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20110108クァルテットエクセルシオ


新年最初のコンサートは弦楽四重奏。
演奏は、あちこちで名前を見るのに演奏に接する機会に恵まれなかった弦楽四重奏団クァルテット・エクセルシオです。

「音楽と文学の対決」というテーマでヤナーチェクのクロイツェル・ソナタがテーマ。
慶應大学の課題授業の集大成として行われるコンサートだそうです。
太っ腹にも無料!さすが慶應!!
14時開始、休憩を挟んで16時過ぎに終了と、有料でも問題ないほどのクオリティのコンサートでした。

会場は日吉駅からすぐの協生館にある藤原洋記念ホール。
こんなところにタリーズコーヒーやパブがあったんですね。日吉は結構行くのに知りませんでした。穴場です。
ぶらあぼ1月号にも告知があったので定員オーバーになるかもと早めに行きましたが、そこまでではなく見やすい席が取れました。
事前予約の列もありましたが、当日の列ですんなり入れました。

●メンバーと曲目
「クァルテット・エクセルシオ」
第1ヴァイオリン:西野ゆか
第2ヴァイオリン:山田百子
ヴィオラ:吉田有紀子
チェロ:大友肇

モーツァルト/弦楽四重奏曲第7番
ヤナーチェク/弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
シューベルト/弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」


プレトークでは、学生とクァルテットの皆さんによる解説や授業の感想など。
クァルテットも4人も授業に参加して議論したそうで、深い見方が得られたとか。
ただ、結局授業を通して具体的に弾き方が変わったのかは良く分からず。
主人公の男の名を呼んでいるように聴こえる旋律、など興味深い話があったので、そこを踏み込んで実演があれば尚良かった。


さて、1曲目はモーツァルト。
1772年作曲の初期弦楽四重奏曲ということで、シンプルで聴きやすい曲。
弾く方も聴く方もまずはウォーミングアップというところ。
いきなりヤナーチェクは大変なことになりますからね。

2曲目がメインのヤナーチェク。
出だしから悲壮感がムンムンで何が始まるんだとソワソワさせられます。
安定がなく不協和音だらけでずっと不安定。20世紀音楽ですね~。
激情的な素早いパッセージがあったり、キーキー音があったり、微妙にメロディーをずらしながら演奏したり。
1人1人がバラバラに弾く場面ばかりで、これはムズそうです。
アイコンタクトがバチバチ交わされてましたが、良く音が合うものです。
こういう曲をキチンと弾けることこそが上手いクァルテットの証なのでしょう。


休憩を挟んでシューベルトへ。演奏時間40分以上の大作です。
ロマン派なのにやけにキッチリしたソナタ形式の曲だなと思って聴いてたら、「死と乙女」は1824年作曲なので実はベートーヴェンがまだ存命。
弦楽四重奏曲では第12番を作曲した頃なので、13~16番でソナタ形式を解体していくより前なんですね。
「クロイツェル・ソナタ」に続きこちらも死の匂いがプンプンしています。
ただ、こちらは古典派的な形式の中での悲壮感なので、聴いてる方も楽でした。
最近CDも出された曲ということで、完璧な演奏でした。

これだけたくさん演奏したのに、なんとアンコールも!
ボロディンの弦楽四重奏曲第2番より第3楽章(ノクターン)を。
心が洗われるキレイなハーモニーに包み込まれました。

後から気付いたんですが、コンサート全体を通して18世紀後半、19世紀前半、19世紀後半、20世紀前半と見事に全時代を網羅してました。
なんと教育的なプログラムでしょうか!
普及活動にも積極的だというクァルテット・エクセルシオの姿勢がこんなところにも見られますね。
これからも精力的に活動してもらいたいものです。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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