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20210224 コバケン祝祭演奏会

名古屋での小林研一郎80歳記念祝祭演奏会へ行ってきました。
コバケンさんの演奏会は久し振りでしたが期待通りの熱演でした!

全身を使って伝える気迫がすごい。

感極まって海老反りしたり、指揮棒が天上を差したり、見ている方は面白い。
結構小柄なのにどこからあのパワーが出てくるのか。
これを受け止めるオケは大変そうですが、それに応えた演奏を返す意気込みが良かったです。

●メンバーと曲目
指揮:小林研一郎
演奏:名古屋フィル

チャイコフスキー:交響曲第4番
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』


元々は2020年3月22日の公演でしたがコロナ禍のせいで約1年延期に。
文字通り待ちに待っていたコンサートでした。
まずは無事に開催できたことを祝しましょう。

コバケンこと小林研一郎さんと言えば、日本人指揮者の重鎮の1人。小澤征爾さんの5歳下。
また、「炎のコバケン」という異名を持ち、すごく熱い演奏をするので演奏会で1度聴いたら忘れない指揮者でもあります。

ちなみに、チャイコフスキーはコバケンのちょうど100年前の1840年の生まれだそう。


本命は後半の交響曲第6番。

たぶんチャイコフスキーでは1番聴いている曲。4つの楽章それぞれに魅力があるんですよね。

第3楽章がイケイケの行進曲で大盛り上がりになってここで曲が終わるかと思いきや、第4楽章が哀切あるメロディーで始まって一気に絶望のドン底に叩き落されるという意外性が面白い曲。最初に聴いた時はビックリ。

この2つの楽章をコバケンがどう料理するのかが楽しみでした。


第3楽章は意外とテンポが変わらず、落ち着いて盛り上げていた印象。

イケイケドンドンでがむしゃらに突っ走る解釈の演奏も聴いたことがあるので、これは80歳の余裕の表れか?


コバケンらしいなと思って印象的だったのが第4楽章。

絶望感が漂う楽章の中でいっとき高揚する場面で、炎が燃えること燃えること!

命が消える前の最後の輝きのように。

それだけにラストの音が消え入っていく場面が対比的になって余韻が引き立ちました。

指揮棒が下りるまで拍手するような観客は誰もいませんでしたね。

前半の交響曲第4番も普通ならトリでもおかしくない曲。

というか4番と6番という体力を使う2曲を1回の演奏会で80歳に振らせるとはなかなかの拷問だと思うんですが、それを引き受けてこなしてしまうのがコバケンのすごさですね。


好きなのは第3楽章。弦楽器が弦をはじいてメロディーを奏でるピチカートに弱いんです。

波打つような音のアップダウン。行進曲と交互に出てくるのが面白い楽章。

そして第4楽章は冒頭から爆音。

かき鳴らす弦楽器、高らかに金管楽器。そして怒涛のフィナーレへ。

思わず「ブラボー」と言ってしまった人の気持ちは分かります。

(コロナ禍では大声は出さず拍手だけにしろと周知はされているんですが…)


80歳でも衰え知らずの気迫を感じた演奏会でした。

願わくは90歳記念も元気に振ってもらえればなと思います。
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syllable

Author:syllable
出身:横浜
在住:三重→兵庫→三重(現在)
クラシックを中心にジャズやJ-POPなどを聴いています。
神奈川フィルを応援してます!

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