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20120916兵庫芸術文化センター管弦楽団第54回定期演奏会


関西で一番聴いてみたかったオケです!
神戸に行く用事ができたので、何よりもまずオケの公演日を調べてチケットを確保しておきました(^^)

兵庫芸術文化センターは、阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとして発生10年後の2005年にオープン
その専属オケとして、「世界中の若手演奏家を育むアカデミー」を掲げ、団員は35歳以下、在籍最長3年間でオケを巣立っていきます。
本格プロの一歩手前で、フレッシュさとテクニックを兼ね備えたメンバーが揃うという、日本では無いタイプのオーケストラ。


チケットは3日間とも完売!4Fまで席がビッシリで圧巻!
佐渡さんの人気すごいな…。
取った席はバルコニーの端。音は悪いですが、オケのメンバーが良く見えたので満足です。


●メンバーと曲目
指揮:佐渡裕
演奏:兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)

ピアノ:ペーテル・ヤブロンスキー

ゲストコンマス:デイヴィッド・キム


ガーシュウィン:キューバ序曲
ガーシュウィン:ピアノ協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


2012年シーズン最初の演奏会だそうです。テーマは見ての通り「アメリカ」

佐渡さん登場でプレトーク。隠れテーマは「あこがれ」だそうです。
ガーシュウィンはポピュラー音楽出身なので、クラシック音楽を書くために勉強して、今回演奏するピアノ協奏曲を書いたという経緯とのこと。
(「ラプソディー・イン・ブルー」は編曲をグローフェという人に頼んでいる。)

オケの集客への取り組みがかなり熱心です。
ぱっと目に付いた点を挙げていくと、

<プログラムのメンバー紹介>
公演毎に参加してるメンバーはもちろん、首席を誰がやってるかまで書いてありました。
たいていのオケは全体のメンバー表しかないので、実際に誰が出てて首席やってるのか分からないんですよね~。

<曲目解説>
「3分でわかる今回の聴きどころ」という小難しい話無しの1ページ版の解説が高評価。
じっくり知りたい人には、一般的な4ページ版の解説も。

<料金が安い>
S席でも4000円!学生以外で最低1000円から聴けるオケというのは珍しい。

<公演が3日間>
えらく強気だと思いましたが、好循環で回っているのでしょう。
金・土・日も演奏会があれば、どこかは予定が空くものですし。演奏する側も効率がいいですし。

など。
リピートしやすい環境がかなり整っているという印象です。

9/13に名古屋でも演奏会があったらしいですが、こういったところは現地に足を運んでこそ分かってくるというもの。

あと、売店で『チケットを売り切る劇場-兵庫県立芸術文化センターの軌跡-』という本が売ってました。
「昨年度の稼働率は96・6%で、来場者数は約50万人。10回以上のリピーターが45%以上にのぼるなど公立劇場としては、国内トップレベルの運営実績」とのこと。
興味あるので、機会あったら読んでみますか。



さて、シーズン最初だからか、ゲストプレーヤーがすごく豪華!
クラリネットにシュミードル氏がいらっしゃったのはビックリ!ウィーンフィルの首席という大御所。
公演では、首席はあえて若手に任せ、横から見守っていたお姿が印象的。

また、コントラバスにはN響の吉田秀さん、ヴィオラには名古屋フィルから石橋直子さんが参加。石橋さんはPACの卒業生だそうです。
知らなかった人では、トランペットのウヴェ・ケラーさんが上手かった!前半のガーシュウィンで抜群の存在感でした。


演奏はというと、前半はガーシュウィン。
ジャズ好きな私としては魅力的なプログラムです。

シーズン最初を飾るのはキューバ序曲!
佐渡さんが間違いなく好きなノリノリラテンな曲。
クラーベのリズム「♪ターンタッタッ、ンタンタン」を拍子木が刻み、金管が咆哮して、音楽に乗せて踊りだしたくなります。
佐渡さんもグワッと腕を広げてオケの熱気を促します。
「題名のない音楽会」だったら観客の手拍子が始まりそうな曲ですが、さすがに今日はそんなことはなく。

2曲目ではピアノ協奏曲ではヤブロンスキー氏の登場。佐渡さんとは20年来の付き合いで、強い信頼関係があるそう。
元ジャズドラマー&大柄な体格、でガンガン弾くかと思ったら案外じっくり弾く方でした。
どうせだから第3楽章の冒頭とかもっと派手に弾いてほしかった気がします。
アンコールはドビュッシーの「花火」、意表をつかれた選曲でしたが、本人はかなり弾きなれているようでした。ブラボー。
(※youtubeに演奏映像がありましたPeter Jablonski - Debussy feux d'artifices


休憩挟んでメインの「新世界」へ。佐渡さんが初めてPACを指揮した曲らしいです。
第2楽章の家路のメロディーで抒情的に聴かせたあと、第3楽章のスケルツォ、第4楽章のアレグロと
どんどん観客を高揚させていくのはさすが佐渡さん!
期待通りで予想通りの演奏ではあるのですが、聴いた充実感がある「新世界」でした。

最後のアンコールは、ブラームスのハンガリー舞曲第1番でした。


地元だったらこりゃ聴きに行くな~、と思いましたね。このオケは。
プログラムも面白いし、実力派呼んでるし、また聴きに来たいものです。

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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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