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20120513イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノリサイタル

●メンバーと曲目
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
リスト:村の居酒屋での踊り(メフィスト・ワルツ第1番)
ショパン:ノクターンハ短調op48-1
リスト:ピアノ・ソナタ

ピアノ:イーヴォ・ポゴレリッチ

独特な演奏というイメージが先行していて、“のだめ”みたいなハチャメチャな弾き方をする人かと思っていました。
しかし、実際には1音1音慈しむように弾いていて、むしろ曲と正面から対峙していたのが印象的。
そして、演奏中の緊張感が物凄い。ズッシリきました。
確かにスローテンポで独特ではありましたが、「型破りの奇才」という言葉で括ってしまうのではなく、「巨匠」と呼ぶ方がこの人にはふさわしいでしょう。


さて、4月のレ・ヴァン・フランセ以来のしらかわホール!
今回の席は舞台下手側のバルコニー席。
ピアノの鍵盤が良く見える上に、J席で半額!それでも5500円と結構お高め…。
オケならともかく、ソリスト1人の演奏会にこれだけの金額を出したことはなかったのですが、エイヤッ!と勢いで買ってしまいました。
結果的に判断は正しかったです(^^)

開演前に舞台上のピアノをいじっている人がいて、誰かと思ったらポゴレリッチ氏本人でした。
本番直前まで音の響きの確認に余念がないのでしょう。

いったん引っ込んで改めて登場。
ゆったりと客席にお辞儀をしてて、物腰は大変落ち着いているように見えました。
そして、大きな手で悠々と弾き始め、ポゴレリッチの悠久の世界に客席全員が巻き込まれていくのでした・・・。

とにかくじっくりした演奏。「こんなメロディーあったっけ?」というところがたくさん。
そして、聴いてる方も迂闊に息をしてはいけない雰囲気。
今にも止まってしまいそうな箇所もあってCDだと寝てしまいそう。
会場の張りつめた空気までは録音できませんからね。
曲が終わる度にこちらも「フーッ」と肩の力が抜けていました。

演奏のスゴさについては私の執筆力ではとても表現できません。
スローテンポで天上へ魂が飛んでいきそうなノクターンも忘れられませんが、
今回のハイライトはリストのピアノ・ソナタ!
冒頭に虚無へポツンと放たれる1音から、最後の臨終の1音まで、あたかも人の一生を見せられたかのよう!
充実した演奏でした。

終演後は拍手が止まらず、スタンディング・オベーションする人も続々と現れるほど。

最後に、気になる演奏時間はというと、
・ショパンのピアノソナタ→35分
・メフィストワルツ→20分
・ノクターン→10分
・リストのピアノソナタ→50分
でした。
やはりスローテンポだったようです。


ピアノ1人だというのに圧倒された演奏会でした。
そりゃあ来日して話題になるわけですよ。
賛否両論ありそうなピアニストですが、こんな人がいてもいいんじゃないでしょうか?

さて、来週の土曜は久々の名古屋フィルです。

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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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