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20110618名古屋フィル第381回定期

●メンバーと曲目
指揮:ダグラス・ボイド
演奏:名古屋フィル

ヴァイオリン:松山冴花

コンマス:日比浩一

<死者に絶えざる安息を>
ブリテン:シンフォニア・ダ・レクイエム
アデス:ヴァイオリン協奏曲『同心軌道』
シベリウス:交響曲第2番


前回定期はロマン派でしたが、今回は20世紀以降の音楽で固めてきました。

1曲目はブリテンの鎮魂交響曲。
作曲の経緯は置いといて、心が鎮められる曲です。


続いて、現在ノリにノっている音楽家だというアデスのヴァイオリン協奏曲。作曲は2005年と21世紀の音楽。
音楽で『軌道』なので「ケプラーの惑星音階」を連想してましたが、解説には記述なし。
読譜の能力があれば何か関連が見つけられるのかもしれません。

楽章のそれぞれに標題があり、それぞれに対して作曲者のコメントがあります。(公演パンフより引用)

①Rings-輪“様々な軌道による不安定なハーモニーの広がり”(開始部について)
②Paths-軌道“2つの大きなサイクルと、とても多くの小さなサイクルを含み、これらは解決に向けての運動の中で重なり合い、時に烈しく衝突する”
③Rounds-循環“様々な速度による、調和への安定した円環的な運動”

音楽の3要素「ハーモニー」「メロディー」「リズム」が楽章ごとに対応し、それぞれを“同心軌道”に放り込んだらどうなるかという構成なのかな?と深読み。

曲はいきなりヴァイオリン高音のキンキン音からスタート。
ヴァイオリンがノイズ発生器のような使われ方。
ミスしたら目立つので常に緊張を強いられ、ソリストの負担が重そう。
しかし松山さんの演奏には隙がなかった! 少なくとも私にはそう聴こえました。

第3楽章は拍子がめまぐるしく変化して民族音楽っぽい。
指揮はスラスラ振ってるように見えましたが、リハ大変そう。
いつ終わるのかと思ってたら、最後は唐突に1音ジャン!であっけなく終了。
運動が止まったということなのでしょう。


メインのシベリウスの交響曲第2番はやはり鉄板。
暗から明へのミエミエの曲なのは分かっちゃいるんですが、感動と充足感についつい満たされてしまいます。
第4楽章の第1主題が出てくる時、ついにやってきた!という気持ちになりますし。
他の交響曲の方が実は良いよという人も多いですし、私も同意しますが、それでも2番が人気曲であることは変わらないでしょう。
終曲の余韻もそこそこにブラボーおじさんが出現し、閉口してしまいましたが。

もちろん、曲がいくら盛り上がる曲でも演奏者が良くないとどうしようもありません。

ボイド氏の指揮はアッサリ系という印象。
以前実演で聴いたときは第4楽章に入ったらテンポダウンして思いっきり引っ張ってたのですが、そういうこともなく。
過剰表現をしないタイプは好印象。

終曲後、ボイド氏が最初に立たせたのはオーボエ首席。
どこで活躍してたっけ?
ボイド氏はオーボエの人なので、重要性を良く理解しているのでしょう。
金管セクションの活躍は納得。
ホルンとトランペットの首席お2人は個別に拍手をもらっていました。


7月定期はフィッシャー登場!良い評判を聴いているので実演が楽しみです。
その前に、来週は円光寺氏の正指揮者就任公演でチャイコフスキ-1番&4番があります。
できれば両方行きたいものです。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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