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初めての大阪フィルの演奏会へ行ってきました!

大阪のクラシック界と言えば、大御所指揮者である朝比奈隆さんを抜きには語れないでしょう。
その御方が創立したオケを母体としているのが、現在の大阪フィルハーモニー交響楽団。
平日夜の公演ばかりで、勤務地が遠い身としてはなかなか聴きに行けないオケです…。


今回はたまたま予定が空いていたので、この機を逃してはならん!とチケットを確保。
しかも今回の公演は、

「常任クラスの指揮者が出演」+「マニアックな曲」=「外れ無し!」

という公式が成り立ちそうなので楽しみにしていました。
桂冠指揮者の大植さんの指揮もたぶん初めてです。


●メンバーと曲目
指揮:大植英次
演奏:大阪フィル

コンマス:崔 文洙

メゾ・ソプラノ:ステラ・ドゥフェクシス(子供)
アルト:インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
ソプラノ:天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
ソプラノ:レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
ソプラノ:アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
バリトン:セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
テノール:ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
バス:ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)

合唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
   大阪すみよし少年少女合唱団


ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲 第1番
ラヴェル:歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)


大阪フィルのプレトークって、事務局員さんが話して、質問に答えるんですね。珍しい。
客とのコミュニケーションの近さという点では良いのでしょうね。

また、プログラムの曲目解説が「~楽章は~形式」とかの定型文を素っ飛ばして、好き勝手語っていたのが面白かったです。ラヴェルと日本の関係について語りすぎ(笑)
ただ、首席の方々の名前が分からなかったですが…。


前半と後半でタイプが違う2曲が並びました。
最初はブラームスのピアノカルテット。
まずはオケのお手並み拝見。

第一印象:弦の音が太い!

ブルックナーとかの後期ロマン派を演ったらすごそう。
安定した弦楽の上で、管楽器が好き勝手できるという点では、この選曲は合っているのだと思います。

大植さんの“顔芸”もしっかり堪能させて頂きました(笑)
観てて面白い。そして分かりやすい。
後半のラヴェルでは一緒に口を動かしてました。
楽団員が難しい箇所を決めたら、「GOOD!」を出す指揮者を初めて見ました。

演奏では、何と言っても第4楽章。
ドライブっぷりがすさまじいことになってました。
コースアウトするんじゃないかとヒヤヒヤするぐらいぶっ飛ばしてましたが、一気に最後までゴールイン。
こんな派手な曲だっけ?
大植さんと大阪フィルのキャラが出てる演奏でした。


さて、後半。
“色彩の魔術師”ラヴェルによって、めくるめくファンタジーの世界へ…。
導入から、オケのあちらこちらから色とりどりの花火が打ち上がり、一気にホールの雰囲気を変えてくれました。

あらすじは、主人公の子供が宿題に嫌気がさして物に八つ当たりして壊してしまう。
「宿題なんかやりたくない。お散歩に行きたい。お菓子を全部食べてしまいたい」
すると、その壊れた物たちや動物たちが話し始めて、子供に非難の言葉を浴びせていく…。というもの。

オペラというと、ワーグナー、ヴェルディなどなど仰々しいイメージがあります。
しかし、この「子供と魔法」は軽く、肩を張らなくても聴けます。
場面がコロコロ変わってミュージカルに近いのかも。
猫が二重唱で「ミャーミャー」と歌ったり、小人の老人が「ミリメートル、センチメートル…」と早口で歌ったり、印象に残る場面が次々と飛び出します。
最後はストンと終わってしまい、高揚して興奮するような場面はほぼないので、好き嫌いは分かれそうです。

個人的に曲としては面白いですが、ソリスト+合唱団をこんなに使うほどのことか?と思ってしまいました。
なにせ編成はオケに加えて、ソリスト8人+合唱団(大人+子供)!
マーラーの「千人の交響曲」並みの大編成で、そうそうお目にかかれる光景ではありません。
金かかってるだろうなー。


ちなみに、この「子供と魔法」は滅多に演奏される機会が無い曲…とのことですが、
なぜかここ1年、ラフォルジュルネやN響で取り上げられてたりします。
しかも、サイトウキネンで小澤征爾さんが振るし!
隠れたブームにでもなってるんでしょうか。
プレトークによると、アメリカではポピュラーとのことです。



なかなか聴ける機会がないオケですが、会場で「大阪クラシック」という音楽フェスのパンフを配っていました。
大フィルが中心となり、大阪交響楽団や日本センチュリーと協力して、大阪のあちこちで音楽の演奏をするというもの。(関西フィルとは仲悪いのかな?)
今年は9/8~14、公演数ナント100!無料の公演も多数。
とりあえず、手帳にはメモっておきました。何かしらは聴きに行くことでしょう。


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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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