2017 / 04
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シュナイト音楽堂シューマン4

シュナイト爺ちゃん&神奈川フィルのおそらく最後の公演。
このコンビには何回も素晴らしい名演を聴かせていただきました。

「これは絶対行かねば!」

そんな思いを抱く“シュナイト教”の人々が県立音楽堂に集結しました。
今回初めてシュナイトさんの公演に来たなんて人はいたんだろうか? (いや、おそらくいないと思う)
席はほとんど満席。


●メンバーと曲目
指揮:ハンス=マルティン・シュナイト 
演奏:神奈川フィルハーモニー
コンサートマスター:石田泰尚

ピアノ:ダニエル・シュナイト


シューマン/「マンフレッド」序曲
シューマン/ピアノ協奏曲
シューマン/交響曲第4番


音楽堂のシューマンシリーズも最後の4回目ということで、オールシューマンプログラムでした。

まずは「マンフレッド」序曲。
最初の3音が鳴らされ、曲が止まったかと思うほどの長い空白。
その後もこの曲にしてはかなり遅々とした演奏。まあ1曲目だし。

気になったのが、シュナイトさんの指揮が何か大人しいなと思ったこと。
今まではあちこちのパートに眼光を飛ばしていたのに、今日はけっこう淡々と指揮してる。
後で思えばこれは体調が悪いということだったんですね。


続いてピアノ協奏曲、完全に初聴。
シュナイトさんの息子であるダニエル君が登場。
22歳、若い! というか同い年だし。

この曲はロベルト・シューマンが妻でピアニストのクララのために作った曲とのことで、オケとピアノの掛け合いばかりでした。
これは難しい曲を持ってきたな、と。
音はバリバリではなく大人しめの印象、協奏曲よりはソロリサイタルタイプなのかな?
そして、私はよく分からなかったんですが、第3楽章でピアノがミスしたようですね。
でも、流れは途切れてないように感じたので、これはシュナイトさんと神奈川フィルのサポートの手腕を讃えましょう。


休憩、やっぱり人が多い。あふれてる。まさか男子トイレにあれだけ行列ができるなんて!


そして真のラスト曲、交響曲第4番へ。
期待していた第2楽章は、やはりこのコンビ“らしい”重厚な演奏に。
出だしはオーボエとチェロのソロ。オーボエの鈴木さんGOOD!
中間部のコンマスソロは期待通り! 
こういう繊細な旋律を弾かせたら、石田さんの右に出るものはそうそういませんね。

とめどなく楽章は続き、最後の第4楽章で事件発生。
シュナイトさんの手がまさかの停止。

えっ?

指揮台の手すりにもたれかかってしまう…。そして指揮棒をバタバタと振って演奏停止の合図。
これで演奏中断かと誰もが思ったその時!

まず石田さんが動いた!
演奏中断はさせないぜ!と猛烈に体を動かして弾き続ける。
その意思が2ndVnの小宮さんに伝播。
どんどん他のパートにも伝播していき、指揮が止まっているのに演奏が続くというとても目が離せない事態に。
これは、もう、シュナイト&神奈川フィルというコンビが築いてきたものがあるからこそですよね。
シュナイトさんもところどころ指揮をしながら、結局フィナーレまで中断せずに行ってしまいました。

楽団員が駆け寄りシュナイトさんは早々に退場、オケもすぐ解散。
でも拍手は鳴りやまず、観客総立ちのスタンディングオベーションに。
舞台袖にシュナイトさんが車いすで出てきて花をもらってました。(もちろん拍手は極大)
“シュナイト教”ではない人が見たらわけが分からない光景だったんだろうな。
ドイツに帰ってしっかり療養してもらいたいものです。


今日のMVPは神奈川フィルの楽団員全員でしょう。
シュナイトさん最後の公演ということで、一丸となって送り出すという意気が伝わってきました。

そしてもちろん、神奈川フィルが誇る素晴らしいコンマス、石田泰尚さんの大々々々活躍ぶりはさすがです。
シュナイトさんの意思を伝えるため、ぐいぐいとオケを引っ張っていました。
この方がいらっしゃらなかったら今日の演奏会はどうなっていたんでしょうか。
前にも増して石田さんの株がグーンと上がった演奏会でした。

この伝説の演奏会は後々にまで語り草となることでしょう。

シュナイトさんからはこれで卒業。
神奈川フィルの1つの時代がこれで完全に終わりを迎えました。
アフターコンサートの“応援する会”での飲みは中華料理を食べながら色々な話で話題が尽きませんでした。

さて、これから行くつもりの神奈川フィルの公演は6月、7月、9月…と続きます。
それぞれどんな演奏会になるんでしょうか。
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【】
こんばんは。昨晩もどうもです。
なんだか複雑な心境に終始したコンサートでしたが、これまで連続したシュナイト&神奈フィルのドラマテックな卒業記念コンサートと考えれば、最高の思い出となる一夜でした。
 次は次で、また考えることとしましょう。
このコンビに感謝感激ですね。
【】
昨日中華料理をご一緒に食べた者です。

私は初シュナイトでしたが、これで最後というのも何とも残念でなりません。
でも、良い思い出になりました。
【】
>yokochanさん
シュナイトさん卒業記念がまさかこんな演奏会になるとは!
交響曲第4番が終わってシュナイトさんが退場するまでは拍手もできず茫然としてました。
シュナイト&神奈川フィルでこれほどの光景を見せつけられてしまっては、ただただ「シュナイトさんありがとうございました」としか言えませんね。
【】
>ピースうさぎさん
書き込みありがとうございます。こんなブログを書いてます。

上の記事でシュナイトさんを初めて聴く人はほとんどいないだろうと書いてしまいましたが、ピースうさぎさんのように初めて聴く人には困惑してしまったでしょうね。
あれほど1つの時代が終わったことを感じさせる演奏会もそうないでしょう。

これからもよろしくお願いします。
【昨日はありがとうございました!】
一昨日はどうもありがとうございました!
延々と話し続けてしまいましたが、いつものこととなっていて、申し訳ないとは思いつつも、どうかお許しを…。
壮絶な演奏会に、私のような者は、色々と今まで聞いてきた彼らの名演を思い出させ、油断すると涙が出そうで困ったものでした。
来月の演奏会も行く予定です。新作ということで、それを聞いてみたいと思うので…。またご一緒させてくださいませ!!
【】
> Schweizer_Musikさん
先日は楽しいお話をありがとうございました。
あのような演奏会にこれからめぐり合うことがはたしてあるのか…。
一生めぐり合えないような気がします。
来月にまたお会いしましょう!
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今日は、数々の素晴らしいコンサートを聞かせてくれたシュナイトと神奈川フィルの最後の音楽堂でのコンサートに出かけた。 最後はよほど体調が悪かったのか、万雷の拍手に答礼もなく終わり、その後車椅子に乗って、舞台そでから軽く手をあげてくれたシュナイト氏であった... ...

syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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