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20110612さよならドビュッシー

中山七里『さよならドビュッシー』

火事で全身大火傷した少女が様々な障害を乗り越えピアノコンクール優勝を目指す。しかし、周りでは不穏な事件が発生し…。

“このミス大賞”でありながら、最初は全然ミステリっぽくありません。全身大火傷で指の動きもままならない状態から猛特訓をするという少女の再生・成長物語。

再生・成長物語+ミステリという違和感ありありの不思議な融合ながらページをめくる手が止まらない。小説のネタとしてはどちらか片方でも十分書けると思うのですが、それを1つにまとめてしまったのは著者の多才さの表れでしょう。とりわけピアノの演奏描写は音が聴こえてきそうなほどリアル!読了後すぐにドビュッシー「月の光」やショパン「エチュード 10-1」のCDを探してしまいました。

ラストは見事に集約。読了感の余韻は◎。題名の意味も読んだ後では違った印象を持つことでしょう。




さて、今週の題名のない音楽会は、「佐渡裕×ベルリンフィル」の第2弾!

曲は、武満徹の「From me flows what you call time」
ラトルからの強い要望があったそうです。日本人が世界に誇れる作曲者となるとやはり武満なのでしょう。

5人の打楽器奏者がシンバルを鳴らしながら客席後ろから登場。5人5色の衣装を身にまとって各自の持ち場で演奏をするという視覚的にも面白い曲。

西洋楽器を使っているのに、なぜか「和」を感じるという不思議。和楽器だけ使えば楽なのに、よくもまあ手間のかかることをするなあといつも思うのですが、和と洋の融合をしたからこそ世界スタンダードとして演奏もされるわけですね。

武満徹は有名すぎるのでひねくれて代表曲ぐらいしか聴いたことありませんが、やはり腰を据えて聴くべきなのだと思いました。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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