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リベラクラシカ

先日は中川俊郎さんの現代音楽でしたが、今日は一転して古典派です。

オーケストラ・リベラ・クラシカの公演に行ってきました。
チェロ奏者の鈴木秀美さんが主宰していて、日本では珍しくハイドンを中心に演奏しているオケです。
何でも、「古典派音楽をオリジナル楽器で聴くチャンスが日本では未だに少な」かったので、作ってしまおうというのが設立の動機だったそうで。


会場は初めての朝日ホール。築地のすぐそばなんですね。
早めに行って学生当日券で潜入。
思いのほか小さめのホールで、席は後ろの方でしたが音は案外良かったです。
古典派の演奏をするサイズとしてもちょうどいいぐらいとのことで。

しかし対象がマニアックなためかきてる客層もレベルが高そう…。


●メンバーと曲目
指揮:鈴木秀美
演奏:オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)

モーツァルト/交響曲第29番
ハイドン/交響曲第88番「V字」
ベートーヴェン/交響曲第1番


ハイドンメインのオケなのに、今回はベートーヴェンが入ってます。
ハイドンの作品を初期から演奏してきたオケという立場から、ベートーヴェンを演奏したら新たな発見があるのでは?という面白いコンセプト。
確かにプレ・ロマン派的な視点からの演奏ばかりですからね。

まずは前半でオケの音を堪能。
この2曲は18世紀末期の古典派の「完璧な」名曲、というコンセプトらしい。

すべて古楽器ということで、えらくシンプルな外見のナチュラルホルンや片手持ちのトランペットなど独特の楽器が登場。
弦楽器とかも何か違うんでしょうね。

そして確かに音が違う!
現代の“ハイテクな”楽器とは違ってシンプルで素朴な音に感じました。ヴィブラードもかけないし。
同じ曲でもがらりと変わるのは面白いんですが、地味だから現代では大衆受けしない→だからマニアックなのでしょうね。

こういう古典派的な演奏はごまかしが効かない分、専用のオケを作り、ソリスト級の名手ばかりを集めないと上手くいかないものなのでしょう。


後半、メインのベートーヴェンがOLC風に様変わりしていて驚きました。
何と言えばいいのか…。
熱情とか歓喜のような余計なものがくっついていないピュアでクリアなベートーヴェンの1番でした。
もちろん表現が平板などということはなく、起伏もあって聴いてて楽しい演奏。
鈴木さんの飄々と楽しそうな指揮と精鋭揃いの息が合った小編成オケがあるからこそできることでしょう。
「英雄」も「運命」もまだ作ってないから、確かに当時の第1番はこんなのだったのかもと思わせる説得力がありました。

アンコールはベートーヴェンのメヌエットでした。


終演後は、何とロビーにワイン(無料)が登場。もちろん一杯頂いてきました(^^)
鈴木秀美さんや他の楽団員もやってきて、飲みながら語りあっている集団があちらこちらでできていました。
こういう機会が設けられているオケっていいですよね。
根強いファンに支えられ、このオケはまだまだ歴史が続いていくことでしょう。
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【】
朝日ホールは良いホールですよ。
良く響くホールですし、音の充足感がありますね。
チェンバーオーケストラや室内合奏やら四重奏やら
この手の演奏会にはピッタリのホールです。
決して、オーケストラなんか聴いちゃいけません・・・
ええ、聴いちゃいけませんとも!!(実体験より)(笑)
【】
>スリーパーさん
少人数でも満足感がある響きで、リベラクラシカとピッタリだというのがよくわかりました。
たしかにオケがやると大変なことになりそうですね(笑)
こじんまりとした演奏会でまた行ってみたいなと思います。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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