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20100910 神奈川フィル第235回定期演奏会


久々の神奈川フィル!6月のカルミナからご無沙汰でした。
その間、他のオケを色々聴いてましたが、やはりここが落ち着きます。

今回の演奏会は、チェロ首席の山本さんとヴィオラ首席の柳瀬さんがソロを務めるということで見逃せない!
そして、期待通りの満足感を得ることが出来ました。

●曲目とメンバー
演奏:神奈川フィル
指揮:金聖響

ピアノ:伊藤恵

チェロ:山本裕康
ヴィオラ:柳瀬省太

コンマス:石田泰尚


ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番
R・シュトラウス/交響詩「ドン・キホーテ」


前半は伊藤恵さんの登場。ピンクのドレスでした。
演奏を聴くのは初めての方でしたが、その音も服に違わずピンク色。
「ベートーヴェンってロマン派だったっけ?」と思ってしまうような、叙情的で美しい演奏。
実際、ドイツ・ロマン派が得意分野らしく、ロビーでシューマンやシューベルトのCDを販売してました。
ベートーヴェンのロマン的な面を表に出したという意味で、なるほどこれもありだと思った演奏でした。

しかし、聖響さんの古典派っぽい指揮とは合わないよね。なんで別の指揮者の時にしなかったんだろう?

アンコールは、シューマン/トロイメライ
確かにこういう曲が好きそうだよね、と納得。
前半と後半の100年の隔たりをつなぐという意味でも良い選曲だったと思います。


後半はいよいよメインの「ドン・キホーテ」
チェロを抱えて山本さんがご登場。指揮台の隣に腰を下ろす。
柳瀬さんはいつも通りのヴィオラ首席の位置だったので、配置はチェロ協奏曲のようでした。
もっとも、協奏曲にしてはオケの人数が多すぎるんですがね。

さて、毎回メイン曲は予習をしてるのですが、この曲はゴチャゴチャしてて1回聴いただけでは良く分かりませんでした。
動機がたくさんしかも繰り返し出てくるし、今第何変奏か良く分からないし、あちこちで色々同時進行してるし。
そのりての曲目解説だけでは限界。曲を追うのを諦めて寝ている人も見受けられましたし。
とりあえず流れが分かる程度にはしておきましたが、情報量が多すぎるので、オケをまとめるのが非常に大変そうです。

序奏は5分ほど長々と色々ゴチャゴチャした場面が続いた後、満を持してチェロがドン・キホーテの主題を奏でます。
その憂いを帯びた音で一気にオケが引き締まりました。さすが!
自己主張はせずあまり目立たないものの、ヴィオラの優美な音をここまで出せる人もそういないでしょう。
存在感と安定感がバツグンでした。

コンマスソロもけっこう多く、山本・石田・柳瀬の神奈川フィル弦トライアングルが完成!
この3人がやたら動くので、そっちばかり見てました。


ハイライトは何といっても終曲でしょう!
山本さんのチェロの表現の深みを堪能させていただきました。
場面はドン・キホーテが正気に戻ってしまい、死の床についているところ。
彼が抱いているであろう諦観・悲壮感・儚さetc…。
それをチェロで表現するのですが、観客に訴えてくる力が桁違い。
ここまで表現できる奏者は、山本さんの他にはそうそういないでしょう!

最後の1音が消えた後も、誰も拍手せずしばらく至高の静寂がホールを包んだのでした。

ホールは拍手喝采。楽団員の皆さんも大きな拍手。
柳瀬さんも活躍してたんだから、もっと出てくればいいのに本人は控えめでした。カッコイイですね~。

もしこの演奏のCDが出たら買います。TVが入ってたらしいので全曲放送してくれないかな?
アンケート用紙に書いておけば良かったかもしれません。


今回の“勝手に応援する会”は予想外に少なく4人。
しかし、ビールは最高に美味しい夜でした。

さて、次に神奈川フィルはたぶん「上り坂コンサート」の予定。
毎回絶賛されていますが、そういえば1度も行ったことがなかったので横浜に住んでいるうちに行っておこうかと。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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