れ、音階は固定されたものではなく、絶えず試行錯誤が繰り返されてきたものであるという例も色々と示してました。


音階についての入門書として、興味ある事項を探すのには良い本だと思います。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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