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20190223 名古屋フィル第465回定期~レム『ソラリス』~

●メンバーと曲目
指揮:アントニ・ヴィット
演奏:名古屋フィル
ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ

コンマス:田野倉雅秋


藤倉大:『ソラリス』組曲(世界初演)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
(※アンコール プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 作品115より第2楽章「主題と変奏」)
チャイコフスキー:交響曲第5番



久々のヴィットさんの指揮。
前回は2016年10月の定期でした。
[藤倉大:レア・グラヴィティ、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:プレトニョフ)、シベリウス:交響曲第1番]

ソラリス


開演に先立ち、ロピコン&プレトーク。
プレトークでは、藤倉さん本人がご登場して曲の解説。
弦のトレモロがソラリスの海を表すとか、小説の『ソラリス』を基にしたとか。
ただ、持ち時間10分強は短すぎたと思います。
どの場面をどう音楽にしたのか、どう苦労したのかをじっくり伺いたかった。


1曲目は『ソラリス』組曲。
原作小説はずっと積読になっていた作品だったので、この演奏会を機に読了。
未知の生命体との遭遇、過去との対峙、男女の愛など、多くの要素が詰まっている名作で、これを藤倉さんが『ソラリス』をどう音楽化したのかが楽しみでした。

冒頭の不協和音の弦の響きから引き込まれ、全体に漂う不穏さが最高に好みでクールな曲でした!
録音欲しい…。
チャイコフスキーを目当てに来た人たちは茫然としていただろうな(笑)
小説版を基にしたとのことで、人とは相容れない存在であるソラリスを音で表現したいという意気が伝わってきました。
チェレスタとビブラフォンの使い方も印象的。
東京でのオペラは聴きに行けなかったので再演してほしいです。

「Opera SOLARIS Theater Augsburg - Trailer」



2曲目はヴァイオリン協奏曲。
緊張の糸が張り詰める『ソラリス』から一転、安心して聴ける曲に。落差が激しい。
初聴かと思っていたら、2010年1月に読響で聴いていたらしい…。
地味めの曲なので印象が薄かったようです。
ヴァイオリンの音色が艶があって良かったです。
ストラディヴァリウスのドラゴネッティという名器らしく、その音を引き出せるエーベルレさんはかなりの技量なのでしょう。

そして、メインはチャイコフスキー。
聴いて良かった!
ヴィットさんは、分厚く盛り上げるところもあるけど、落とすところはしっかり落として旋律を聴かせるベテランらしい演奏。
そうそうこういう演奏を求めているのですよ。
そして、指揮姿がお歳を感じさせないエネルギッシュさでした。
腕をブルブル振るわせていて、オケにちゃんとタイミングが伝わるのかなと思いつつも、すごい気迫!
第2楽章のバランスも好み。フィナーレは音を引っ張る引っ張る。
暗譜でツボを押さえて流れを作り、オケがそれに応えるという名演でした!

第2楽章の安土さんのホルン大ソロ素晴らしかった! ホールを包み込む温かい音。


さて、会場で来年度のシーズンプログラムが配布されていました。
楽しみなのは、何と言っても12月のカンブルランの舞踏プログラム!
あとは3月のカワケンさんのオマージュプログラムというところでしょうか。
他にも色々聴きたい曲があるので、楽しみです。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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